【Review】新たな時代の民族意識は可能なのか「ドキュメンタリー・ドリームショー アラブを見る」を観て text 足立正生 « Previous 初めに 昨年末、東京の新宿で、山形国際ドキュメンタリー映画祭に参加した作品の中からアラブ作家たちのドキュメンタリー群が上映された。それを連日のように観に出かけて、あらためて「映画とは何か」「ドキュメンタリーを作るとは何か」を考えさせられた。さらに、その作品群には、中東アフリカの民族意識と時代認識、ひいては歴史認識の特徴が表れていることを強く印象付けられた。 特に、作家たちの製作意図を巡っては、多くを考えさせられた。私自身がパレスチナ解放闘争を長年協働していた頃の人々の思いや姿、その時代情況を思い返しながら、現代の若者たちが過去とは違う現在から未来へ向かってどう生きようとしているのか主張していて、新しい時代認識の構築を問われているのだと考えさせら
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