米・The Hill紙のセクション“Changing America”に、2022年11月8日付で記事“Brooklyn Public Library president says now is “a time to act” in fight against book bans”が掲載されました。 禁書に関する米・ブルックリン公共図書館長兼CEOであるジョンソン(Linda Johnson)氏へのインタビュー記事です。記事では、米国で禁書の対象となっているタイトルのほとんどがLGBTQを主人公としたもの、性同一性をテーマとするもの、有色人種が主人公であるものであることが判明したとし、近年の検閲の波が、はるかに組織化されているとしています。 ジョンソン氏はインタビューで、増加する禁書に困惑している保護者はPTAに積極的に参加すべきであり、選出された役員は学校を襲っている検閲の波に光を当てる
ニューヨーク公共図書館(NYPL)の中央館にあたるスティーブン・A・シュワルツマン図書館の改装計画について、ピューリッツァー賞受賞作家であるエドムンド・モリス(Edmund Morris)氏らを原告とする訴訟がおこされたとのことです。NPOのAdvocates for Justiceによる訴訟に続いて2つめのものとなるようです。なお、ゴールは類似のものとなっているようです。 New York Public Library Is Sued Over Book Plan(New York Times, 2013/7/10付け) http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2013/07/10/new-york-public-library-is-sued-over-book-plan/?ref=arts Second Lawsuit Filed Against NYPL
2013年6月21日、英国国立公文書館(TNA)が、英国国防相のUFOデスクにより作成された、2007年末から2009年11月までのUFOファイルを公開しました。TNAは2008年から、過去のUFOファイルを9回に分けて順次公開してきましたが、UFOデスクが2009年に閉鎖されたため、今回公開されたファイルが最後のものになります。今回公開されたファイルは、4,400ぺージにわたる、UFO政策、往復書簡、UFOの目撃レポート等を含んでおり、1ヶ月間無料でダウンロードできるとのことです。 TNAが紹介するファイルのハイライトは以下の通りです。 ・奇妙な光を目撃した少女から届いた、UFOの真実について質問する手紙(エイリアンがUFOから手を振っているイラスト付き。)UFOデスクは返信とともに英国空軍グッズを送った。 ・UFOホットラインを介して届いた、しばらくの間「エイリアンと暮らした」人物から
『華氏451度』などのSF作品で知られ、2012年に亡くなった作家レイ・ブラッドベリ氏の蔵書が、米イリノイ州のウォーキガン公共図書館(Waukegan Public Library)に寄贈され、受け入れの準備が進められていると報じられています。 1920年にウォーキガンで生まれたブラッドベリ氏は、1934年にロサンゼルスに引っ越してからは生涯を米西海岸で過ごしたものの、ウォーキガンを愛し続け、蔵書の遺贈に至ったとのことです。 コレクションの中には貴重な初版本やサイン入り本も含まれるほか、ブラッドベリが所有していた4つのタイプライターのうちの1つなども含まれています。ウォーキガン公共図書館の職員らはこれらのコレクションを用い、ブラッドベリ氏に関する永続的な展示を行うことを計画しているそうです。 Ray Bradbury book collection going to Waukegan li
2013年6月14日に、アルゼンチン国立図書館(Biblioteca Nacional Mariano Moreno)が、同館の敷地内に同国の作家にして、元同館の館長でもあったホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)のモニュメントを設置しました。 Monumento homenaje a Jorge Luis Borges en la Biblioteca Nacional (Biblioteca Nacional Mariano Moreno) http://www.bn.gov.ar/actualidad/eventos.php?page=&safe=1802-monumento-homenaje-a-jorge-luis-borges-en-la-biblioteca-nacional&CurrentMonth=&fecha=&categoria=&texto=
2013年5月22日、英国図書館(BL)は、ジョン・レノン直筆の手紙や「Strawberry Fields Forever」の歌詞等がBLに寄贈されたことを発表しました。今回の寄贈は、イングランド芸術評議会(Arts Council England:ACE)によって施行された”Cultural Gifts Scheme”に基づいたものです。”Cultural Gifts Scheme”とは、英国民あるいは英国の利益になる重要な芸術作品や文化遺産を英国に寄贈した英国納税者が、減税措置を受けられる政策です。 BLの発表によると、今回の寄贈を行った、ビートルズの公式伝記の著者でコレクターのHunter Davies氏は、氏のビートルズコレクションが一か所にまとまった形で一般公開されることを望んでおり、BLは申し分のない場所であると述べているとのことです。 John Lennon Letters
2013年4月11日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)は2012年12月のAAP月次報告”StatShot”を公表し、米国での2012年商業出版社純収益が前年比6.2%増であると発表しました。AAPの統計によると、純収益において電子書籍が占める割合は、2009年の3.17%から2011年の16.98%、そして2012年の22.55%へと急激に増加しているとのことです。 RADE PUBLISHERS’ NET REVENUE GROWS 6.2% FOR CALENDAR YEAR 2012(AAP、2013/4/11付け) http://www.publishers.org/press/101/ Statistics: Ebook Sales Made Up 22.5% of U.S. Trade Publisher Reve
