日本が世界で最も多く消費するクロマグロの資源管理を徹底したいとして、26日、農林水産省は各都道府県に対し、今後、養殖施設を拡大しないよう求める大臣名の指示を出しました。 それによりますと、今後、原則として、クロマグロの養殖場を新たに設置したり、いけすの規模を拡大したりしないよう、許可権限がある都道府県に求めています。 この指示の内容が守られなかった場合、国は都道府県に対して元の状態に戻すよう是正要求を出すということです。 農林水産省は、ことし6月、来年9月からクロマグロの養殖場の新たな設置や規模の拡大を、原則、認めないよう求める要請を各都道府県に出していました。 これに対し一部の自治体から、地場産業の発展の妨げになるといった声が寄せられたことから、農林水産省は、資源管理を徹底する立場から、今回、拘束力のある指示へと切り替えたとしています。 これについて、郡司農林水産大臣は26日の閣議のあと