物語の舞台となる理想都市国家『ジーザスタウン』の最高権力者である元老院総督(*1)・グルジェフが開発した公安司令官ロボット。 軍事・警察といった治安維持を総括する権限を有し、機械でありながら部下からは『ミカエル様』と尊称で呼ばれている。 矯正不可能な強固な自我を確立したために失敗作と見なされた治安維持用戦闘型人造人間・『ハカイダー』の反省を踏まえ、更なる高性能と造物主に対する従属を追求して造られた発展型がミカエルであり、両機は『兄弟』の関係に当たる。(*2) ただし、ミカエル自身はハカイダーが出現するまでその事実を知らされていなかった。 その名は聖書に記される同名の大天使から取られている。(*3) 黒一色の武骨で恐ろしげな容姿をしたハカイダーとは対照的に、洗練された清浄な美の結晶とでも言うべき芸術的なデザインが特徴。 純白とパールシルバーに彩られたボディとアルカイク・スマイルを浮かべた端整