韓国の研究機関Korea Advanced Institute of Science and Technology(KAIST)は、米国で開催中の国際学会ISSCC 2015で、テキスト認識や物体認識向けディープラーニング(DL)に特化したプロセッサー「K-Brain」を開発したと発表した。
日本を代表する物理学者だった外村彰(とのむら あきら)氏(1942〜2012年)が執念を燃やし続けた原子分解能・ホログラフィー電子顕微鏡が埼玉県鳩山町の日立製作所(日立)基礎研究サイトで昨年完成して稼動を始め、世界最高レベルの分解能の43pm(pはピコ、1兆分の1)を達成した。ミクロの世界を追い求めてきた顕微鏡の歴史に1ページをしるした。日立中央研究所の明石哲也(あかし てつや)技師、長我部信行(おさかべ のぶゆき)前所長、外村彰氏らが2月17日付の米科学誌Applied Physics Lettersオンライン版に発表した。 この電子顕微鏡は2010年から、政府の最先端研究開発支援プログラムの助成を受けて約60億円の予算を投じ、最新の技術を結集して開発された。さまざまな点で世界最高である。1.2メガ(メガは100万)ボルト(MV)の安定した加速電圧を備え、ナノメートル(ナノは10億分の1
El Despacho Desordenado ~散らかった事務室より~2015年1月4日から「Diario de Libros」より改名しました。 メインは本の紹介、あとその他諸々というごっちゃな内容です。 2016年4月13日にタイトル訂正。事務机じゃなくて「事務室」です(泣)。 ここに一冊の本があります。『不撓 日独潜水艦協同訓練時代を偲ぶ』と題された通り、この私家版本は著者の海軍下士官時代を中心にした回想録です。彼は機関兵から、志望だった潜水艦に乗り組んで最終的に機関兵曹長になりました。 そんな彼の乗り組んだ潜水艦の一隻が、ドイツから日本に譲渡されたUボート「Uー511」でした。1941(昭和16)年12月8日と「くしくも日米開戦の日に竣工」(p.84)した本艦は1943(昭和18)年5月にドイツはキール軍港を発ち、当時日本占領下にあったマレー半島ペナンを経て同年8月7日に呉に入港
Professor Chunlei Guo has developed a technique that uses lasers to render materials hydrophobic, illustrated in this image of a water droplet bouncing off a treated sample. Photo by J. Adam Fenster / University of Rochester Super-hydrophobic properties could lead to applications in solar panels, sanitation and as rust-free metals Scientists at the University of Rochester have used lasers to trans
【名古屋】シマダマシンツール(愛知県豊川市、島田雅宏社長)は15日、2024年4月1日付でシチズンマシナリーの多軸自動旋盤事業を承継すると発表した。シチズンマシナリーが「Miyan... マイクリップ登録する
半導体集積回路(LSI)の低電力化に最も有効な手段は、基本素子であるトランジスタの電源電圧(動作電圧)を下げることだ。トランジスタの消費電力は、電源電圧の2乗に比例するためである。 現行のトランジスタ(MOSFET)は、微細化とともに電源電圧を下げてきたが、0.5Vを大きく下回るような極低電圧動作の実現は難しいとされる。その理由の1つは動作原理上、ゲート電圧に対する電流の立ち上がりの急峻(きゅうしゅん)さを示すS(サブスレッショルド)係数を、室温で60mV/桁以下に下げることができないことだ。S係数が小さいほど電流が急峻に立ち上がり、電源電圧を下げられる。 こうしたMOSFETの限界を克服しようと、MOSFETとは異なるデバイス構造や動作原理を使って、S係数を60mV/桁以下に下げる技術の開発が盛んになってきた。極低電圧動作を目指すこのトランジスタ技術は「スティープ・スロープ・デバイス(s
NSマテリアルズ(株)は、同社が開発した量子ドット技術による、高輝度LED光源用高機能ナノ蛍光体について、テレビやモバイル端末における実用化と有効性に関する発表会を開催した。 NSマテリアルズは、独立行政法人産業技術総合研究所と共同開発した独自のマイクロ空間化学技術によるLED光源用の新しい蛍光体「量子ドット=QD(Quantum Dot)蛍光体」の量産技術を有する会社。 量子ドット蛍光体は、スマートフォン/タブレット、ノートPC、テレビなどの液晶ディスプレイへの適用が期待される蛍光体。NSマテリマルズの今回の発表によれば、特に液晶ディスプレイの分野では、量子ドット蛍光体を採用することにより、8Kテレビなどの高解像度ディスプレイでNTSC規格の色空間を超え、BT.2020規格を100%サポートする色表現が可能になるという。一方、スマートフォン/タブレットなどのモバイル機器に採用した場合は、
ビール瓶の栓を開けたときに、泡がビールとともに溢れ出るのを「噴き(gushing)」というのだそうだが、噴きを抑制する方法をベルギーの食品科学者チームが発見したとのこと。この発見については、Journal of Food Engineeringの来月号で報告されるとのこと(Science、Slashdot)。 これまでビール醸造メーカーは消泡作用のあるホップエキスを足すことで噴きを抑えようとしてきたが、ホップエキスに浸した麦芽に磁場を与えたところ、ホップエキスがより小さな粒子になることが分かったという。ホップエキスが小さな粒子になることで、麦芽が発酵する過程で発生した二酸化炭素を引き付ける作用があるヒドロホビンと呼ばれるタンパク質と効果的に結合でき、これにより噴きが抑えられるという。 実際にビール醸造にこの技術を用いたところ、過剰な泡を減らすことができたため、ホップエキスの量を減らす必要が