2013年4月1日、東京大学経済学図書館・経済学部資料室は「西洋古典籍デジタルアーカイブ」を正式公開しました。 「西洋古典籍デジタルアーカイブ」には、アダム・スミス文庫(214点)、メンガー文庫(80点)、古典籍(貴重図書、193点)があり、このうちメンガー文庫は学内限定公開となっています。 西洋古典籍デジタルアーカイブ http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?page_id=3760 西洋古典籍デジタルアーカイブの正式公開 (東京大学経済学図書館・経済学部資料室 2013/4/1付けの記事) http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?p=3708
2013年3月26日付けのNational Geographicが“Curious Cat Walks Over Medieval Manuscript”と題した記事を掲載しています。 サラエボ大学のEmir O. Filipović氏が、クロアチアのドゥブロヴニク文書館に納められている15世紀の文書史料を閲覧中に、猫の足跡が残されていることを見つけてTwitter等で紹介したところ、話題となったことを取り上げたものです。記事にあるように、中世文書の解読トレーニングができるウェブサイト“Interactive Album of Mediaeval Paleography”でその文書の画像を見ることができます。 そして、この記事の紹介後に、日本の歴史学者である高尾善希氏が、同じ様に猫の足跡が残されている、国立公文書館の内閣文庫の史料をTwitterで紹介されています。 1445 : regi
米国で初めて紙の本がまったくない大学図書館が誕生してから3年が経過しました。その“盛況”な様子を伝える記事がありました。この図書館は、テキサス大学サンアントニオ校の応用工学・テクノロジー図書館で、5万タイトルの電子ジャーナル、100万タイトルの電子書籍、470種のデータベース、電子書籍リーダーなどが提供されています。2010年3月に同館のサテライトとしてオープンして以来、これまでに16万1千人の学生や教員が利用しているそうで授業期間中は週に平均1,900人が訪れていることになるそうです。同館でアルバイトしている学生が「いつも人であふれてる」と話しています。 Nation’s first bookless library on university campus is thriving at UTSA(USTA Today 2013/3/25付け記事) http://www.utsa.edu
米国議会図書館(LC)が、全米の歴史的新聞をデジタル化して公開している“Chronicling America”80万ページ以上を追加したと発表しました。1836年から1922年までの、インディアナ州やノースダコタ州のものや、アリゾナ州などで発行されたフランス語やスペイン語の新聞が追加されたということです。これにより、総ページ数が600万ページを突破しています。 More than 800,000 Digitized Historic Newspaper Pages Added to Chronicling America Database, Access to More than 6 Million Pages Now Available(INFOdocket 2013/3/22付け記事) http://www.infodocket.com/2013/03/22/more-than-80
Googleが、2005年から提供しているRSSリーダー“Google Reader”を、2013年7月1日でサービス終了すると発表しました。Google Readerには根強いファンもいるものの、年々利用が減ってきているというのがその理由のようです。データのエクスポート方法が案内されています。 その他、いくつかの機能・サービスの提供停止も併せて発表されています。 A second spring of cleaning(Google Official Blog 2013/3/13付け記事) http://googleblog.blogspot.jp/2013/03/a-second-spring-of-cleaning.html Powering Down Google Reader(Official Google Reader Blog 2013/3/13付け記事) http://goo
2013年3月5日、米CBCのブログで、Miami Ad Schoolの学生グループの発案による“The Underground Library”というプロジェクトが紹介されています。 このプロジェクトは、地下鉄ではスマートフォンやタブレット端末のインターネット接続が切れてしまい、地上に出るまでの“空白の10分間”に手持無沙汰になってしまう人をターゲットにしたものです。具体的には、ニューヨークの地下鉄車内のポスターをスマートフォンで読みとると、現在ベストセラーとなっている小説等の冒頭10ページを読むことができるというもので、利用者が読み終えて地上に出ると、続きが気になるその図書を借りることができる現在地近くのニューヨーク公共図書館を調べることができるようになっています。 スキマ時間の読書環境の提供とその後の図書館利用に誘導するこのプロジェクトはまだコンセプト段階とのことですが、すでに多くの
2013年2月5日、沖縄県公文書館が、所蔵する16万簿冊の琉球政府文書の一部をデジタル化し、公開しました。試行と位置付けられており、利用者からのフィードバックを募集しています。同文書は、1972年の沖縄本土復帰に伴って閉庁した琉球政府で作成された文書が沖縄県へと引き継がれたものの一部です。デジタル化された資料は、キーワードや資料コードによる検索のほか、カテゴリーごとに一覧することも可能です。 琉球政府文書(沖縄県公文書館) http://www.archives.pref.okinawa.jp/kensaku/cat8/cat457/ 琉球政府文書全文デジタルデータを公開しました。(沖縄県公文書館 2013/2/5付け情報) http://www.archives.pref.okinawa.jp/publication/2013/02/pdf-web.html 参考: 沖縄県公文書館、沖縄
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