下京区西部エリアのにぎわいづくりに向け、大きな前進だ――。JR西日本が19日、同区の同社梅小路蒸気機関車館に隣接して、梅小路公園に「鉄道博物館(仮称)」を2016年春頃に開業することを明らかにした。博物館の誘致を地域活性化の柱に据えてきた京都市では、喜びと期待の声が上がった。(南暁子、倉岡明菜) ◇水族館、すし市場に続く 博物館は3階建てで床面積が1万8000平方メートル。蒸気機関車館にあるSL19両に新幹線や電気機関車などを加え、総数約50両を展示する。蒸気機関車館とあわせると、日本最大級の鉄道専門の博物館になる。 この日、京都市内で記者会見した、JR西日本の蔵原潮・京都支社長は「幅広い年代に親しまれ、京都を訪れた人たちの行き先として、新たな選択肢の一つになればうれしい。日本の経済とともに発展した鉄道の歴史を伝えて鉄道ファンを増やし、京都市や京都水族館と協力し合い、梅小路をより魅力的な場