東京は広い。長いこと住んでいても、まだまだ知らない場所がたくさんある。 著者は東京品川区の戸越銀座で生まれ、現在もそこで暮らしている。著者の家は祖父の代からこの地で町工場を営んでいた。 戸越銀座は五反田から東急池上線なら二駅、都営浅草線なら一駅だ。戸越銀座も五反田もそれなりに知っているつもりでいたが、所詮それはピンポイントの知識に過ぎなかった。本書を読むまで、このあたりを面としてとらえるイメージがまったくなかったのである。 戸越銀座と五反田は直線距離でわずか1・5キロほどしか離れていない。この界隈に住む人にとっては、戸越銀座商店街も五反田駅周辺も生活圏なのだ。五反田駅を中心とした半径約1・5キロの円を、著者は〈大五反田〉と呼ぶ。 本書は〈大五反田〉の歴史を著者の個人史と結びつけて掘り下げた一冊だ。知らない街や他人様の歴史に興味はないと敬遠するのはあまりにもったいない。実は五反田は、日本の近
創刊から9年目に突入する、玄文社発行の人気プロレス本! その名も「KAMINOGE」。 かつて刊行されていた「紙のプロレス」(通称:紙プロ)の後継誌として2011年に創刊されたこの書籍は、「世の中とプロレスするひろば」というモットーを掲げ、プロレス誌の中でも「特にプロレスを語らないプロレス本」という、これまでの既成概念を打ち破る月刊誌。毎号の表紙には人気プロレスラーやミュージシャン、タレントを起用し、書店店員で知らない人はいないほどの売れ筋プロレス本! 今回は、KAMINOGE制作の裏側に迫ります! 編集長である有限会社ペールワンズ 井上崇宏さんから、このような型破りの書籍がいかにして作られているのかを探ります。尚、井上さんがKAMINOGE編集部について公の場で語るのはこれが初めてだそうです。 「自分で何か作ってもいいのかな?」その想いから始まったKAMINOGE インタビュアー(以下:
ダイヤモンド社書籍編集局が、話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや、本のメッセージなどを深掘りして紹介する。 だから、この本。 ダイヤモンド社の話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや執筆動機、読んでほしい理由を深掘りするインタビュー連載。著者・訳者・デザイナー・編集者など、本に関わるさまざまな人たちの「だから、この本を書きました」「作りました」をお届けします。連載の詳細・記事一覧はこちら。 バックナンバー一覧 『働き方改革』が推進され、あらゆる職場で「生産性向上」「効率アップ」が求められるようになりました。会議を改善したり、メールを減らしビジネスチャットを活用したり、業務フローを見直すなど、さまざまな施策が取られています。そんななか、意外な盲点となっているのが「個人としてのパソコン作業」の効率化。ホワイトカラーにとって、もっとも身近で、もっとも時間を割いているはずなのに、そこの
価格:本文ご参照ください。 発売日:2020年8月8日(土) PAC-MAN™&©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ALL ABOUT namco ナムコゲームのすべて 価格 ¥4,730 税込み ボムビー/キューティQ/パックマン/スーパーパックマン/パック&パル/ギャラクシアン/ボスコニアン/ギャラガ/ギャプラス/ラリーX/ニューラリーX/タンクバタリアン/キング&バルーン/ワープ&ワープ/ディグダグ/マッピー/グロブダー/ディグダグII/ゼビウス/フォゾン/リブルラブル/ドルアーガの塔/パックランド/ドラゴンバスター/メトロクロス 各タイトルの解析分析記事、キャラクター、楽譜などを満載。延べ20万部超を販売した本の完全復刻版。 初版は1985年。 累計30万部を発行。 電波新聞社HP: https://www.dempa.co.jp/ エンタメコマースサ
ソノラマ文庫と並び、ライトノベルレーベルの先駆けとして1976年に創刊されたコバルト文庫。 その命脈が尽きかけようとしていることをご存知だろうか。 http://cobalt.shueisha.co.jp 公式サイト(2016年に休刊となった雑誌Cobaltの代わりを務めるWebマガジンCobalt)の最新刊のところを見ていただくと「電子オリジナル」と書いてあると思う。 そのとおりコバルト文庫では、数ヶ月前から電子書籍のみで発売される作品がラインナップされるようになった。 そして、ついに今月は新刊が二作品とも電子オリジナルに――すなわち「紙の新刊がまったく発売されない」ことになってしまったのである。 電子書籍がそれなりに普及した昨今とはいえ、それに絞ったところで売上が上向くとは思えない。 消えゆくレーベルの末期のあがき…と言えば表現は悪いが、そのようなものと受け取らざるを得ないだろう。 コ
