「ずらす」という緊張。 僕は「お笑い」が好きだ。 笑うことも純粋に好きだが 「お笑い」が、好きなのである、ずっと。 最近になって、やっと気付いたのだが 僕は、「ずらし」が好きなようだ。 もちろん、お笑いはいろいろ好きだが 特に「ずらし」が好きなようだ。最近になって、やっと気付いた。 ほんとうは、調理法とか料理の技術のように それを指す、専門用語があるのかもしれないが ここは、「ずらし」、という呼び名で、進めさせていただきたい。 僕は、ずっとそう呼んでおりまして。 ま、自分の頭の中だけで、ですが。 「ずらし」というのを、説明したい。 じゃないと、この文章が成り立たない。 「ずらし」は、「例え」というのと似ている。 似ているというか、含んでいる。 誰かが、「木村って、ほんとおっちょこちょいだよなあ」と言ったとする。 「そうそう、バカだよね」とか、「よくミスるよね」とか そういう、応えかたがある