イランのアブドラヒアン外相(写真)は米NBCのインタビューで、同国が19日に受けた攻撃を調査しているとし、現時点でイスラエルとの関連は証明されていないと述べた。スリランカ・コロンボで2月撮影(2024年 ロイター/Dinuka Liyanawatte) [ワシントン/カイロ 20日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は米NBCのインタビューで、同国が19日に受けた攻撃を調査しているとし、現時点でイスラエルとの関連は証明されていないと述べた。
イランの国連代表部は13日夜(日本時間14日午前)、X(ツイッター)への投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及した。イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した形だ。 ただ、イラン国連代表部は同じ投稿で「イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応はかなり厳しいものになるだろう」と警告。「これはイランとイスラエルの対立であり、米国は距離を置かなければならない」と介入をけん制した。
イランとサウジアラビアが外交関係の正常化で合意したことを受け、イランと敵対するイスラエルは中東外交の戦略見直しを迫られそうだ。ネタニヤフ政権は内政で混乱を抱えているほか、外交でも課題に直面することになる。 「(イスラエルにとって)完全な失敗だ」。最大野党党首のラピド前首相は10日夜、今回の合意をネタニヤフ氏の「ミス」だと主張し、強く非難した。 2016年にイランとサウジが断交し、アラブ諸国とイランの溝が深まる中、イスラエルは「対イランでの連帯」を掲げ、敵対していたアラブ諸国との関係構築を目指してきた。イスラエルは諜報(ちょうほう)情報などを各国に提供して懐柔。米国のトランプ前政権の仲介もあり、20年にはアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなどと国交を正常化することに成功した。
中国・北京で握手を交わす習近平国家主席(右)とイランのイブラヒム・ライシ大統領。イラン大統領府提供(2023年2月14日撮影)。(c)AFP PHOTO / HO / IRANIAN PRESIDENCY 【2月14日 AFP】イランのイブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)大統領は14日、中国を訪問し、習近平(Xi Jinping)国家主席と会談した。国営メディアによると、習氏はイランと「連帯、協力している」と両国関係を称賛した。 国営メディアによると、習氏は「現在の複雑な転換期にある世界で、両国は相互に支援し、連帯かつ協力している」と述べた。 ライシ氏は3日間の訪中で、貿易や経済関係を強化したい意向。両国は既に、エネルギーや農業、貿易、投資などの分野で強固な経済関係を構築しており、2021年には、経済や安全保障分野の協力を強化する25年間の協定を締結した。 イランと中国は、ロシ
アメリカ大統領選挙でトランプ大統領の敗北が確実になったことを受け、イランのロウハニ大統領は8日、「アメリカの間違った政策が国民によって糾弾された」などと述べました。 ロウハニ大統領は、アメリカ大統領選挙の結果を「過去3年のアメリカ政府の有害で間違った政策が世界の人々だけでなく、アメリカ国民によっても糾弾された」と評価しました。 その上で、勝利を確実にしたバイデン氏に向けて、「次期政権は今こそ過去の過ちを償い、再び国際的な義務に従うべきだ」と述べ、核合意から離脱し、イランへの経済制裁を強化したトランプ政権の政策を見直すよう求めました。 また、ロウハニ大統領は「相手が責任ある態度で国際的な義務に従う限り、イランは常にその義務に従ってきた」とも述べ、「世界と建設的な関係を築くことは我々の戦略でもある」と強調しました。
中東のホルムズ海峡付近で2隻のタンカーが攻撃を受けた事件をめぐり、イランの関与を主張するアメリカのシャナハン国防長官代行は「国際的な合意を形成する」と述べ、イランの責任を国際社会に訴えるために証拠をさらに公開していく考えを示しました。 中東のホルムズ海峡付近のオマーン湾を航行していた2隻のタンカーが攻撃された事件について、アメリカはイランが行ったものだと非難し、その証拠としてイランの「革命防衛隊」がこのうち1隻の船体から不発の爆弾を取り外す様子をとらえたとする映像を公開しました。 アメリカのシャナハン国防長官代行は14日、国防総省で記者団に対し、原油輸送の大動脈となっているホルムズ海峡の重要性を指摘したうえで「私とボルトン大統領補佐官、そしてポンペイオ国務長官は、この問題に対する国際的な合意を形成することに力を入れる」と述べ、政権として、イランの責任を国際社会に訴える考えを示しました。 そ
訳:🇮🇷イラン最高指導者ハメネイ師の公式スレッド 1/ 「我々は、米国がイランとの誠実な交渉を望んでいるとは全く考えていない。なぜなら、トランプのような人物に誠実な交渉など望むべくもないからだ。誠実さは、米国政府の人間からは極め… https://t.co/vzo1dwbvB1
