なぜ今まで気付かなかったのか。 青空文庫やプロジェクト杉田玄白に登録された仕事でもおなじみ大久保ゆうさんがかの名作『素晴らしき哉、人生!』の字幕版を公開している! 『素晴らしき哉、人生!』(完成版Ver. 1.00) 大久保さんによるあとがきもお読みいただきたい。この映画についてワタシが付け加えることはこれ以上何もない。
Title Sequence、つまり映画の始めに流れるタイトルバックですが やはりこの方、ソール・バス(Saul Bass)が最高。 デザインとはこう言う事言うのです、と言い切りたくなります。 デザインと言う物は世の中に必要なのかどうか、みたいな議論も ありますが、こういうのを見ると私はデザインは決して無駄な物で はなく、楽しくさせてくれる物なんだなと思います。 おかしなおかしなおかしな世界 ※最もソウル・バスらしいと言っても過言ではない。この楽しさ! 80日間世界一周 ※こちらも有名。これだけで世界旅行した気分です。 サイコ ※この作品もそうなんです!このシンプルさ、痺れる! 北北西に進路を取れ ※格好良さの極めですね。 めまい ※渋いなぁ。渋すぎる!まいった。 ウエスト・サイド物語 ※これなんだろう?と思ったら最後にそうきましたか!と。 ※ウエスト・サイド物語はエンディングも発見!これ
実に日本らしい映画を観た。ある意味究極の日本映画だ。 昭和38年公開の「武士道残酷物語」である。原作は「シグルイ」でお馴染みの南条範夫。監督は左翼の巨匠今井正である。ベルリン映画祭で金熊賞に輝いた。 この作品は実に狂っていて、恋人が自殺未遂したのをきっかけに、現代青年であるサラリーマンがどういうわけか「これは自分の一族になにか理由があるのでは……」と実家に戻り、過去を調べるというもの。するとそこには七代にまたがる血の歴史が存在した。ジャーン……という話。 江戸時代初期から明治時代や太平洋戦争を経て現代まで。主人公の血筋である飯倉家の悲惨な歴史が七つも語られるのだが(老け役から少年まで中村錦之助が全部演じる)、おおかた話はすべて一緒である。「変態で冷酷で意地悪な権力者にあの手この手で虐められる」×7というハードコアな仕様なのだ。 例えば一話目では農民一揆(たしか島原の乱)に手こずった殿様(東
いやあエントリーが2週間も滞り大変申し訳ありません。 とりあえず死んでないぜ、生きているぜ(苦笑)って証としてちょこっとエントリー。 えーご心配いただいた読者の皆様(←いるのか?)、ご安心下さい、不肖・木走は生きております。 とにかくリアルな世界の仕事で完全にドツボにはまっておりまして、ブログの更新が2週間もできない状態が続いたのであります。 とんだプロジェクトの臨時リーダーになっちまいまして、不利な状況の中、最後の反撃を試みた、第二次大戦でのドイツ陸軍、戦車団の大将の気分でございます、トホホ。 バルジ大作戦 バルジ大作戦(Battle of the Bulge)は、第二次世界大戦におけるバルジの戦いを描いた1965年公開のアメリカ映画。ケン・アナキン監督。 陸戦、特に戦車部隊を扱った米国製映画としては、最優秀作品と評価される。 当時のスペイン陸軍の装備を借りてロケしたため、登場する戦車等
ヒロシさんが選んでくださいました~ ホントですか~? メチャメチャ、センスが良いではないですか! どれも大好きですよ。 こちらは、先週発売になったばっかり。 発売前から楽しみだったのです。 映画音楽のサントラと、イタリアの歌手による哀愁ソングの詰め合わせ。 映画音楽のほとんどはイタリア映画ですね 60年代が多いですが・・・ 「ガラスの部屋」は、レイモンド・ラブロック主演の同名映画の主題歌で、 ヒロシのBGMでお馴染み。 そういえば、ラブロックって美形でしたよね~ 一時期、凄く人気があったんだけど、どこに行っちゃったんでしょ。 なぜか、私、彼のインタビューソノシートも持ってます・・・ この曲、もしかして、途中で 「ヒロシです・・・」 の声が入るかと思ったけど・・・ 大丈夫でした(笑) 「愛は限りなく」 を歌っているのは、「雨」でお馴染みのジリオラ・チンクエッティ。 サンレモ音楽祭の優勝曲、収
すごいものを見てしまった。先日、小説の取材でちょっと上京したのだが、その折に渋谷のシネマヴェーラで封印映画の「スパルタの海」を見てきた。 これは83年に戸塚ヨットスクールのスパルタ教育について映画化したもので、ちょうど公開となったところで相撲部屋よろしく暴行致死事件が明るみになってお蔵入りとなった作品である。 戸塚ヨットスクールを支援している団体がこの映画の権利を東宝東和から買い、DVDを通販で売っているという話を聞き、正直なところスパルタ教育が好きな都知事イズムに染まった人達向けのくだらないプロパガンダ映画だと思っていたのだが、それは大きな間違いであった。人の価値観を揺さぶる薫り高い文学性を感じさせる怪作品であった。おそらくそのノリは「シグルイ」や梶原一騎のカラテ作品や「愛と誠」、それにリチャード・バックの「かもめのジョナサン」のような現代社会とは相容れない(同時に人を魅了してやまない)
