新型コロナウイルス感染症対策を呼び掛ける看板=6月、英バーミンガム/Mike Kemp/In Pictures/Getty Images (CNN) 米国で新型コロナウイルスの変異株「デルタ」の感染が拡大するなか、数週間前からデルタ株が優勢となっているイスラエルと英国の前例を基に、専門家らはワクチン接種の重要性を指摘している。 デルタ株はインドで最初に見つかった変異株で、感染力の強さが指摘される。 イスラエルではすでにデルタ株が新規感染の9割を超えた。国内で最初にデルタ株が確認された4月中旬と比べ、1日当たりの新規感染者数は2倍に増えている。 一方で死者数は、当時の1日当たり5人を下回る状態が続き、5月の最終週以降は平均2人未満にとどまっている。 英国では5月中旬にデルタ株が確認された時と比べ、新規感染者も死者も増加した。ただし感染者が約12倍と急増したのに対し、死者数は2倍前後だ。 死者