米国とイランの緊張緩和のための仲介を目指して行われた安倍晋三首相の2日間のイラン訪問は12日、ロハニ大統領と、13日、最高指導者ハメネイ師との会談を行ったが、13日にホルムズ海峡であった日本のタンカーなど2隻への砲弾攻撃によって、国際ニュースから吹っ飛んでしまった。イランでの報道をみると、米イランの仲介という点では、安倍首相の訪問は完全に失敗だった。それに止まらず、状況は対話とは逆方向に進んでいることを印象づける結果となった。 安倍首相とハメネイ師の会談について、首相官邸サイトでは次のように書いている。 イランの最高指導者である、ハメネイ師と直接お目にかかり、平和への信念を伺うことができました。これは、この地域の平和と安定の確保に向けた大きな前進であると評価しています。またハメネイ師からは、核兵器を製造も、保有も、使用もしない、その意図はない、するべきではないとの発言がありました。 一方、
イラクの首都バグダッドで共同記者会見に臨むイラクのムハンマド・アリ・ハキム外相(右)とイランのモハンマドジャバド・ザリフ外相(2019年5月26日撮影)。(c)SABAH ARAR / AFP 【5月27日 AFP】イラクのムハンマド・アリ・ハキム(Mohammed Ali al-Hakim)外相は26日、同国の首都バグダットを訪問しているイランのモハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相と会談し、会談後の共同記者会見でイラクが「隣国イランを支持し、経済制裁は不必要だ」との考えを示した。 ザリフ外相の隣国イラク訪問に先立ち、米政府は中東に兵士1500人の増派を決めていた。こうした中、イラクは同盟国である米国とイランの間で板挟みになっている。 ザリフ氏は会談後の共同記者会見で「われわれは現在、イランに対する戦争のあらゆる策動を、経済上であれ軍事上であれ、撃退し
米国のドナルド・トランプ大統領(左)と、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(2018年6月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAUL LOEB AND ROSLAN RAHMAN 【6月11日 AFP】イラン政府は11日、米朝首脳会談の見通しについて否定的な見解を示し、米政府の約束に強く警戒するよう北朝鮮政府に対して呼び掛けた。 同国の首都テヘランでバフラム・ガセミ(Bahram Ghasemi)外務省報道官は記者団に対し、「米国の振る舞いやアプローチ、意図について、われわれは非常に懐疑的であり、米国の行動を完全に悲観的に見ている」と述べた。 また「当面の間、われわれは米国の振る舞いに対して楽観的になることはできない。また、北朝鮮政府はしっかりとした警戒心をもってこの問題に臨まなければならない」としている。 ガセミ報道官は、2015年に結んだイランとの核合意など、複数の国際合意から離
イランのハッサン・ロウハニ大統領(2018年4月25日撮影)。(c)AFP PHOTO / ATTA KENARE 【5月8日 AFP】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は7日、欧米など6か国と2015年に結んだ核合意について、米国が離脱しても他の調印国が残留するならイランも合意にとどまるとの意向を示した。 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、イラン核合意に関する決定を8日午後2時(日本時間9日午前3時)に発表する予定。 ロウハニ大統領はイラン大統領府のウェブサイトを通じ「われわれが核合意に求めるものが米国以外の調印国によって保証されるか、そうでない場合にわれわれが独自の道を進むかだ」と表明した。 米国以外の調印国である英国、中国、フランス、ドイツ、ロシアは、トランプ大統領に合意にとどまるよう求めている。 ロウハニ大統領は6日、米国が核合
イランのモハンマドジャバド・ザリフ外相(2018年3月13日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / ASIF HASSAN 【4月22日 AFP】イランのモハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相は21日、欧米など6か国とイランの間で2015年に結ばれた核合意を米国が破棄した場合は、核濃縮を「精力的に」再開する用意があり、さらに強硬な措置も検討していると警告した。 ザリフ外相は訪問先の米ニューヨークで報道陣に対し、イランは核兵器保有を目指してはいないが、米国が合意から離脱すれば対抗措置として核爆弾の主要な材料であるウランの濃縮活動を再開させることは大いにあり得ると語った。 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、対イラン経済制裁の解除と引き換えにイランの核開発活動を制限する2015年のイラン核合意の「欠陥の修正」を欧州諸国に求めてお
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