「世の中すべてソースコードで出来上がってるんだなっていうビジョンが浮かんだんです。」 インターネットやソーシャルメディアが登場するずっと前の1990年代から、先進的なプロダクトを次々と生み出してきた、井口尊仁さん。 驚くことに、ポケモンGOが登場する8年も前にAR技術を使ったアプリ「セカイカメラ」を開発していた。 彼はなぜ、そこまで未来に先駆けているのか?彼が見ているソースコードの世界とは? 拠点の1つである京都でWhyメディアが取材をしてきました。 1990年に「動く漫画」を開発 ーまず井口さんの経歴について教えていただけますか? 元々、80年代からマルチメディア、当時のCD-ROMの制作とか、3Dゲームの開発とかプロデューサー的な仕事をしていました。 ー当時から起業されてたんですか? いえ、そのときはサラリーマンでした。 97年くらいから、ジャストシステムという会社で「マンガトロン」と