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これはナルホドと古本者に関するshomotsubugyoのブックマーク (13)

  • 由良君美 著作目録

    『みみずく古市』(青土社 1984年) ビアズレーによる『イエロー・ブック』のデザインを模したカバーが衝撃的だった。そして何よりも、口絵には、白黒ではあるが、英文学を中心とした稀覯書の書影が掲載されていたのが印象的。いまでこそ、この種の紹介は珍しくないが、このが出版された当時はまだ、書物の中に書物の写真が載っているという形態が新鮮だった。なかには、写真の天地が逆になっているもの(図版29)があるのもご愛嬌だし、書誌データは非常に貧弱ではあったが、かえってそれが探求心を刺激してもくれた。文とは直接には関係のない書籍群なのだが、紙の書物がいまだ威光を放っていた時代、憧れを喚起するには十分だった。このなかの十点前後はその後自分でも入手することになった 内容的には、邦語・邦訳著作に関して、新聞や書評紙に発表された短い書評を集めたもの。そのために、一編はおおむね2, 3頁という短いものなのだが

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    shomotsubugyo 2023/06/09
    「いまでこそ、この種の紹介は珍しくないが、この本が出版された当時はまだ、書物の中に書物の写真が載っているという形態が新鮮だった」そうね。そもそも「本の本」は少なかった(゜~゜ )
  • よみた屋さん均一台で珍書を拾う~書物蔵の吉祥寺古本屋さんモーデ vol.1 | 週刊きちじょうじ

    こんにちは、書物蔵です。このハンドルネームはブログ全盛時、当時の勤め先にちなんでつけたもので、実体は一介の古マニアです(私の古遍歴は南陀楼 綾繁(なんだろう あやしげ)『古マニア採集帖』皓星社、2021を参照)。このたび縁あって週刊きちじょうじさんに連載させていただくことになりました。吉祥寺がらみの古ネタを現在、過去を含め随時随想していきたいと思います。 文体がヘンなのはブログ時代の名残にてご容赦……。 第4の古書店街は、いま、吉祥寺 吉祥寺と言えば……。実は日で4番目の古屋街となりつつあるのはご存知か?(´・ω・)ノ 2000年代以降「街の古屋」がどんどん減って、増えるのは郊外型「新古書店」ばかりだったが、実は東京の中央線文化圏は別で、むしろ新しいオシャレ系古屋が増えとるのぢゃ。ブックオフなど新古書店は、明るく広くきれいぢゃが、残念! 深みが薄い。その点、中央線文化圏に新

    よみた屋さん均一台で珍書を拾う~書物蔵の吉祥寺古本屋さんモーデ vol.1 | 週刊きちじょうじ
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    shomotsubugyo 2023/05/14
    「1980年代、電車の床に何が落ちていたか?!」(〃^∇^)o_彡☆
  • 日本の古本屋 / 第28回 下平尾直さん 出版の出発点に古本があるひと

    7年前、千駄木の〈往来堂書店〉で、藤原辰史『べること考えること』と都甲幸治『狂喜の読み屋』の2冊が並べられていた。店長の笈入建志さんによると、版元の「共和国」の最初の刊行物だという。その時点ではどちらも知らない著者だったが、造の良さに惹かれて前者を買った。その後も池内規行『回想の青山光二』など、値段は張るが手元に置いておきたいを出す出版社として印象に残った。 2年前に出版業界紙で、社主の下平尾直(しもひらお・なおし)さんに取材をした。東久留米のファミレスで3時間近い話を聞くと、端々に古のことが出てくる。この人の根っこには古や古屋の経験があるのだろうと感じていたので、今回話を伺うことにした。 下平尾さんは1968年の元旦、大阪府高石市に生まれ、岸和田市に育った。両親と3つ下の弟との4人家族。父は会社員。母は好きで、棚には文学全集や美術全集が並んでいた。 幼稚園のときに読んだ絵

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    shomotsubugyo 2021/05/10
    一度、森さんに連れられて一緒に飲んだことがあったが、共和国さんがこんなにも古本マニアだったとは、意外ぢゃ(・o・;)
  • 本のリストの本/南陀桜綾繁・書物蔵・鈴木潤・林哲夫・正木香子[創元社] - 令和のラブコメ政治耳鳴全日記(本館)

