2020年3月には、中国・南方科技大学の研究チームが、武漢と上海の新型コロナウイルス感染症患者2173名を分析し、「A型の人は罹患リスクが高く、O型は低かった」とする未査読の研究論文を発表。 米マサチューセッツ総合病院(MGH)では、3月6日から4月16日までにマサチューセッツ州で陽性が確認された新型コロナウイルス感染症患者1289名を分析し、「O型の人は他の血液型に比べて陽性になりづらかった」と報告している。 イタリアとスペイン、デンマーク、カナダでも調査 3月以降の第1波で打撃を受けたイタリアとスペインの新型コロナウイルス感染症患者1980名を対象とする研究論文でも「O型の人は新型コロナウイルス感染症にかかるリスクが低く、A型はより高い」ことが示された。そして10月14日には、これまでの研究成果とも整合性のある2つの研究論文が、アメリカ血液学会(ASH)の学術雑誌「ブラッド・アドバンシ