戦場などで敵兵器の鹵獲はさほど珍しいことではありませんが、強奪となるとだいぶお話が違ってきます。そしてそれは、決してフィクションの中だけのお話でもありません。歴史に刻まれる大事件から珍事まで、5つのケースを挙げました。 アニメや漫画だと最新兵器が奪われたりするが… 戦地などで、降伏した敵対勢力から武装解除の際に装備品を取り上げたり、敵が撤退時に放棄した兵器を我がものとし再利用したりすることを「鹵(ろ)獲」と呼びます。創作物などでは、こうした一般的な鹵獲に当てはまらない、「敵対勢力からパイロットごと最新兵器がやってくる」「兵器ごと陣営を変える軍人が現れる」「ただの一般人に盗まれる」といったケースが見られ、そして現実でもそれらに似たようなことが起きています。 拡大画像 ベレンコ中尉亡命事件で広く世界に知られることとなったMiG-25。写真は同型機。 最新兵器のMiG-25と亡命「ベレンコ中尉亡