    のリストの 作者:南陀楼 綾繁,書物蔵,鈴木 潤,林 哲夫,正木 香子 発売日: 2020/08/27 メディア: 単行 生活や仕事で必要となる以上のを読む人、いわゆる「度を越した読書家」「の虫」「書痴」等々、言い方は色々あるが、そういう種類の人が世の中には一定数いるわけだが、そういう人達がを読むスピードがべらぼうに早いわけではない。ごく一部の特殊な人だけが次から次へとを読む事ができ内容を頭にインプットできるのであって、それ以外の大部分の人達にそんな能力はなく、且つ働いているのだから、一日で一冊か二冊読むのが関の山である。しかしそういう人に限って次から次へとを買う。読んでいない(積読)が家にたんまりとあるのに性懲りもなく屋や古屋に行って「面白そうだ」「何となく気になる」「昔買ったかもしれんが家のどこにあるかわからんのでとりあえず買っとけ」等々の理由で買うのである。

    本のリストの本/南陀桜綾繁・書物蔵・鈴木潤・林哲夫・正木香子[創元社] - 令和のラブコメ政治耳鳴全日記(本館)
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    shomotsubugyo 2020/09/06
    「というわけで俺も「私を作った十冊の本たち(リスト)」を作ってみました」なるほど〜、ってか小説吉田学校って…若いのにオモシロ…わちきの友人たちと話が合いそう(〃^∇^)o_彡☆ #本のリストの本
  • 「喫茶店のリストの本」としての林哲夫『喫茶店の時代』(ちくま文庫) - 神保町系オタオタ日記

    6月にある人の蔵書処分に参加させていただいた。ありがとうございます。3月の時とは違い、所蔵者人による処分なのでしばしば解説付きだったのも面白かった。遠慮して数冊に留めたが、そのうちの1冊を紹介しよう。三木正之『ドイツ詩回想・高知』(三木正之、平成元年6月)である。ドイツ詩には関心はないが、「序」に高知の喫茶店に関する記述があったので、いただくことにした。 40余年前の、高知は堀詰であります。厳密にはその傍の細い路地を入った左手の、薄暗い喫茶店であります。(略)その店は、緑色に塗られておりまして、「マロニエ」という名前でありました。(略)三年生の方でしたが、一見それと分かる幾分ニヒルな風貌の文学青年でありましょう。そして店のマダムとはごく親しいひとのようでした。傍に蓄音機がありまして、それには黒いマントが被せてありました。そして微かに物悲しいシャンソンと手風琴の伴走とが聞こえているのであり

    「喫茶店のリストの本」としての林哲夫『喫茶店の時代』(ちくま文庫) - 神保町系オタオタ日記
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    shomotsubugyo 2020/08/25
    「『本のリストの本』(創元社)の執筆者の一人として、「画家が読んだ本のリスト」、「漱石が英語を学び、教えた教科書のリスト」、「私が集めた漢詩集のリスト」等を〜こちらもお薦めである」オススメぢゃ〜(^o^)
  • 日本の古本屋 / 第16回 自転車で見知らぬ本を求めるひと

    昨年9月に札幌に行った。事前に古屋の〈書肆吉成〉さんに、古好きで面白い人がいたら紹介してほしいとお願いしておいた。店主の吉成さんが紹介してくれたのが、「積読荘の住人」というハンドルネームの人だった。たしかに、Twitterで見かけたことがある名前だ。 「当店では、おすすめのを紹介しあうビブリオバトルを毎月開催しているのですが、積読荘の住人さんはふらっとやってきて当店のミステリコーナーを物色し、おもむろに取り出したについて滔々と語る特技の持ち主です」とメールにあった。 さっそく取材を申し込み、大通公園の近くにある書肆吉成の「丸ヨ池内GATE6F」店で待ち合わせた。IKEUCHI GATEという商業施設に入っている支店だ。東区の店に劣らぬ充実ぶりで、以前からほしかった『北海道の出版文化史』(北海道出版企画センター)を格安で見かけてホクホクしていたら、眼鏡をかけた温厚そうな男性から声を

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    shomotsubugyo 2020/05/11
    ]積読荘さんが図情大だったとは(・o・;)あまり図情学の悪口いへませぬのぅ(^-^;) ってか古本ずきって最近の司書にはいないから、古本好き≠図書館関係者、と思ってた(;´▽`A``
  • 東池袋の住宅街に建つ「美しすぎる書斎」を探訪