←Horrors of Malformed Men 恐怖奇形人間(東映) 生きてて良かった! と心の底から思える今日この頃。あの、永遠に入手不可能かと思われた、石井輝男監督の『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』DVDをついに入手できました! 確か10年ほど前でしたか、この映画が東映からビデオ化されるってんで、心待ちにしておったんですよ。それがタイトルと内容が何か問題あったのか、オクラ入りになってしまったんです。 すごくガッカリしたんですが、このまえ町山智浩さんのブログでアメリカでDVDになったと知り、あわてて注文したら、あっけなく届きました。町山さんのエントリはこちら。 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070815 この映画、カルトの中のカルト作品として80年代にはよく文芸地下や大井武蔵野館なんかの名画座でかかってました。俺5回は見たと思うんだけど、見る度に
アメリカ最大の保険会社の一つであるAllstateが放送した大がかりなCMの製作風景の写真です。1980年のアクション映画「ハンター」のカーチェイスシーンを基にしているそうで、マリーナタワーの駐車場の18階から飛び出してシカゴリバーに落下しています。 詳細は以下から。 It's Knuttz - Car jumping from a building - insurance ad マリーナタワーからジャンプ。 一緒に写っている点のような物は人形です。 そしてシカゴリバーにダイブ。 環境に配慮してちゃんと引き上げます。 激しくボコボコ。 現場で撮影されたムービー。 YouTube - Car free falls 18 stories into Chicago River 以下が実際にできたCM。 YouTube - Allstate - Marina Towers 60-second Sp
ハウスカットのなかでは、どちらかというと 地味な存在だが、これはぜひ紹介しておきたい。 ベースは映画シャレードや、歩け、走るな(東京ロケ!)で ケイリー・グラントが着ていたナチュラルショルダーのスーツです。 若き日のグラントはサヴィルロー仕立て6ボタンのダブルブレストスーツ、 ソリッドタイのきれいなディンプルが印象的で、それはそれで格好いい。 だが北北西へ進路を取れや、ヘップバーンと競演したシャレードあたりでは、 すっかり肩の力が抜けてアメリカントラディショナルに宗旨変えする。 これが、今日の目で見てもため息が出るほど素敵だ。 日本ではアメリカントラディショナルといえばVANのイメージが強い。 現在売られている商品も1960年代IVYブームの影を引きずっていて、 私の目から見ると、やや子供っぽく映ります。 愛好者の皆さんがそれを求めているのだから文句はないけれど。 バタク ハウスカットで提
初代ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーのために ローマきってのサルト、アンジェロ・リトリコがデザインし、 アンソニー・シンクレアが仕立てた通称ボンドスーツ。 ハウスカットのJ.Bモデルは、ロシアより愛をこめてで ボンドが着用したモデルをベースにしている。 代官山バタクのカスタマーにはこの型ひと筋、 という方がなん人もいて、シーズン毎に 生地を変えてはビスポークしています。 なかにはワルサーPPK用ホルスターを装着して 仮縫いに現れるマニアもおられるとかで、ちょっと怖い。 (アレ、これはテイラーケイドで聞いた話だっけ) さて、スクリーンに登場してから45年。 ここまで私たちを引き付ける魅力はなにか。 その答は男らしさの表現にあります。 サヴィルローの伝統的なスーツが貴族的エレガンスを 具現化していたのに対し、ボンドモデルは 当時のコンティネンタルスタイルを大胆に取り入れ、 男性の逞しさを
