取材に応じる上村明子さんの父親(中央、後ろ姿)=8日午後6時26分、群馬県桐生市、高橋雄大撮影亡くなった上村明子さん。3月、当時の担任が贈った「本読み頑張り賞」の賞状にこの写真が取り込まれた 群馬県桐生市の市立小学校6年、上村明子さん(当時12)が10月23日に自宅で自殺した問題で、学校側は8日に記者会見を開き、学校で明子さんへのいじめがあったことを認めた。市教育委員会は再発防止策を明らかにした。学校の校長らは明子さんの両親に謝罪。だが、いじめと自殺との因果関係は認めず、「なぜ認めてくれないのか」と、両親はいっそう不信感を募らせた。 明子さんの両親は「自殺の原因はいじめだ」と訴えていたが、学校側はこれまで「学級内の人間関係に問題はあったが、いじめがあったとは認識していない」と記者会見などで説明していた。 その理由について市教委は、明子さんが普段から一人でいることが多く、他の児童から明