中国西部の新疆ウイグル自治区は9日、イスラム教を信仰するウイグル人向けの「職業訓練施設」を法制化した。同自治区では、大勢のウイグル人の行方が分からなくなっており、国際的な懸念が広がっている。
中国西部の新疆ウイグル自治区は9日、イスラム教を信仰するウイグル人向けの「職業訓練施設」を法制化した。同自治区では、大勢のウイグル人の行方が分からなくなっており、国際的な懸念が広がっている。
<イスラム教徒向け食品「ハラール」の不正表示対策を求める声が、中国のネット上で激しいヘイトスピーチに火を付けた>(写真:「清真(ハラール)」の食品を販売する陝西省西安の店) ここ半年ほど、中国のソーシャルメディアで過激な反応を引き起こしている問題がある。 それは、中国人のイスラム教徒がハラールフード(イスラム教の戒律にのっとって処理された食品)の偽装表示対策を求めていることだ。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」には、こうした要求をテロと同一視し、要求を聞き入れれば国内のイスラム教徒の過激化を招くと決め付ける声が渦巻いている。 偽ハラール・フードへの法規制を求める運動を主導するのは、少数民族の回族の人々だ。中国最大のイスラム教徒グループで、人口は1000万人を超す。イスラム教徒は「ハラール認証」の表示を頼りに食品を買うが、悪徳業者による偽装表示が絶えず、不信感は募る一方。そこで、回族たち
中国・寧夏回族自治区の区都・銀川にあるイスラム研究所で、授業を受ける回族の学生たち(2015年9月22日撮影)。(c)AFP/GOH CHAI HIN 【5月23日AFP】国家はアラー(神)に勝る──中国最大のイスラム研究所で学ぶワン・ユエさんは毎朝、通学するたびにそれを再認識する。研究所の正門には、白い大理石板に金文字で「国を愛し、宗教を愛せよ」とのスローガンが刻まれている。構内のあちこちで、このスローガンは繰り返されている。 中国では、「愛国」とは共産党の一党支配を支持することと同義だ。中国共産党が公式に無神論を掲げていることを考えれば、この「国」と「宗教」の対比には、単なる序列にとどまらない印象深さがある。 しかし、学生たちは経済学者カール・マルクス(Karl Marx)の理論と預言者ムハンマド(Mohammed)の教えとの間に、特に矛盾を感じてはいない。 「良い人でいることにも、良
The increasing profile of Islam in public life is influencing recent constitutional debates in China, signaling that even China’s socialist legal system must account for the rights and duties of Muslims. In recent years, China has become increasingly active in Muslim states. Xi Jinping, the President of the People’s Republic of China (PRC) and General Secretary of the Chinese Communist Party (CCP
・雲南省昆明駅前で、少数民族ウイグル人の「暴徒」による無差別集団殺傷事件が発生。29人が死亡、143人が負傷(3月1日)。 ・新疆ウイグル自治区ウルムチ市の漢民族の朝市に車両が突っ込み、十数回の爆発が発生。31人が死亡、94人が負傷(5月22日)。 ・新疆のヤルカンド県で騒乱が起き、当局発表で37人が死亡。ほか当局が「暴徒」59人を射殺、200人以上を拘束。実際の死者数は千人以上との説も(7月28日)。 以上は昨年1年間に中国で発生した、イスラム教を信仰する少数民族・ウイグル人に関連する事件のごく一部だ。治安部門による掃討を含めた数人規模の死傷事件は、新疆では月に1回以上の頻度で起きている。 中国当局は、こうした事件が発生するたびに「組織的・計画的なテロ」とする見解を述べ、東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)というイスラム過激派組織が、黒幕として名指しされることも多い。また、「ウイグル
中国西部・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)カシュガル(Kashgar)市にある同国最大のモスク(イスラム礼拝所)エイティガール寺院(Id Kah)の前を歩く兵士ら(2009年7月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/Peter PARKS 【8月1日 AFP】政情不安が続く中国西部・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のカシュガル(Kashgar)市で7月30日、同国最大のモスク(イスラム礼拝所)の指導者が殺害された。同自治区政府が31日、発表した。 新疆ウイグル自治区の政府系サイト「天山網(Tianshan)」によると、カシュガルにある創建600年のモスク、エイティガール寺院(Id Kah)で30日朝の礼拝後に、政府から任命された同寺院の指導者ジュメ・タヒール(Jume Tahir
[ヤウンデ 17日 ロイター] - カメルーン北部の中国国有企業が16日、武装集団に襲撃された。襲撃したのは、ナイジェリアで女子生徒200人以上を連れ去ったイスラム過激派組織ボコ・ハラムとみられている。銃撃戦で少なくともカメルーン兵士1人が死亡。10人の中国人労働者が行方不明で、武装集団に連れ去られたとみられている。 襲撃されたのは、中国の国有建設企業、中国水利水電建設集団(シノハイドロ)。同社は、ナイジェリア国境から20キロのワザ近郊で道路工事を行っていた。場所はボコ・ハラムの拠点に近い。 新華社は、ヤウンデの中国大使館の話として、襲撃時に中国人労働者1人が負傷し、10人が行方不明、同社の車両10台が略奪されたと伝えた。また、中国大使館がカメルーン当局に「解放のための突入が行われた場合、拉致された中国人の人命が危険にさらされないよう」求めたとしている。
新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)のハミ(Hami)での反テロ合同演習に参加する警察官ら(2013年7月2日撮影、資料写真)。(c)AFP 【10月9日 AFP】中国当局は、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で「ジハード(聖戦)」を呼びかけた疑いで7~8月にかけての2か月間に139人を拘束した。国営メディアが9日、伝えた。 環球時報(Global Times)が当局者の話として伝えたところによると、他にも256人がオンライン上でうわさを流したとして「処罰」されたというが、処罰の具体的な内容は明らかにされていない。当局はウイグル人のイスラム教徒が暮らす中国最西部で、宗教的過激派の勢力が増していると警告している。 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が新疆日報(Xinji
米政府系放送局ラジオ自由アジアが27日までに伝えたところによると、中国江蘇省徐州市豊県で、土地収用の補償金が当局に横領されたと訴えていた北関村の村民約40人が警察に捕まり、釈放を求めて集まった数百人が24日、警官約千人に鎮圧された。 村民は、補償金2500万元(約4億円)をめぐり1カ月余にわたって豊県や江蘇省政府に陳情。代表約40人が陳情から村に帰る際、捕まった。釈放を求めた家族も警察に殴られたという。 北関村にはイスラム教を信仰する少数民族「回族」が多く、村民からの救援要請に応じて江蘇省以外からも回族が駆け付け、数百人が集まったという。(共同)
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