Q 「朱色」ということばは、シュイロと読むのでしょうか、シューイロと読むのでしょうか。 A シューイロという発音も用いられていますが、シュイロのほうが一般的です。 <解説> 「朱色」については、調査の結果、「シュイロと言う」という人が7割近くになりました。「朱」はシュ、「色」はイロと読むからシュイロだということになり、一見、当たり前に感じられますね。ですが、その背景はそれほど単純ではないのです。 もともとシュイロという発音をもつことばがシューイロのように長く発音されることを、「長呼(ちょうこ)」と言います。同じように長呼がよく起こることばとして、かつてこのコーナー(2002年12月)でも取り上げた「女王」があります。ジョーオーは実際にはよく使われているのですが、今のところ、漢字どおりに読んだジョオーのほうが規範的な形だということになっています。 「朱色」 シュイロ [長呼]シューイロ 「女