アイヌ民族━━。 南の先住民族である琉球民族に比してその存在感はマイナーで一般には誤解も多く、 ともすれば【失われた民族】などといったネガティブなイメージで捉えられがちである。 また、そうでなければ【自然と共生する民族】【すべてを神として敬う】 といったイメージが強調され、美化され偶像化されてもいる。 アイヌ民族を扱った近年のドキュメンタリー映画では『TOKYOアイヌ』(2010年) が関東に住むアイヌの実情と先住民族としての権利獲得を目指す人々を描き、 『カムイと生きる』(2011年)があるエカシ(長老)のキャラクターを通じて 後者のアイヌ観を描いたといえる。 http://www.kapiapamovie.com/index.html 本作品では前掲の2作とは全く別の視点で、【唄】をキーワードに ごく普通の母親でもある2人の歌手を描く。 2人は共に現代アイヌ音楽における実力者ではあるが
新しいホームページです。これから更新していくのでよろしくおねがいします。しばらく休止していた過去のページはこちらからどうぞ
アイヌ文化の継承者として札幌を拠点に活動するアイヌアーティストのToyToy(トイトイ)小川基さんが5月11日、新アルバム「ramu-想う-」を発表する。 洞爺湖の風にトンコリをあて音を響かせるToyToyさん 2006年にファーストアルバム「INONNO」をリリースして以来、10年ぶり2枚目のアルバム。ToyToyさんが幼いころの生活で聞いてきた音や歌、先人たちの姿や心の言葉がちりばめられているという同アルバム。アイヌとして暮らす日々の中、いじめに遭っていたToyToyさんが周りを気にすることなく過ごせたアイヌ民族の長・シャクシャインの法要の日のことを歌った「kotan(集落)」、森の中の木漏れ日や川のせせらぎ、鳥のカムイのさえずりを表現したインストロメンタル「nitay(森)」、アイヌの伝統曲をToyToyさんの言葉で説明している「名もなき唄」など、北海道の自然やアイヌの暮らしを表現し
本日、パブリブにて『共産テクノ』の表紙と内容に一部が公開されました! 『共産テクノ』が完成! 中身をお見せします。 すごい思い入れを感じるロシア・アヴァンギャルドな装丁となっております。 そこでも一部紹介されていたコーラ・ベルドィ(Кола Бельды)は、ハバロフスク近郊で生まれたナナイ族。多民族国家と言えば、アメリカ合衆国を思い浮かべますが、ソ連もそして現在のロシアも立派な多民族国家です。 ぜひ見て欲しいのが、シュールを極めた「Ханина Ранина!( ハニーナ・ラニーナ!)」の動画。1968年に発表されたこの曲は、ミュージックビデオと呼んでもいい出来ですが、同じく1968 年に公開されたソ連時代の映像『Город и песня(都市と歌)』を借用して、完成させたもの。もちろん、この時代、テクノポップという概念は存在しませんが、ボヨーン・ボヨーンと鳴る口琴がシンセサイザーのよ
1.アフリカン・アメリカン文化の成立 ●16世紀に始まる奴隷貿易 16世紀に始まる大西洋間の奴隷貿易は、西ヨーロッパの製造品(綿製品、真鍮の腕輪などの金属製品、ジンなどの酒類、鉄砲など)を積んだ船がアフリカ西海岸でそれらを奴隷と交換し、代わりに奴隷を積んだ船は西インド諸島やアメリカ大陸へ渡り、そこで、積んできた奴隷との交易によって砂糖や綿花やタバコを手に入れ、それらの商品を積んで、西ヨーロッパの母港にもどるという「三角貿易」の形をとっていました。16世紀に大西洋奴隷貿易を始めたのはスペインでしたが(最初の奴隷が船荷として西アフリカ海岸部から出航されたのは1518年)、17世紀にはスペイン・ポルトガルに代わって、イギリスとフランスが西インド諸島に植民地を築き、18世紀からは、産業革命をいち早く迎えたイギリス(産業革命によって奴隷と交換する製品を大量に作ることが可能になった)が、海上覇権をオラ
ハンガリーの民族衣装の刺繍模様が音楽に生まれ変わる Sound Weaving » 音のインスタレーション [編集] WIRED で紹介されていたサウンドプロジェクト Sound Weaving がなかなか興味深かったので、ここでも紹介しておきます。 © photo by Fovenyi Sandor ブダペストにあるモホリ・ナジ芸術大学 (MOME) の修士学生 Zsanett Szirmay による作品で、2014年のウィーン・デザイン・ウィーク (Vienna Design Week) で、その年のゲスト国であるハンガリーからの実験的プロジェクトの1つとして出展されました。 ハンガリーの民族衣装や枕などの布製品に施されるクロスステッチの刺繍模様を、パンチカードに写し取って手回しオルゴールで再生すると、規則性のある音楽的な旋律が奏でられるというものです。 © photo by Fov
映画『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』より サハラ砂漠の遊牧民・トゥアレグ族のバンド「トゥーマスト」を描くドキュメンタリー映画『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』が2015年2月28日(土)から渋谷アップリンクにてロードショー。公開に先駆けて、写真家の石田昌隆さん、音楽評論家の松山晋也さんによる「抵抗運動と音楽」をテーマにしたトークイベントが行われた。 今作が制作された後も、2011年にリビアが崩壊し、アルカイダ系の武装勢力のマリ北部から中部へ進出、そしてフランスの軍事介入もあり、マリ北部で独立を求めるトゥアレグ族を巡る問題は続いている。 今回は、現在も自由のために音楽で闘うトゥーマストとトゥアレグ族をさらに知るための楽曲、そして、世界各地の抵抗運動にまつわる楽曲を、おふたりのコメントとともに紹介する。 映画『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』先