トヨタ自動車の下請け企業は全国に約3万社。円安の恩恵もどこ吹く風で日々これカイゼンに励む、というストイックな印象をお持ちの方も多いだろう。だが今、そのクルマづくりの技術と情熱を「カクテルシェーカー」づくりに振り向けている下請け企業がある。酒好きの道楽? などとあなどるなかれ。目標は本気の世界進出、新しい「ジャパン・ブランド」の創出なのである。 そのカクテルシェーカーのブランドは「BIRDY.(バーディー)」。ゴルフのバーディーにかけ、パーより一段上を、という意味が込められている。この10月、経済産業省の「JAPANブランドプロデュース支援事業」の一つに採択された。すでにイギリスの超老舗ホテル「ザ・サボイ」のヘッドバーテンダー、エリック・ロレンツが認めるコラボレーション商品も誕生。イギリス、ドイツ、ギリシャなどカクテルの本場ヨーロッパに乗り込み、さらにロシアやオーストラリアにも販路を広げよう
Oculus Acquires A Hand-Tracking Company And An Augmented Reality Company Will the Oculus Rift someday bring your hands into virtual reality? That seems to be a direction they’re moving in, based on some acquisitions they just made. This morning, Oculus quietly disclosed a pair of acquisitions: Nimble VR, and 13th Lab. Nimble VR is a hand-tracking, skeletal detection camera built almost entirely wi
ICテスターをクラウド経由で構築――使いたい機能を、使いたい分だけ!:テスト/計測(1/2 ページ) Cloud Testing Serviceは、ICテスターの機能を、クラウド経由でオンデマンドに提供するサービスを手掛けている。スマートフォンのアプリのように、使いたい測定機能を、使いたい分だけインストールして使用する。 アドバンテストの子会社であるCloud Testing Serviceは、少し変わったICテスティングサービスを提供している。それが、「CloudTesting Service」だ。文字通り、クラウドを利用してICテスターの測定機能を、必要な時に必要な分だけ使えるようになっている。 CloudTesting Serviceは、主に、クラウド上の計測ソフトウェア「Testing IP」、ユーザーのPC、小型の計測器「CloudTesting Station」で構成される。P
米Intelは現地時間2014年12月9日、「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」を構成するデバイス用のプラットフォーム「Intel IoT Platform」を発表した。 Intel IoT Platformは、Intelのハードウエアとソフトウエアを組み合わせ、IoT向けの接続性とセキュリティを統合したリファレンスモデル。各種デバイスのデータを信頼度の高い方法でクラウドにつなぐための基盤を提供する。 IntelのIoT部門担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのDoug Davis氏は、「IoT市場は急速に成長しているが、拡張性の課題に直面している。開発プロセスの手間や時間を削減し、新たなソリューションの導入を簡素化することで、革新の加速化を促すことができる」と述べている。 同社は今後、API管理やサービス生成ソフトウエア、端末とクラウド間の接
「針なし注射器」の開発に成功 痛みなし、皮膚に押し当てるだけ 芝浦工大 ITmedia ニュース 12月4日(木)13時27分配信 針を使わずに気泡の圧力で試薬や遺伝子を体内に届けられる「針なし注射器」の開発に、芝浦工業大学機械工学科の山西陽子准教授が成功した。直接皮膚に押し当てるだけで、痛みを伴わずに試薬や遺伝子を目的の場所へ高精度に輸送できるという。 既存の針なし注射器は、バネの力で液体を高圧で発射し、皮膚を貫いて筋肉に薬剤を投与するものなどがあるが、神経を傷つける恐れや、多少の痛みを感じるなどの問題があった。 新開発の針なし注射器は、高速で発射した気泡がはじける力で細胞に微細な穴を空け、その穴から、試薬をまとった微細な気泡を細胞内に注入する。気泡のガスは細胞内で収縮し、試薬だけが患部に届く。穴の直径は4μメートルほどで、細胞へのダメージも少なくて済む。 2012年に開発した「マ
岸田文雄首相は5日、経団連など経済3団体が東京都内で開いた新年会に出席し、物価上昇を上回る所得増に向けた「力強い賃上げ」実現への協力を呼び掛けた。賃上げや投資、株価上昇の流れを後退... マイクリップ登録する
はじめに ウェアラブル機器の市場規模について専門家は、現在は30億~50億米ドルであり、今後3~5年の間には300億~500億米ドルに増大すると予測し、さらに、スマートフォン使用者の15%以上がウェアラブル製品を購入することになろう、と見積もる。 その応用分野と用途は、Beecham Researchの資料によれば、図1に示すように複雑に入り組んだものになる。 どの程度の信頼性が必要か さて、問題はウェアラブル機器は信頼し得るのか、ということだ。信頼性とは、ユーザーの使用環境において、要求され、あるいは望まれる期間にわたって仕様通りの働きを可能とする製品能力の指標だ。この観点によれば、製品に期待される働きは何か、どのような環境で使用されるか、どの程度の期間にわたって維持されるべきか、を考慮することが必要だ。 ウィキペディアではウェアラブル機器を“衣類の下や表面あるいは上から人体に装着される
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