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ブックマーク / tomio.hatenablog.com (8)

  • 長尾真さんとの思い出 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    www.kyoto-u.ac.jp 森見登美彦氏は大学院に在学中の2003年、『太陽の塔』で日ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューしたが、その年まで京都大学の総長だったのが長尾真氏である。といっても、四畳半アパートでモゾモゾしている腐れ大学生が総長と顔を合わせる機会は基的にない。遠くからその姿をチラリと見ただけである。 その後、登美彦氏が大学院を卒業し、国立国会図書館に就職して働いていると、長尾真氏が館長に就任することになった。まさか総長が館長に変身するとは! といっても、登美彦氏は関西館で働いていたので、館長と顔を合わせる機会はやはりなかった。いや、たしか一度だけ、長尾館長が関西館へ視察にやってきて、収集整理課の中を通り抜けていく姿を眺めたような気がするのだが、どうも記憶がボンヤリしているので、もしかすると館長の夢を見たのかもしれない。 やがて登美彦氏は永田町の東京館へ転勤し、

    長尾真さんとの思い出 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2021/06/05
    あゝウワサで聞いたエントリはこれか… 当時、収集整理課はS課長時代かな? かなり気をつかって守ってたな。
  • 『夜行』(小学館文庫) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    夜行 (小学館文庫 も) 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2019/10/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る いつの間にか秋になっている。 そしてまたいつの間にか、森見登美彦氏の『夜行』も小型化されるときがきた。大きなものと小さなものをそろえるのは紳士淑女のたしなみである。尾道・奥飛騨・青森・天竜峡・鞍馬いずれかの写真をプリントしたポストカード(登美彦氏の短いエッセイ「夜の車窓」つき)も挟みこまれている。 言うまでもなく秋は旅の季節であり、登美彦氏も二つの旅を予定している。この小さなを旅先の宿で読めばキモチワルイ臨場感が増すことウケアイ。そのためにこそ、この小さなはある。 文庫版『夜行』といっしょに、込由野しほ氏の手になるコミック版の『夜行』も刊行される。こちらもよろしくお願いします。 夜行 (上) (フラワーコミックス) 作者: 込由野しほ,

    『夜行』(小学館文庫) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2019/10/01
    モリミーの小説が文庫化するよし(´・ω・)ノ
  • 森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    熱帯 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/11/16 メディア: 単行 この商品を含むブログ (3件) を見る 昨年のクリスマス・イブのことである。 万城目学氏が京都へやってくるというので、劇団ヨーロッパ企画の上田誠氏も交えて忘年会をすることになった。たしか一昨年の聖夜も、この三人のおっさんたちで清らかな京都の夜をさまよった。ひょっとして、これから死ぬまで聖夜はこのメンバーで過ごすことになるのだろうか……。 ともあれ、万城目学氏が京都へ来るというなら、知らんぷりはできない。 そういうわけで、世にも清らかなおっさんたちは京都市内で落ち合うと、タイ料理店で皿いっぱいのパクチーをもぐもぐ頬張り、次に立ち寄った小料理屋で「我々は文士である」と主張したところ「は?」と問い返されて恥じ入ったりしつつ、花見小路のそばにある静かな酒場へと流れつく頃にはすっかり夜も更けて

    森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2019/01/19
    モリミーかと思ってたがモリミンだったか(^-^;) 図書館員だったことを自分でいふ場面はめづらしい… 関西館当時はいろいろモリミンを守るべくまともな一部管理職がウゴウゴしていたとかや(´・ω・)ノ しかしその後…
  • 森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    昨日、森見登美彦氏は京都駅の新幹線ホームに立っていた。 ボーッとしていると、声をかけてくる人があった。 誰かと思えば上まなみさんだった。 登美彦氏は驚いて「うわ!」と言った。 上さんは笑っていた。 「これから東京ですか?」 「今日は直木賞の選考会でして……」 登美彦氏が言うと、上さんは「ああ!」と察してくれた。 それにしても新幹線で上さんと偶然会うなんて初めてのことである。 「これが直木賞のチカラか!」 登美彦氏はそう思ったのである。 待ち会は文京区某所の某中華料理店の二階で開かれた。 まるで親戚の家みたいな心地よいところである。 やがて五時を過ぎると国会図書館の元同僚や各社の担当編集者の方々が集まってきて、みんなで美味しい中華料理べた。聞くところによると冲方丁さんもどこかで待ち会をしているらしい。どんなところでやっているのだろうか、冲方さんも同じ緊張感を味わっているのかな、な

