最近、少なくなったといわれるメーター改ざん(走行距離の巻き戻し)中古車。特殊な機器を用いてメーターを改ざんする悪徳業者を根絶するために、2017年1月から車検証記載事項のルールが変わりました。はたして、悪徳業者は根絶されているのでしょうか? 車の走行距離について、以前は車検証に記載されることはなく、車両の記録簿につけられる程度でした。つまり、中古車を販売する際、意図的に記録簿を破棄してしまえば、その車の総走行距離は車体のオドメーターに表示された数字がすべてでした。 そのため、なんらかの理由でメーターが巻き戻された(呼称などで交換もあり)車両は、オーナーが変わるときにその旨を伝えなければ、それから先はオドメーターに表示される数字が、その車の総走行距離となってしまっていたのです。これによって、メーター改ざんを施した車が、多数市場に流通することとなりました。 メーター巻き戻し車は、日本車はもちろ