「体罰」をテーマにした今回の連載には、国内各地のほか、海外からも意見が寄せられている。おそらくインターネットサイトの当「MSN産経ニュースwest」で記事を見ていただいたのだろう。今回の問題は、遠く離れた異国の地で暮らす在外邦人の方々にとっても関心が高いようだ。 大阪市立桜宮高校での体罰に関連し、橋下徹大阪市長は、海外のスポーツ指導では体罰はあり得ないとして「日本は遅れている」と指摘したが、それを裏付けるような意見もある。 イタリアで年金生活をしているという男性(76)は「運動能力向上は科学的知見で行っていくのが欧米の常であり、生徒を殴ればそれが達成されるなどという噴飯ものの考えはない」と指摘。「(サッカー日本代表監督の)ザッケローニ氏が選手をけとばしたり、殴ったりしているのか。運動の指導の品質という考えがあってしかるべきだ」と主張する。「殴られたと親に言え」 ブラジル・リオデジャネイロで