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意識研究に関するtnakamrのブックマーク (26)

  • どこで哲学者チャーマーズは日和ったのか? - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    ここ最近、私はクオリアや強い人工知能についての未だによくある誤解を扱ったブログ記事を書く予定だった。しかし、次にリンクした哲学者チャーマーズが参加したトークセッションについての記事を読んで書く気を失ってしまった。 AIはいずれ“哲学的ゾンビ”ではなくなる──WIRED Futuresで語られた2024〜50年のAIと人間 なぜ書く気を失ったか?というと、チャーマーズが来の哲学的な議論とは相容れない日和った発言をしていたことにガッカリしたからだ。記事の元になった動画は見てないので、もしかしたら勘違いがあるかもしれないが、記事を読んだ感じではそれほど大きな勘違いではないと思った。 チャーマーズは意識のハードプロブレムや哲学的ゾンビの提唱で有名になった哲学者だ。この記事でのこれらについての説明は私から見ても間違ってはいないと思う。該当箇所を記事から引用してみる(以下の引用は全てリンクした記事か

    どこで哲学者チャーマーズは日和ったのか? - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • pooneilの脳科学論文コメント: 研究関連ツイートまとめ(2021年1月)

    ■ 研究関連ツイートまとめ(2021年1月) The New York TimesによるJohn Conwayのライフゲームの記事。 初出を知らなかったけど、Scientific Americanのマーチン・ガードナーのコラム(1970)でJohn Conwayが送ったレターが紹介されたのが初出とのこと。(セルラ・オートマタ自体はフォン・ノイマンだから1940年代。) なるほど!Varelaらによるオートポイエーシスの2次元セルラ・オートマタの論文が出版されたのは1974年で、たった5つの文献しか引用してないのだけど、そのひとつはこのGardnerのSci Am 1970の記事だった。1974論文内ではライフゲームの発展型とは決して言ってないのだけど。 病院で待っている間に「0と1から意識は生まれるか――意識・時間・実在をめぐるハッシー式思考実験」を読了したけど、思ったよりも面白かった。意

  • Can consciousness be explained by quantum physics? My research takes us a step closer to finding out

  • 『認知科学第28巻第2号(2021)』解説特集「深層学習と認知科学」 - logical cypher scape2

    TLで論文pdfのリンクが流れてきたので、特集の論文を3つとも読んでみた。 賀沢 秀人「深層学習は認知科学の対象となるか」 深層学習は認知科学の対象となるか 認知科学が対象にするのが、何らかの意味で知的に(ヒト的に)振る舞っているシステムだとした上で、深層学習で作られたシステムが、そのようなシステムかを考えた上で、なお、深層学習と認知科学の関係について提案する まず、ヒト的というのを、観察可能な振る舞いがヒト的という意味で「外的にヒト」と、情報処理のレベルでヒト的という意味での「内的にヒト」とに区別した上で、深層学習で作られたシステムは、外的にヒトだとは言えるが、(部分的に類似しているとはいえ)現時点で内的にヒトとは言えない、とする。 (ところで、深層学習は、初期において人間の脳神経系の仕組みを参考にしていたが、現在はもはや人間の神経系を参考にしていない。この点について、鳥と飛行機の関係で

    『認知科学第28巻第2号(2021)』解説特集「深層学習と認知科学」 - logical cypher scape2
  • 実験室で育てられた脳は意識を持つようになるのか?

    tnakamr
    tnakamr 2020/11/02
    脳オルガノイド
  • 自由エネルギー原理が正しいときの奇跡に気づく - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    この前の統一理論としての予測処理理論を批判する論文を読んで以来、疑惑の種が私の中に蒔かれてしまった。その後もいくつか関連記事を読んでるけど、あれ?これは?と言った疑問部分が目に付きやすくなってる。 予測処理理論の関連理論の間の関係がよく分からない 最近、予測処理理論の核概念であるActive inference(能動的推論)を主題にした博士論文を眺めた。体は数理的分析なのだが、その導入となる背景知識の章を読んでたら、論文タイトルに含まれる4e認知の説明がぬるいのにもあきれたが、予測処理関連を含めその他の説明も私には十分に公正なものに思えなかった1。 その論文を読んでいてあらためて感じたが、そもそも予測処理理論の関連した理論(予測符号化とかベイズ脳仮説とか自由エネルギー原理とか)との関係がいまいち理解できない。 でなくとも同じくベイジアンが関連した研究である、GriffithsとTenen

