福島民報社は福島テレビと共同で福島県民世論調査(第38回)を実施した。安倍晋三元首相の葬儀を全額国費で負担し、敬意と弔意を国全体で示す「国葬」の賛否を尋ねたところ、「反対」が66・3%を占め、共同通信社が同時期に実施した全国電話世論調査と同様の傾向となった。政府の国葬を巡る対応に国民が疑念を抱いている状況が改めて浮き彫りとなった。 安倍晋三元首相の国葬の賛否に関する回答結果は「反対」が66・3%と過半数だったのに対し、「賛成」は21・4%、「わからない」は12・3%だった。 「反対」とした回答者の割合を年代別にみると、18~19歳が100%と最も高く、60代が73・1%、30代と40代が各71・4%で続いた。最も低い割合でも20代の55・6%で、全世代で「反対」が「賛成」を上回った。男女別では、「反対」と答えた割合が女性は66・7%、男性は65・9%だった。政府が国葬を推し進めようとしてい