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reviewに関するtskkのブックマーク (145)

  • 『統計はウソをつく アフリカ開発統計に隠された真実と現実』 こうして数字はつくられる - HONZ

    億万長者になった自分を想像してみよう。生涯で使い切れないほどのお金を手にしたあなたは、サハラ以南アフリカ諸国への援助を考える。数多い国の中で、どの国から投資をすべきか?世界銀行による世界開発指標で国民1人あたりのGDPを調べてみると、コンゴ民主共和国の92米ドルが最も小さなものであることがわかる(書による2009年の調査時点での2000年の値)。 念のために、経済学者にもよく利用される、ペン・ワールド・テーブル(PWT)とアンガス・マディソン(マディソン)のデータセットでも調べてみよう。PWTでもマディソンでも、コンゴ民主共和国の1人当たりGDPが最も小さな値を示している。「先ずはコンゴ民主共和国へ援助金を出そう」、と考えるかもしれない。しかし、これら3つのデータセットで貧困ランキングを作成すると、奇妙な事実が浮かび上がる。例えばPWTでは貧困ランキング7位のギニアが、マディソンでは

    『統計はウソをつく アフリカ開発統計に隠された真実と現実』 こうして数字はつくられる - HONZ
  • 「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」東京都現代美術館 - 沙東すず

    いろいろと物議を醸していた企画展ですが、わくわくして脳みそに涼しい風が吹くような展示だった! 「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」は都現美の夏休み企画展で、ヨーガン・レール、おかざき乾じろ、会田家(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎)、アルフレド&イザベル・アキリザンの作り出した4つのスペースをめぐりながら「○○はだれの場所?」と考える、というもの。 www.mot-art-museum.jp 清澄白河から都現美に行くときって、いつも暑くて死にそうになってる。徒歩13分くらいかかり、日陰は一切ない…。 展示室前にベビーカーがずらっと並んでいた。 あっ、きかんしゃトーマス目当てのお客さんも多いのかな… 「地球はだれのもの?」ヨーガン・レール 昨年急逝したテキスタイルデザイナーのヨーガン・レールは、「地球はだれのもの?」と題して大量のプラスチック漂着物を使ったインスタレーションを行っている

    「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」東京都現代美術館 - 沙東すず
  • 日本アニメーション『THE 世界名作劇場展』が素晴らしすぎてヤバい - 週刊アスキー

    東京・池袋にある東武百貨店 池袋店で、7月30日より開催中の『THE 世界名作劇場展 ~制作スタジオ・日アニメーション 40年のしごと~』を早速見てきた。 率直な感想をと問われたら、もう「良かった!」としか言いようがない。それがノスタルジーによるものか、美しいものを見た、という感動から出るものなのか定かではないのだけれど、ただただ「良かった」。ものすごく興奮した!とか、ワクワクした!とか、そういうのともちょっと違う。強いて言うなら、昔好きだった子に会うのに少しだけ似ているかもしれない。しかも当時の姿のままで。 公開された資料は300点を超え、見ごたえは十分。ただし、世界名作劇場は長く続いたシリーズだけに、人によって思い入れのある作品に違いがある。お目当ての1作品に限っていえば、少々もの足りなさも感じてしまうかもしれないが、それでも、各作品ごとに用意された資料は、その作品が好きな人ならきっ

    日本アニメーション『THE 世界名作劇場展』が素晴らしすぎてヤバい - 週刊アスキー
  • スナック感覚で天地創造できる「え~でるすなば」で佐渡ヶ島や能登半島を創造

    「え~でるすなば」は、筐体の中にある砂を、自由に掘ったり積んだりできるようになっている。そして、その砂の高さに応じて、海や山をプロジェクションマッピングで投影してくれる。 砂で自分の思い通りの地形を作ることができる……ということは、つまり、スナック感覚で天地創造できるというわけだ。(※スナック感覚というのは比喩です。飲物をべながらのプレイは禁止されています。あと、このさいついでだからいっておきますけど、この記事はセガからお金を貰っているわけではありません。)

    tskk
    tskk 2015/07/30
    よいレビュー / アレフガルドや中つ国、ロードス島辺りを作ってみたい
  • 【寄稿】湾岸のデカい建築・都市開発から国立競技場問題を考える | 中東・イスラーム学の風姿花伝

    『週刊エコノミスト』の読書日記。13回目になります。 池内恵「中東の砂漠に最先端の都市ができる理由」『週刊エコノミスト』2015年7月28日号(7月21日発売)、57頁 今回も、Kindle版など電子版には載っていませんので・・・契約条件が合理的になれば同意したっていいんだけどなあ。 紙版はアマゾンからでも。 今回取り上げたのは、レム・コールハースの『S,M,L,XL+』。 レム・コールハース『S,M,L,XL+: 現代都市をめぐるエッセイ』(ちくま学芸文庫) いいだなあこれ。終わった時代の話ではなく、これから先を読むための。 このの原著英語版は1995年に出ているが、特異な編集と形で、難解な奇書というイメージだった。何度か増補されているが、写真も多く、1冊2.7kgという。 S M L XL: Second Edition 立体的に見ると、こんなんですよ。 体裁の問題もあってか、ず

    【寄稿】湾岸のデカい建築・都市開発から国立競技場問題を考える | 中東・イスラーム学の風姿花伝
  • MobileHackerz再起動日記: 4980円の3Dプリンタがおうちにやってきた!!