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    東池袋の住宅街に建つ「美しすぎる書斎」を探訪
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    shomotsubugyo 2020/02/24
    仏文学、鈴木信太郎の書斎。
  • 甲南大学教授ロルフ・ビンケンスタイン旧蔵の古書目録『ちか』(幽学荘舎) - 神保町系オタオタ日記

    何年か前に、かわじもとたか氏から古書目録『ちか』4号(幽学荘舎、昭和14年5月)をいただいた。ありがとうございます。この目録は、『日古書通信』平成12年9月号の二見和彦「『ちか』という古書目録」によれば、巌松堂の波多野重太郎が還暦を期に引退し、大船で開業した幽学荘舎から通信販売用に発行した目録。昭和13年9月創刊、17年8月の27号まで発行された。 付箋はかわじさんが貼ったもので、原稿、マッチペーパー蒐集帳、太政官御用鞄、書簡に注目されたようだ。この目録『ちか』は研究者も注目しているようで、グーグルブックスで検索すると目録から引用している文献が幾つかヒットする。反町茂雄の『弘文荘待賈古書目』はCD・DVD版、Web版が出て活用されているが、この『ちか』も目録上でしか存在しない史料があるのだろう。 ところで、目録に挟まっていた『幽学荘舎舎友カード』に「ビンケンスタイン」と書かれている。なん

    甲南大学教授ロルフ・ビンケンスタイン旧蔵の古書目録『ちか』(幽学荘舎) - 神保町系オタオタ日記
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    shomotsubugyo 2020/02/15
    おおー、さっそくオタどんが我らの『蒐書家リスト』を使っていろいろ考証しとるね。昭和前期の人文・社会系学者の総覧でもあるからのぅ(゜〜゜) まだ余部が日本の古本屋で(新刊で)買へるのぢゃ〜ヾ(*´∀`*)ノ
  • 坪内祐三のこと - king-biscuit WORKS

    *1 坪内祐三はお笑いタレントの江頭2:50に似ている。もの書きとして名誉だと思う。 実際に顔会わせたのはこれまで二回きりだけれども、そのたびに、あの江頭ばりのどこか困ったむく犬のような眼で正面から口ごもられて、何かとても悪いことをしたような気になる。昔、校庭にまぎれこんだ犬にマジックで落書きした時の気持ちに似ている。 初めて会ったのは、朝倉喬司さんの出版記念パーティーだった。場所は確か私学会館。いずれ顔見知りに毛の生えたくらいの範囲の気のおけない集まりだったから、あれが坪内祐三だよ、と聞かされてこっちから近づいてゆき、握手でも、と柄にもなく手まで出してみせたのだけれども、あの困ったような顔を返されるだけでろくに言葉も交わしてもらえなかった。まあ、こっちも世間の評判は決して芳しくない身の上でありますからして、そんな凶状持ちと身近になるのは剣呑なんだろうと思い、それ以上気にもしていなかった。

    坪内祐三のこと - king-biscuit WORKS
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    shomotsubugyo 2020/01/15
    「処女作『ストリートワイズ』(晶文社)もおおむね好評だった」森さんも坪内本でいいもの、と言ってたな(゜〜゜)未読で古本のヤマにある… 「山口昌男さんのそばで古本道楽の梁山伯みたいなことを」(^-^)
  • 昭和前期蒐書家リストの魅力その1 - 個人旅行

    古書業界関係者、利用者なら先刻ご承知のこととは思うが、先ごろ「昭和前期蒐書家リスト」なる書物?が刊行された。 詳細は他の紹介記事に譲るとして、特筆すべきは在来の辞典等にまず載らないであろう「一般人」が多数収録されていることである。 たとえば、「上法香苗」である。彼は私の大叔父にあたるが、一般の知名度はまずないといっていい。 秋田の古い神社の神主の末弟として生まれ、代用教員からスタート、地元の小中学校校長を経て、最後は県史編纂委員を務めた、いわゆる「郷土史家」というジャンルに属する人だ。 私は高校生の時に一度会っただけだが、古いことなら何を聞いても即答えが返ってくるのに驚嘆した。 リストの元になっているのが古探究者の目録なのだから、こういう人がたくさん登場するのは当然だろう。 彼について調べようという方は、著書が国会図書館の蔵書にあるので参照されたい。 「み山路の歌」だったか、退職記念に自

