日本共産党の志位和夫委員長は、8日のNHK番組「日曜討論」に出演し、政府・民主党が決めた消費税率10%への段階的増税の方針について、「三つの大問題がある」と批判しました。 一つは、ムダ遣いを続けながらの大増税になっていることです。 志位氏は、▽八ツ場ダムの建設を再開する▽原発推進に4200億円もの予算をつける▽「(政治家が)身を切る」といいながら政党助成金320億円には手をつけない▽大企業・大資産家に1・7兆円の新たな減税をばらまく―という政府の姿勢を批判。「こういうムダ遣いをやりながらの増税はひどい」と述べました。 二つ目は、「社会保障と税の一体改革」といいながら、社会保障は切り捨てのメニューばかりだということです。 志位氏は、まず年金の支給額削減をおこない、さらに、支給開始年齢の68歳~70歳への先延ばし、医療の窓口負担増などを政府が狙っていると指摘し、「『一体改革』ではなくて『一体改