伊福部昭、といえば北海道の音更村(当時)の村長伊福部利三氏の息子さんとして有名であり、音更町の図書館には特別にコーナーが設けられている事は、マニアの間では有名です。 独特の旋律の元になったのは、村長であるお父さんの元に陳情に訪れるアイヌが歌うアイヌ民謡、開拓者たちの故郷の民謡、であるのもマニアの間では有名な話です。 さて、先日札幌市議の金子快之とかいうくるくるパーが「アイヌはもういない」と発言した上、屁理屈を繰り返し間違えを認めようとしません。 あれからアイヌはいなくなったのでしょうか。 私は今北海道に住んでいます。アイヌがもういないとしたら私が目にしてるのは幻なんでしょうかね? 普通に買い物もしてれば仕事もしてますけど。 もし伝統的な暮らしをしてないからアイヌでないというなら、着物も着てなければちょんまげもゆってない日本人は日本人ではないですよね。 さらに、くるくるパーを支持しているバカ
[ベルギー・ブリュッセル 16日 AP] ブリュッセル郊外ランデンにジプシーの一団が長期滞在し始めたため、市当局が大きな音で音楽を鳴らし、追い出そうとしたが裏目に出てしまった。ジプシーたちはその場を動かず、子供たちが音楽に合わせてダンスをして楽しんだ。 車30台に分乗したジプシーの一団は13日夜、ランデンに到着した。ジノ・ドゥブルー市長は彼らが長居しすぎていると判断、移動を促すために何回か大音量で音楽をかけたが効果はなかった。市とジプシーたちが話し合い17日まで滞在することになった。 市長が所属する社会党のブルーノ・トバック党首はツイッターに「ランデンが音楽でジプシーを追い払おうとしたのはいい考えじゃなかったな」とツイートした。 少数民族のフォーラムは声明を発表、「大音量で音楽をかけても問題の解決にならない。彼らは別の場所に移動するだけだ」と市の対応を批判した。 [日本語訳:鈴木満彦]
神々のうた 大地にふたたび アイヌ少女 知里幸恵の闘い / あるダムの履歴書:二風谷ダム / 先住民族サミット アイヌモシリ2008 / アイヌとして生きる http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/gendaisekai/2008/04/2008_7e7a.html 差別と向き合い、アイヌ語で賛美歌 ジャズ歌手熊谷さん http://mytown.asahi.com/areanews/tokyo/TKY201008310458.html http://megalodon.jp/2010-1210-1447-37/mytown.asahi.com/areanews/tokyo/TKY201008310458.html
こんにちは、アルテスパブリッシングの鈴木です。 この2月に、4組のミュージシャンたちが登場するフェスティヴァル形式のライヴを続けて観て、そのひとつ「新・世界音楽祭」で聴いたアイヌの音楽が素晴らしくて、すっかり魅了されてしまいました(2月9日、イイノホール、ラティーナ主催)。出演したのは、アイヌ民族の伝統的な弦楽器トンコリを弾き、歌もうたうOKI(オキ)という男性ミュージシャンと、MAREWREW(マレウレウ)という4人組の女性ヴォーカル・グループのふた組です。 マレウレウから先に聴いてみましょうか。優しい発声でごく短いシンプルなフレーズを繰り返すだけの単調といえば単調な、最初はどこをどう聴いていいのか戸惑うような音楽ですが、何も考えずに身を委ねていると、子守歌にあやされているような、なんともいえない安らぎにじんわりと満たされていきます。 ♪"マレウレウ祭り"Live (Nov.2011)
日本人の母とアイヌの父をもつ加納沖は、日本の先住民を代表する存在といえる。だが彼がここにたどり着くまでには長い時間を要した。OKIという短い名称で活動するこの音楽家が、自身のルーツを知ったのは大学生の時。そして、アイヌ伝統の五弦琴、トンコリを用いた演奏を始めたのは30代半ばだった。今では定期的にソロ、または彼が率いるOKI DUB AINU BANDで演奏している。キング・タビーに影響された音の冒険は、ビル・ラズウェルの激情に駆られたエスノフュージョンという終着点に軌道を見つけた。 彼らは2010年、2枚目のスタジオアルバムとなる『サハリン・ロック』を発表。トンコリの源流を訪ねる旅をしたOKIの体験から生まれたアルバムだ。そして、この春、OKIと内田直之がオリジナルトラックをリミックスしたというリミックス盤『ヒマラヤン・ダブ』がリリースされる。『ヒマラヤン・ダブ』 発売記念全国ツアーの最終
アイヌの伝統楽器トンコリの伝承者でありながら、アイヌ音楽のエレクトロ化に挑戦しダブを導入したオルタナティヴ・ロッカーOKI。7月にリリースされたDub Ainu Deluxeに続き11月には全編バンドサウンドにこだわったニューアルバム、Dub Ainu Bandをリリースし精力的に活動を続ける彼にインタビューを試みた。ミスティックなダブ・アイヌの真実とは!? UNIT(以下U):Dub Ainuシリーズも3作目となりますね。 OKI(以下O):これまでのは俺がミックスしたダブシリーズだったんだけど、今回のはコンセプトが全く違ってて、バンドでやったスタジオライブなんだよね。完全にライブを念頭に置いたレコーディング。だから前2作とは全くの別物。 U:そもそもDub Ainuというコンセプトはどこから発想されたんですか? O:それはダブとかレゲエが好きだからに尽きる。ずっとダブやレゲエしか聴いて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く