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    shomotsubugyo 2020/01/11
    我らが「蒐書家リスト」に郷土史家だった親族が載っていた人の弁(´・ω・)ノ このようにいろんな人に、なつかしき周りの趣味人、在野研究者だった人々を思い出させるキッカケになるのかもしれない(o・ω・o)
  • 「蒐める人」を4500人も蒐めちゃった『昭和前期蒐書家リスト 趣味人・在野研究者・学者4500人』が凄すぎる件 - 神保町系オタオタ日記

    自称「人間グーグル」のわしが、戦前の趣味人、コレクター、奇人などを調べる時にまずお世話になるのが、反町茂雄『一古書肆の思い出』全5巻(平凡社ライブラリー)である。ただし、人名索引があって便利ではあるが、各巻ごとの索引の上、著名なコレクターしか出てこない。その点、日古書通信社の『日蒐集家名簿』は無名のコレクターも多数収録され、「蒐集種目・研究事項」も記載されていて便利であった。ただ、これにも欠点があって五十音順ではなく居住地の道府県別に配列されていて、居住地が不明の場合は全道府県をチエックする必要があった。その他発行年や発行所が異なる様々な蒐集家名簿があり、これらをまとめて五十音順に並べた一覧があればとかねてより思っていた。そんな中、かつて同人誌『二級河川』13号(金腐川宴游会、平成27年)に「蒐集家人名事典(仮)・石川県編」を掲載したトム・リバーフィールド氏が『昭和前期蒐書家リスト』を

    「蒐める人」を4500人も蒐めちゃった『昭和前期蒐書家リスト 趣味人・在野研究者・学者4500人』が凄すぎる件 - 神保町系オタオタ日記
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    shomotsubugyo 2019/11/19
    「著名な国家主義者や〜偽史運動家などのトンデモない人達はさっぱり出てこない。プロパガンダはするがたいして本は読んでなかったのか、古本は買わずに新刊だけを読んでいたのか、不思議」さすがオタどんならでは
  • 日本の古本屋 / 第3回 佐藤正浩さん ネットに頼らず本屋を回るひと

    新潟県長岡市。新潟市に次ぎ、県内2位の人口を擁する。江戸時代は長岡藩の城下町で、戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に加わって新政府軍と戦ったが敗北。疲弊した長岡藩に贈られた百俵の米を、大参事の小林虎三郎が学校設立の費用に充てた逸話は有名だ。 教育に力を入れただけあり、維新後には鳥屋十郎、覚張書店などの屋があったという。この地で新聞社や屋を開いた大橋佐平は、上京して出版社・博文館を創業。佐平の親族が神田神保町で東京堂をはじめたことが元になり、同じく長岡出身の酒井宇吉が神保町で一誠堂書店を興し、そこで働いたやはり長岡出身の反町茂雄は独立して郷に弘文荘を開いた。現在の神保町古書店街の形成には、長岡の人脈が関係していたと云えるのだ。 そういった歴史があるだけに、現在の長岡市にも文化的な雰囲気が濃くある。新潟市では一時期、姿を消していた古書店が、この町には数軒健在だ。2014年からは、春と秋にJR長岡

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    shomotsubugyo 2019/03/11
    いろんな愛書家、古本コレクターがゐるなぁ( ・ o ・ ;) この人が本をちゃんと読む時間があるのは、ネットをやらんからだなぁ…
  • 日本の古本屋 / かわじもとたかさん 古書目録から本をつくったひと    (シリーズ 古本マニア採集帖第1回)

    追悼号、畸人伝、すごろく、装丁家、序文……。かわじもとたかさんは、ほかの人が目をつけない独自のテーマに関する文献を集めた書誌を30年近くにわたって刊行してきた。しかも、その情報のソースが主に古書目録だというのもユニークだ。連載のはじめにぜひご登場いただきたいと、お住まいの近くの喫茶店でお会いした。 かわじさんは1949年、高知市生まれ。母はかわじさんを生んですぐ亡くなった。父は開業医で、かわじさんも医者になるつもりだった。15歳のとき一家で東京に移り、久我山高校に進学した。 「子どもの頃はにあまり興味がなかったんです。親が『イワンの馬鹿』を買ってくれたけど、それを枕にして寝てたぐらい(笑)。屋に通うようになったのは、東京に移ってから。古銭を集めていたので、コインの店のある神保町のすずらん通りに通うようになって、ときには屋にも寄りました。また、中野にいまもある〈明屋書店〉にはよく通って

    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2019/01/23
    古書目録データを活用して、今までになかったレファ本を創りだした、かわじさんぢゃ〜(´・ω・)ノ
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