バーチャルYouTuberとは何か? タレントの新しい形式のひとつとして「YouTuber」というものが確立されつつある。「バーチャルYouTuber」とは3DCGのアバターを介してその名のとおり「YouTuber」としての配信を行う架空のキャラクター群を指す。そこにはインターネットにおける素人のタレント化とVRやAI以降のキャラクター文化の結びつきが生じているのではないだろうか。いまもっとも先鋭な文化の様態に迫る特集号。 【目次】 ■私が出会った人々*31 故旧哀傷・出英利 / 中村稔 ■詩 フー・アー・ユー / 岩倉文也 特集*バーチャルYouTuber ■バーチャルYouTuberとの遭遇 シンギュラリティと絆と愛――人間とバーチャルYouTuberが出会うとき / キズナアイ(聞き手=編集部) 輝夜月と仮想世界に! / AO VTuberは、世界に向かってAIを叫ぶ / 小林信行
もう終わった事なので、 「こんな事があったんだな」と思ってもらうだけで良いのですけど、 少し前、名古屋市内の某大型書店に行った時に、ものすごい光景を見ました。 成年向け漫画雑誌である 「コミックLO」が 「コロコロコミック」と「ちゃお」の間で販売されていました。 (今は既にこの状況ではありません。) 「これ、いいのかな・・・?」と思いながらも、近くに店員さんもいないし、割と急ぎの用事があったのでモヤモヤしながらも書店を後にしました。 しかし帰宅後、やっぱり「あの陳列はマズいんじゃないか」と思い、書店の本部にメールでこの旨を伝えておきました。 その3日後にメールの返信があり「ご指摘の雑誌は撤去しました」との事。 (コミックLOを必要な人もいるのでしょうから、別に「撤去」する必要はなく「売る場所をきっちり分けてくれれば良いだけなのにな」と思いましたが、後日同書店を訪問したら、確かに「コミックL
ハフポスト日本版ニュースエディター。 公衆衛生、ジェンダー、調査報道が関心領域。masako.kinkozan@huffpost.com
節税したい、けど税務調査が怖い……。もしかするとあなたも、こんなイメージだけで損をしているかもしれません。経費のグレーゾーンを上手に利用する方法を、元国税調査官で現税理士の松嶋洋氏が解説しました。 0.1%いるかいないか、珍しいタイプの国税OB税理士 主藤孝司氏(以下、主藤):みなさんこんにちは、主藤孝司です。今日ご紹介する書籍は、『社長、その領収書は経費で落とせます!』。著者の松嶋洋さんにお話をお伺いします。松嶋さん、よろしくお願いします。 松嶋洋氏(以下、松嶋):よろしくお願いします。 主藤:この本は中経出版から出版されている本ですけれども、松嶋さんは元国税調査官でいらっしゃいます。2002年に東京大学を卒業されて、東京国税局に入局。それから2011年に「松嶋洋税理士事務所」を開業されていらっしゃいます。今は税理士として活躍されている国税OB、と言ってよろしいでしょうかね? 松嶋:よろ
人を殺し、その命を金に換えるビジネスモデルが詰まっている。 借金にまみれた人生の破綻者、家族からも見放されたリストラ対象者、土地つきボケ老人、生命保険に入っている死にぞこないを見つけてきては酒に溺れさせ、面倒をみてやり、小金を貸してやる。最終的には、土地や預金通帳などを手にいれ、土地は転売してサヤをとる。不動産がなければ保険金だ―――良心ないし魂を売り渡せば、数百万が億になる老人ビジネス。 死刑囚が、獄中から、告発する。被害者は複数で、首謀者は娑婆にいる―――という話なのだが、設定だけ聞くと、よくできたフィクションだ。絞殺死体を焼却炉で燃やす件や、純度の高いウォッカを無理やり飲ませて殺す場面など、非常にフィクションであって欲しいのだが、恐ろしいことに、[上申書殺人事件]のルポルタージュだ。 告発者は元ヤクザで殺人犯の後藤。裏切りか報復か、抑えた筆致でも骨髄まで染みる恨み言に、読んでるこっち
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