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ブックマーク / davitrice.hatenadiary.jp (4)

  • スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記

    togetter.com ↑ 自分でまとめたこの件について、思うところをちょっと書いておこう。 ●今回はスティーブン・ピンカーという大物がターゲットになったことで話題になったが、アメリカのアカデミアにおける「キャンセル・カルチャー」の問題はいまに始まったことではない。今回はBLMが直接のきっかけとなっているだろうが、他にも「セクシズム」や「イスラモフォビア」などの咎で、これまでにも様々な学者たちの講演がキャンセルさせられたり謝罪要求をされたり、大学を追われたりしてきたいう経緯がある*1。今回については、除名といってもアメリカ言語学会そのものからではなく「フェロー」の立場や「メディアエクスパート」の立場からの除名を求める運動ではあるが、言語学とはほぼ関係皆無の数年前のツイートを取り沙汰してポジションを奪うことが許されてしまうのなら、萎縮効果は明白だろう。だからこそ、ノーム・チョムスキーやジョ

    スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記
    osaan
    osaan 2020/07/08
    残念ながら、ポストモダン臭ふんぷんのピンカーを擁護する気持ちにはなれない。キャンセルカルチャーが問題なのには同意。
  • 読書メモ:『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』 - 道徳的動物日記

    幸福はなぜ哲学の問題になるのか (homo viator) 作者: 青山拓央 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2016/09/14 メディア: 単行 この商品を含むブログ (6件) を見る 幸福論系の哲学をまとめて読んでいた時期があったのだが、その中でもこのはかなり良かった。思想家の名前はちらほら出てくるが思想史は重要視されておらず、幸福についての哲学的な考察と(後半はかなり抽象的な分析哲学的思考も含まれている)、人生論に近い具体的な幸福論がバランスよく収まっている感じだ*1。 ・抽象的な議論ももちろん良いのだが、記憶に残るのは人生訓の部分の方だ。人生における選択の失敗やサンクコストに引きづられてしまう「物語的完全主義」への対処法、成功者の助言や年長者の助言との向き合い方、お金や健康などの「ゆとり」が幸福に占める役割、などなど。著者が分析哲学の中でも時間論を専門にしているだけあ

    読書メモ:『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』 - 道徳的動物日記
    osaan
    osaan 2019/09/07
    「幸福なんぞを哲学で語るのはイギリス人くらいだ」とニーチェが吐き捨てていたっけな。
  • 文系インテリが進歩や科学を嫌う理由(「啓蒙をめぐる戦争」の要約【その4】) - 道徳的動物日記

    前回と前々回と前々々回の続き。 これまでは『現代の啓蒙(Enlightment Wars)』に寄せられた具体的な批判に答えてきたピンカーだが、記事の後半では「『現代の啓蒙』はなぜ一部の人々をここまで猛烈に怒らたのか?」という疑問を呈して、自らそれに答えようとする。 ピンカーが挙げる理由の一つは、文芸批評家に代表される文系インテリたちのスノビズムだ。多くの文芸インテリはニーチェ的なロマンチシズムを抱く傾向があり、歴史的・芸術的な偉業(訳注:すごい文芸作品とか芸術作品など)だけを物の価値があるものだとして褒めそやして、子供の死亡率や栄養状態や識字率の改善など、数字で明白に示されるような物事には興味を抱かない。 1959年、物理学者でもあり小説家でもあったC.P.スノーが著書『二つの文化と科学革命』のなかで自然科学の発展が途上国の人々の苦痛を減少させる可能性を強調したとき、文芸評論家のF・R・

    文系インテリが進歩や科学を嫌う理由(「啓蒙をめぐる戦争」の要約【その4】) - 道徳的動物日記
    osaan
    osaan 2019/03/18
    それに対する判断が慎重であったり、疑問を呈したりすると、「嫌ってる」とずれた騒ぎ方をするのは、信仰のなせる技なのか。
  • 女性哲学者が少ないのは、哲学が女性差別的であるから? - 道徳的動物日記

    昨日にアップしたGoogle社員による「反多様性メモ」についての記事では「一般的に、女性は男性よりも数学やソフトウェア・エンジニアリングに対する関心が低い傾向にある」「Googleの社員やソフトウェア・エンジニアの大多数が女性であることの原因は、男女差別ではなく、興味関心の対象に男女間で生得的な違いがあるためだ」という論点を扱った。 それに関連して、「哲学を専攻する学生や哲学の博士号を取得する院生に女性が少なく男性が多いことの原因は、男女差別ではなく、興味関心の対象に男女間で生物学的な違いがあるためだ」という趣旨の主張を行っている記事を紹介しよう。 heterodoxacademy.org https://www.aei.org/articles/does-philosophy-have-a-woman-problem/ Heterodox Academyに掲載されたこの記事は、女性哲学者

    女性哲学者が少ないのは、哲学が女性差別的であるから? - 道徳的動物日記
    osaan
    osaan 2017/08/26
    それは哲学者がモテないから? https://goo.gl/LmBX2t
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