    自由エネルギー原理が正しいときの奇跡に気づく - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
    tnakamr
    tnakamr 2020/09/17
     自由エネルギー原理
  • カオスから自由意志へ

    Psyche(aeon)より。 物理学の大雑把な理解では、宇宙は決定論が働いていると見ています。幸いなことに、分子の不確実性はこれがそうではないことを保証しています ジョージ・エリス フランスの数学者ピエール・シモン・ラプラス(1749-1827)は、宇宙は機械の一部であり、物理学がすべてを決定すると考えていました。ラプラスの研究を読んでいたナポレオンは、彼の理論に創造主が存在しないと対立しました。ラプラスは、「私の書物にそのような仮説は必要ありません」と答えました。ラプラスは自由意志についても同じことを言ったかもしれません。機械的な宇宙には必要ありません。 ラプラスの時代から、科学者、哲学者、神経科学者までも、彼にならって自由意志の可能性を否定してきました。これは、物理系を特徴付ける変数の初期値と、これらの変数が時間とともにどのように変化するかを説明する方程式を知っていれば、系の状態を後

  • 100年以上謎だった「なぜ全身麻酔で人は意識を失うのか」がようやく解明へ

    全身麻酔が最初に利用されたのは、日では1804年、西洋では1846年ごろと考えられています。歯科医のウィリアム・T・G・モートンがエーテル麻酔を開発し、1846年に頚部腫瘍の患者に対して全身麻酔手術を行ったことは西洋医学の大きな転換点となりましたが、一方で、実は「なぜ全身麻酔を施すと人は意識を失うのか」という理由は、長年、解明されていませんでした。そんな中、最新技術によって、この謎がついに明かされようとしています。 Studies on the mechanism of general anesthesia | PNAS https://www.pnas.org/content/early/2020/05/27/2004259117 Scientists May Have Finally Figured Out How General Anesthesia Works | IFLScie

    100年以上謎だった「なぜ全身麻酔で人は意識を失うのか」がようやく解明へ
  • 人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説

    2012年頃に「ディープラーニング」や「ニューラルネットワーク」が多くの分野で使われるようになってから、人工知能(AI)の分野は目覚ましい発展をみせてきました。「100年以内にAIは人間を超える」と言われることもありますが、AIが人間と同様の「意識」を持つことは将来的に起こりうるのか、神経学者が「意識」と「知能」の違いに言及しつつ解説しています。 Can AI Become Conscious? | News | Communications of the ACM https://cacm.acm.org/news/244846-can-ai-become-conscious/fulltext カリフォルニア工科大学教授であり神経学者でもあるクリストフ・コッホ氏はDNAの二重らせん構造を発見したフランシス・クリックとともに神経科学としての「意識」の研究に取り組んだ人物。またコッホ氏は同じく

    人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説
  • 4E認知は仲良しごっこのウソお友達グループだったのか? - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    認知科学では二十世紀の末頃(特に80年代から90年代まで)に、主流(特に古典的計算主義)に対抗する動きとして身体化論の流れが様々な形で起こった。それは二十一世紀にも受け継がれて、主要な概念であるembodied,embedded, extended, enactiveから頭文字を取って4E認知と呼ばれて議論されるようになった。しかし、4E認知の諸概念は実はお互いに相容れない所もあるのではないかと、当の支持者も含めて疑われるようになった。 疑惑の前触れ、拡張と埋め込み 4E認知の諸概念は二十世紀の段階で既に提出されていた用語を寄せ集めただけだが、これらを同じ頭文字としてひとまとめにしたのは確かによくできている。いつからこう言われ始めたのか私にはよく分からないが、実は4e認知の用語が広まる前に既に不穏な空気は醸し出されていた。それはRupertによる拡張された心(extended mind)と

    4E認知は仲良しごっこのウソお友達グループだったのか? - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • pooneilの脳科学論文コメント: 駒場講義2018「意識の神経科学と自由エネルギー原理」無事終了