    2015/07/17 ■ 4980円の3Dプリンタがおうちにやってきた!! Amazonさんの「史上最大のセール」こと、Amazon Prime dayが7月15日にありました。このセール、セールといいつつ値引きが微妙な商品もありつつもTITANX 3Way SLIの超化け物PCが10万円などと目玉商品はそれこそビックリするような価格で出てきて非常に面白かったのでした。 そんななか、やはり目玉商品だったのが3Dプリンター ダヴィンチ Jr. 1.0。もとの販売価格が49800円のところ、なんと90%オフ!の4980えん!!実は販売価格は実際に販売される瞬間まで知らず、元の価格よりある程度安ければいいなーくらいの気持ちで参戦したのですが、驚きのセール価格で買えました。 で、実際に届いてみたらこれが良い!セール価格は当然のことながら、これ通常販売価格でもむっちゃ安い良いモノじゃないですか!!

    MobileHackerz再起動日記: 4980円の3Dプリンタがおうちにやってきた!!
    tskk
    tskk 2015/07/17
    いいですね
  • 一般化・全体化という“社会学の暴力”に抗い、日常の断片から社会を考える『断片的なものの社会学』 | ダ・ヴィンチWeb

    もともと情報誌のライターをしていた直木賞作家の西加奈子が、自身が作家になった理由について、「喫茶店のお茶について“○○産の~”、“どんな味で~”ということを書くよりも、情報誌では書けない“運んできた人の手が震えていた”みたいなことを書きたかった。そっちのほうが面白いから」というような話をしていた(フジテレビ『ボクらの時代』より)。 自分が見聞きしたことを情報として整理し、切り分け、人に見せられる形に仕上げていく過程では、色んなものがこぼれ落ちていってしまう。この話は、何も情報誌の文章に限ったものではなく、文章を書く人や、何かしらの作品を作る人ならば、一度は考えたことがある問題だろう。『断片的なものの社会学』(岸政彦/朝日出版社)は、そのジレンマに社会学者が向き合った1冊と言えるのではないだろうか。 著者の研究テーマは、沖縄、被差別部落、生活史。社会学には様々な研究のスタイルがあるが、著者の

    一般化・全体化という“社会学の暴力”に抗い、日常の断片から社会を考える『断片的なものの社会学』 | ダ・ヴィンチWeb
  • 『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル - HONZ

    先週末30年ぶりにシリーズ続編として公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は突き抜けて凄まじい、破壊的なエンターテイメントだった。崩壊した地球文明の後に残った脳筋の男共が滅茶苦茶に改造されもはや原形が何だったのかさっぱりわからない車とバイクに跨り、何故か火を吹くギターを持って、裏切り者の女共を追いかけ上映時間の殆どをカーチェイスに費やす。走れども走れども砂漠以外何も見えない、荒廃した大地。資源は限られ少ない物資をヒャッハー!! と、暴力によって奪い合う、力こそ正義! な地獄絵図な世界が広がっている。 しかし、仮に核戦争なり宇宙人の侵略なり異常気象なり隕石の衝突なり、原因をどこに求めるにせよ、文明がいったん崩壊してしまったとしたら、当にそんな破滅的な状況になるのだろうか? 失われてしまった文明はもはや戻らないのか? 逆に復興できるとしたら、どうやって? 書は書名である『この世界

    『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル - HONZ
    tskk
    tskk 2015/06/25
    阻害要因であるキリスト教がない世界だろうし、文字、灌漑や金属加工、蒸気機関等の基礎知識を残せれば、即近代へ突入出来そう。てか、科学技術だけ発展して民主制が発明されなかったらかなりのディストピアだよなあ
  • 『耳鼻削ぎの日本史』”やさしさ”から”見せしめ”まで - HONZ

