立命館大学は、日常生活に最低限必要な筋力に対して、体力が低下したお年寄りからアスリートまで、どれほど筋力の余裕があるのかを誰でも簡単に測定できる「筋力余裕度計」を開発したと発表した。 成果は、立命館大 スポーツ健康科学部の吉岡伸輔助教らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、学術誌「Journal of Robotics and Mechatronics」に掲載される予定だ。 ヒトの筋力は加齢と共に低下するのは、説明するまでもなく誰もが知っていることだろう。そして筋力が低下することによってヒトには何が起きるかというと、移動能力の低下が大きい。さらに筋力低下が進めば、最終的には要介護状態を招くなど、生活の質の低下を招いてしまう。 高齢社会を迎えた日本において、このような問題は各家庭において身近なものとなっており、行政や介護施設だけではなく高齢者が暮らす家庭においても問題解決に向けた取り