    ■ 駒場講義2018「意識の神経科学と自由エネルギー原理」無事終了 駒場でのオムニバス講義「意識の神経科学と自由エネルギー原理」ですが、無事終了しました。講義スライド(画像及び未発表資料の削除をしたもの)をslideshareにアップロードしました。併せて生理研の講義資料ページもアップデートしております。 ここ数年の講義ではだいたい前半に「視覚失認」「盲視」、後半に「自由エネルギー原理」「統合失調症」という構成で行ってきたのだけど、全体に詰め込み気味になって良くないなあと思っていたので、自由エネルギー原理部分の資料が充実してきたのを機に、今回は前半を「統合失調症」、後半を「自由エネルギー原理」と明確に分けて行いました。 執筆中のFEP入門の総説(後半でFEP意識論を展開)で議論が整理できたので、そのあたりは昨年12月の「感覚運動随伴性、予測符号化、そして自由エネルギー原理 」よりは明確にな

  • デイヴィド・チャーマーズ「ヴァーチャルとリアル」 - logical cypher scape2

    チャーマーズが、VRについてのデジタリズム実在論を主張している論文 Chalmers, David J. "The virtual and the real." Disputatio 9.46 (2017): 309-352. ヴァーチャルリアリティはリアルか?:VRの定義、存在論、価値 - Lichtungにおいて紹介されており、以下のURLから読むことができる。 https://www.degruyter.com/view/j/disp.2017.9.issue-46/disp-2017-0009/disp-2017-0009.xml 上述のナンバユウキさんのブログ記事では、当論文の中のVRの定義について整理しているが、フィクショナリズムを退け、デジタリズムを主張しているところがちょっと気になったので、ちょっと眺めてみた。 1 Definitions 2 Virtual fiction

    デイヴィド・チャーマーズ「ヴァーチャルとリアル」 - logical cypher scape2
  • 脳とは「記憶そのもの」だった──「記憶のメカニズム」の詳細が明らかに

  • pooneilの脳科学論文コメント: 研究メモ: 中井久夫の統合失調症論、スパイキングニューロンネットワークのシミュレーターなど(20160710まで)

    ■ 研究メモ: 中井久夫の統合失調症論、スパイキングニューロンネットワークのシミュレーターなど(20160710まで) 以前も書いたことがあるけれども、意識研究の側面からは統合失調症の前駆期の主観的経験に興味がある。それは「気づきの亢進」と言われるものだけど、なかなか系統だった記述を見つけることが出来なかった。 中井久夫のを読むべきだということはわかっていたけど「統合失調症をたどる」というに書いてあることを読んで、まさにこれだと思った。このも当事者研究的というか二人称的アプローチをとっていると言える。たとえば p.124「超覚醒感と圧倒的な抑留された睡眠切迫感とでもいうべきものの共存」 p.125「思考はどんどん伸びていって分岐に分岐を重ねる。考えが花火のように枝分かれする。いままでわからなかったことが次々にわかる感じがするが、口に出しては言えない。」 p.128「あらゆる可能性が一

  • pooneilの脳科学論文コメント: 駒場学部講義2015 「意識の神経科学:「気づき」と「サリエンシー」を手がかりに」レジメアップしました

    ■ 駒場学部講義2015 「意識の神経科学:「気づき」と「サリエンシー」を手がかりに」レジメアップしました 駒場学部講義2015 「意識の神経科学:「気づき」と「サリエンシー」を手がかりに」レジメアップしました。 今年の目玉は後半部。Predictive coding - フリストン自由エネルギーから統合失調症についての話を経由して、presenceへ。 統合失調症のトピックはコンパレーター仮説(フリス) - ベイズ的説明(フリストン) - 過剰サリエンス説(カプア)という流れになってきたが、ぜんぜんエナクティブでないのでなんか意でない。現在確立しつつある視点を紹介という言い方になるか。 過剰サリエンス説と予想コーディング説を接続するという考えはすでにFletcher & Frith 2009 http://t.co/JmZPHmgJei に見られるので、それを基的なところから、自分の

  • pooneilの脳科学論文コメント: 「状態空間モデル入門」講義に出てきた

    ■ 「状態空間モデル入門」講義に出てきた 明日総研大の大学院講義で「状態空間モデル入門」小山慎介(統計科学専攻)というのがあるので勉強してくる。島崎さんのPLoS Comput Biolとか理解できるようになることを期待して。 予習中。「神経科学と統計科学の対話3」State Space Methods in Neuronal Data Analysis (Z Chen) パート1及びスライド。動画はパート2およびパート3まであり。 「状態空間モデル入門」講義参加してきた。あいにく出席者が少なくて残念なかんじだったが、おかげでバンバン質問してマンツーマン的に教わることができた。講義としてはまず確率的因果推論とマルコフ過程の概論から。 確率的因果推論っていうけど、以前ブログで「ラットの因果推論」について採り上げたときに、原因の確率を手計算していたけど、あれがまさに確率的因果推論であって、PR

