砂漠の街アステロイド・シティを舞台に描かれる、ちょっぴり変わった人たちによる、ちょっぴり変わった群像劇。独創的な世界観で映画ファンを魅了してきたウェス・アンダーソン監督の最新作、『アステロイド・シティ』。 ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーら常連組に加え、今作にはスカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホークらがウェス・アンダーソン組に初参加。これまで以上に豪華キャストが集結した。 という訳で今回は、話題作『アステロイド・シティ』についてネタバレ解説していきましょう。 映画『アステロイド・シティ』(2023)あらすじ 時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家