クラシック曲ですが、サントラでもあります。 弦楽のためのアダージョ / サミュエル・バーバー 名曲~! 私の好きな映画、 1986年の アメリカ映画 「プラトーン」 に使われている曲として有名。 この映画は、オリバー・ストーン監督で、ベトナム戦争の悲惨さをリアルに描いた、 アカデミー賞4部門受賞作品。 ちょうど、同じ年に 「トップ・ガン」も公開されましたが、 映画は社会派が好みなので、こちらの方が好きです。 DVDも持ってる ♪ この曲は、映画 「エレファントマン」、ドラマ 「冬のソナタ」 にも使われたんですよね。 ドラマ 「華麗なる一族」 の最終回でも聴いたわ。 あとは 「のだめカンタービレ」 (観てないけど・・・汗) 非常に荘厳なイメージの曲なので、元々、葬送の曲として知られています。 ジョン・F・ケネディの葬儀、米多発同時テロの1年後の追悼式、などでも使われましたが、 最近では、ヒー
ラロ・シフリンと言えば、 私の場合, 映画 「燃えよドラゴン」 のテーマ曲を 死ぬほど?聴いたわけですが、 映画音楽の巨匠でございます。 そんな彼が、得意のクラシック、バッハの「トッカータとフーガ」をジャズアレンジ。 それが、1曲目の 「タワーリング・トッカータ」 この曲は、さすがに、どなたもご存知では? ♪ ちゃらりーん 鼻から牛乳~ ♪ ( by 嘉門達夫 ) でもお馴染みですよね (?) ジャズアレンジと言っても、 何せ、「ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦)」 を作った彼の事、 どこかサスペンス映画調で、ノリの良い曲になっております。 出身はアルゼンチン。 パリ音楽院でクラシックを学んだ後、 ニューヨークのディジー・ガレスピー楽団で、アレンジャー、ピアニストとして活躍。 映画音楽では、他にも 「ダーティー・ハリー」 「ブリット」 「エアポート ’80」 なども手がけております
◆ 『ペイネ・愛の世界旅行』 オリジナル・サウンドトラック (各種廃盤) フランスの画家、レイモン・ペイネの作画による、1970年代に上映されたアニメ。 数年前、恵比寿ガーデンシネマにてリバイバル上映された際に初めて観ました。 「バレンチノ」 と 「バレンチナ」 というアベックの、 メルヘンと愛に溢れた世界一周旅行の物語。 以下、映画のオープニング・シーン・・・↓ 場面はどこかの戦場。爆音が轟き、硝煙が空を覆い、巨大な爆撃砲が強いショックではね上がる。これらのシーンがハイコントラストで、しかも早いテンポで変わるその下に、恋人たちが手をとりあってスクリーンの左から右に何度も何度も駆け抜けていく。 『ペイネ・愛の世界旅行』のオープニングシーンは、作品全体を表現する意味においてきわめて象徴的です。 (引用元:http://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/cinema/pa
デジタルメディアの台頭とともに「あらゆる映画が見られる」ようになったといわれる今日、映画批評はどう変わったのか。その本道はどこに求められるべきか。蓮實重彦氏に聞く。 (インタビュー/構成:三浦哲哉) 目次 1.データベース化の幻想 2.反復する顔、しない顔 3.70年代の映画批評 4.リアルタイム批評のすすめ──マイケル・マンか、ガス・ヴァン・サントか 1.データベース化の幻想 ──1994年に『シネティック』の関口良一さんがなされたインタビューの中で、蓮實先生は、あらゆるものが見られる状況になったことで、映画を巡る言説は多様化するのではなく、かえって単調なものになっている、と述べておられます[1]。それから約10年が過ぎましたが、大状況としてはこの発言を追認せざるをえないかと思います。今回のインタビューでは、まず先生が述べられたこの見解を念頭に置きつつ、映画批評における歴史性について、メ
あの若大将が今度はビッグビートに挑戦だ! http://www.youtube.com/watch?v=-jVzMGZDz3A ◆作品解説加山雄三を“永遠の若大将”として世に知らしめた青春ドラマシリーズ第20弾。アメフト部の部長・雄一が、車両事故の賠償金を稼ぐため「勝ち抜きブレイクビーツ合戦」に参加する。この映画から「夜空の星」「君といつまでも」「The Rockafeller Skank」などのヒット曲を生み出し加山雄三の人気を決定付けた。その後'98年に発表された2ndアルバム『You're Come A Long Way Baby』はBig Beat(ビッグビート)の象徴的なアルバムとなり、'98年ベスト・アルバムといわれるほど全世界で爆発的な盛り上がりをみせた。加山雄三の登場でそれまでのクラブ(ダンス)ミュージック+ロックという図式が決定的なフォーマットとなりビック・ビート・シーン
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