  • pooneilの脳科学論文コメント: 紀要原稿「盲視の神経現象学を目指して」を(昨年)書きました

    ■ 紀要原稿「盲視の神経現象学を目指して」を(昨年)書きました 昨年、東北大学倫理学研究会」発行の学術雑誌 Moralia に紀要原稿を書きました。 「盲視の神経現象学を目指して」 吉田 正俊 MORALIA 20-21 171-188 2014年11月 あいにく原稿はwebからはアクセス出来ないようなのですが、内容としては、これまでに行ってきた「ギャラガー&ザハヴィ『現象学的な心』合評会」および「科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ 「神経現象学と当事者研究」」での発表をまとめたものです。 そのときにいくつかメモったことをまとめてブログ記事にしてみました。 Evan ThompsonによるZahavi論文へのコメントを読んでたら、現象学の自然化について、二つのありうる方法のうちの後者がThompsonのmind in lifeにあるというのを見て、読まなくてはと思った。 前者はい

  • pooneilの脳科学論文コメント: 駒場講義の準備メモ(2014年版)

    ■ 駒場講義の準備メモ(2014年版) 毎年6月恒例となってきた、駒場講義について少し考える。このあいだのclinical neuroscienceの総説原稿を元にして再構成する。「意識のcontent」だけではなくてstateとしての意識、みたいなことを考えるのに「前反省的自己意識」の概念が使えることがわかったのが去年からの進歩だけど、いきなり現象学入門ができるほどこなれているわけでもないので、ダマジオの中核自己みたいなもの、いやそれでもまだ抽象的すぎるので、「自己」概念についての経験的な知見に言及する方向か。大きくは変わらないがいろいろこなれた流れを目指したい。 来月の駒場オムニバス講義では、先日書いた日語総説のストーリーに沿って、これまで作ったスライドを再構成しようと思う。NCCという研究プロジェクトがあって、contrastive methodで強い表象主義なのだけれども、内的な

  • pooneilの脳科学論文コメント: 次回の駒場の大学院集中講義 90min * 5 「意識の神経科学」の構想を練る

    ■ 次回の駒場の大学院集中講義 90min * 5 「意識の神経科学」の構想を練る 前回、前々回と6月20日の駒場広域システム学部講義 90min * 2 「意識と注意の脳内メカニズム」のレジメを作ってアップしてみました。 今度は冬学期に大学院の集中講義 90min * 5をやることになりました。広域システム科学特殊講義Ⅴ 「意識の神経科学」 1/10の3,4,5限 (13:00-18:00)、1/11の3,4限(13:00-16:20)です。 というわけで、構想をツイッターに書いたのをここにまとめてみる。(20120712バージョン) 教科書的に体系的に行くのにしてはそういうものもなかなか無いし(「意識の探求」から何章か選ぶとかはあり)、あんま不得意な部分をやるよりかは、自分の問題圏に沿って体系化するのにこの準備を使う方がよいだろう。 Anil Sethの「意識の神経科学」コースのアウト

  • デイヴィッド・チャーマーズ - Wikipedia

    デイヴィッド・チャーマーズ デイビッド・ジョン・チャーマーズ (David John Chalmers、1966年4月20日 - )は、オーストラリアの哲学者である。心の哲学の分野における指導的な哲学者のひとりで、2006年現在オーストラリア国立大学の哲学教授であり、同校の意識研究センターのディレクターを務めている。オーストラリアのシドニー生まれ。チャルマーズとも書かれる[1]。 略歴[編集] チャーマーズは1966年、オーストラリアのシドニーで生まれた。1982年、高校生のとき国際数学オリンピックで銅メダルを獲得。その後オーストラリアのアデレード大学に入学し、数学とコンピュータ科学を学ぶ。卒業後はローズ奨学生としてイギリスのオックスフォード大学リンカーンカレッジに渡り数学を専攻する。しかし自身の興味の対象が数学から心の哲学に移り変わってきたことを実感し一念発起、アメリカにわたり専攻を変え

    デイヴィッド・チャーマーズ - Wikipedia