    森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2017/01/23
    本上まなみさんがモリミーを東京駅で見つけた話。
  • 森見登美彦氏、新刊を待つ。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏は『よつばと!』の新刊を待っているが出ないのである。 しかし「新刊が出ない」ということについては、色々な人が色々な事情を持っていることを、登美彦氏はいやというほど知っている。 もっと我々はやさしさを持たねばならぬ。 「スケールの大きな古事記的時間に身をまかせるしかないな」 登美彦氏は言ったが、は「いやです」と言った。 「なぜなら『よつばと!』が読みたいのは厳然たる事実」 「贅沢を言ってはならん」 「どうして言ってはいけないの」 「そもそも私に人様の新刊を『待っている』などと言う資格があろうか。『有頂天家族』の続編は、そもそも昨年の夏に出版され、アニメ化の勢いに乗じておおいに盛り上がるはずであった。それがどうだ。アニメ化のタイミングを逃してビジネスっ気のなさを満天下に宣伝したばかりか、アニメ放映が終了した秋になっても出ず、もはや完全に手遅れとなった冬になっても意地のように出ず、

    森見登美彦氏、新刊を待つ。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2014/10/07
    有頂天家族の続編が出るとぞΣ(゚◇゚;) アニメのほうも続編キボーンぢゃo(^-^)o
  • 『有頂天家族』は活躍するが、原作者は活躍してない。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏は机に向かってボンヤリしている。 机上には毛玉や天狗や半天狗や胡散臭い幻術師がこんぐらがっている。 有頂天家族の第二部は着実に進んでいるが、着実にユックリである。脳の谷間から滴り落ちる液体を朱塗りの椀に溜めているかのようにユックリと進む。 「しかし諸君」 登美彦氏は言う。 「前に進んでいるのであれば、いつの日か必ず終わる日が来るヨ」 (そうとも、いつの日にか――) そして登美彦氏は未来を見つめる。 その目には、三十路半ばの男の固い決意が見えるではないか。 そう、完成した暁には必ずや『めぞん一刻』のblu-rayボックスを買おう、という固い決意が。 かくして原作者は奈良盆地ひとりぼっち、のんのんのんと執筆したり、のんのんのんと暗礁にのりあげたりしているにもかかわらず、今週の「有頂天」界隈はまことに賑やかである。 まずアニメ「有頂天家族」が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀

    『有頂天家族』は活躍するが、原作者は活躍してない。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2014/02/06
    「アニメ「有頂天家族」が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した。まことにめでたきこ」
  •  宵山万華鏡 (集英社) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    このところ、森見登美彦氏は奮闘している。 仕事をしている。 とはいえ、締切次郎とは睨み合っていない。 およそ一年前に召還された締切太郎によって、 登美彦氏の息の根を止めかけていた締切次郎たちは駆逐された。 あのつぶらな瞳をした小太りのオッサンたちを懐かしく思うか、と問われれば、 「懐かしい」というのが登美彦氏の音であるようだ。 しかし締切太郎を召還するという禁断の秘技は、 一生に一度使えばじゅうぶんである。 同じことを繰り返さぬように、じゅうぶん用心する必要がある。 なにしろ何もかもが、のちのちとナマケモノのようにユックリ進む。 登美彦氏の机上における努力は、まだ実を結ばない。 だから今年は淋しい一年である。 そんな一年を少しでも明るくする話題として、 『宵山万華鏡』の小型化を登美彦氏は喜んでいる。 登美彦氏は子どもの頃、裏山の和尚さんとケンカをした。 そして「実益のないことしか語ること

     宵山万華鏡 (集英社) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    shomotsubugyo
    shomotsubugyo 2012/06/26
    モリミーの新刊が出たらしい。
  • 2010-08-03 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    いつも暢気にあくびをして締切次郎とダンスを踊っているだけに見える登美彦氏にだって、悩みごとの一つや二つはあるのである。三つも四つもあるのである。そもそもダンスを踊っている当のお相手である締切次郎こそが原因ではないのかコノヤロウ、くたばれ!と叫ぶようなことは、登美彦氏は大人だからしない。 登美彦氏が執筆した『有頂天家族』という小説に次のような一節がある。 世に蔓延する「悩みごと」は、大きく二つに分けることができる。一つはどうでもよいこと、もう一つはどうにもならぬことである。そして、両者は苦しむだけ損であるという点で変わりはない。努力すれば解決することであれば悩むより努力する方が得策であり、努力しても解決しないことであれば努力するだけ無駄なのだ。 「分かってる!分かってるとも!」 登美彦氏は自分で書いた文章に言い返す。 念のために述べておくが、これは作中の狸が言っていることである。 「狸になり

    2010-08-03 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
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    shomotsubugyo 2010/08/05
    「いろいろあって作家として行き詰まりを感じている」ほへー(・o・;)
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