    “耳鼻削ぎ”とは穏やかではない。というか、野蛮。現代人はそう感じるだろう。日歴史上で耳や鼻を削ぐといえば、戦国時代の話かな。敵の首をいくつとったか戦功を証明するのに、首だと持って帰るには重いから耳。いや耳だと左右二つ削いで数をごまかせるので鼻になったんだっけ。いやはや、戦国時代は血腥い…。 著者は日各地の“耳塚”“鼻塚”を訪ね歩き調査する。無惨に討たれた武士たちの耳や鼻が何百と葬られたというのなら、さぞや怨念が染み付いているだろう、怨霊話もあるだろう。耳や鼻を削ぐという行為の意味もみえてくるだろう、と思いきや。 なぜかどこへいっても「耳の神様が耳の聞こえをよくしてくださるところ」という話ばかりだったのだという。 私は日中の耳塚・鼻塚を訪ねてまわり〜(中略)けっきょくのところ、どこの耳塚・鼻塚からも不気味な怨霊譚が聞かれることはなかった。それどころか〜(中略)土地の人から愛され、ご利

    『耳鼻削ぎの日本史』”やさしさ”から”見せしめ”まで - HONZ
    tskk
    tskk 2015/06/24
    「吉川家18350、鍋島家5444、黒田家8187」参考になる
  • ついに、ドラマ化!『ローマ法王に米を食べさせた男』 - HONZ

    かつてフランス皇帝ナポレオンは「余の辞書に不可能の文字はない」と豪語しましたが、書の著者・石川県羽咋市の職員・高野誠鮮さんは、「可能性の無視は、最大の悪策」がモットーです。 平均年収たった87万円、夢も希望も若者もなく、さびれるばかりの限界集落を救うために次々に大胆な行動を起こして、わずか5年で過疎の農村を生き返らせました。そんな高野さんの超人的な活躍ぶりに、お隣の富山県出身の落語家・立川志の輔さんは、リスペクトをこめてこう称えました。 ――スーパー公務員! 2002年のこと。ある出来事で上司の反感を買った高野さんは、異動で農林水産課に飛ばされます。腐ったそうです。そして傷心の思いで棚田が並ぶ山間部の神子原という村まで足を運んだときに、「農業は金にならない」「若者が減って村が消える」と嘆く老人たちを見て、愕然としました。 なんとかしなければ……高野さんは大きな衝動に突き動かされます。もち

    ついに、ドラマ化!『ローマ法王に米を食べさせた男』 - HONZ
    tskk
    tskk 2015/06/22
    「酒の飲める女子大生を呼ぶ」「“奇跡のリンゴ”の木村秋則さんを巻き込んで」「羽咋をUFOの市に」かなりアウトっぽい
  • 『世論調査とは何だろうか』バイアスがいっぱい - HONZ

    世論調査を目にする機会が増えたように思う。「賛成○割、反対○割」など、大文字で押し出された結果の部分を見ては、とりあえず「ふーん」とか言っている回数が多くなったような気がする。もちろんこれは感覚的な話に過ぎないが、議論の分かれる話がたくさん持ち上がっては報じられている今、あながち間違っているとも言えないのではないだろうか。 だが触れる場面が多い割に、調査の結果や考察に関しては話半分で見聞きしていることがほとんどだ。発表される数値はさまざまな影響を受けていて、何かしらの偏りがあるということは分かっている。でも実際にデータがどのように歪んでいるのかまでは知らないから、いまいち活用できない。 書を読んで、そのあたりが随分クリアになった。世論調査で得られる回答には具体的にどんな偏りが生まれ、どんな操作が加えられやすいのか。どういった質問が回答者を誘導しやすいのか。調査する側はどんなことを考えなが

    『世論調査とは何だろうか』バイアスがいっぱい - HONZ
  • 江戸の大食い・大酒飲み大会の記録 | Kousyoublog

    以前、「『居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化』飯野 亮一 著」という記事で紹介したが、居酒屋文化とともに料理文化が芽生えたのも江戸時代のことだった。特に文化化政期(1804~30年)は江戸の料理文化の爛熟期といえる。そんな江戸の文化で興味深いのが大酒大大会の開催である。色々記録が残っていて、これが面白い。 酒合戦という酒の飲み比べは古くは慶安二年(1649)、江戸大塚の酒豪・茨木春朔樽次と武州橘樹郡大師河原村の池上太郎左衛門行種との間で行われたものがあり、これが江戸時代を通じて語り継がれた。 千住酒合戦 1815年(文化十二年)10月21日、日光街道千住宿の中屋六右衛門が自らの還暦を祝って開催した酒合戦は江戸の代表的な文人・大田南畝によって観戦記録が著されている。江戸文化史に名高い千住酒合戦である。参加者それぞれの酒量に応じ、江ノ島盆(五合)、鎌倉盆(七合)、万寿無量盆(一升五

    江戸の大食い・大酒飲み大会の記録 | Kousyoublog
  • 『奴隷のしつけ方』奴隷を中州に捨てるべからず - HONZ

    『奴隷のしつけ方』と衝撃的なタイトルだ。著者はマルクス・シドニウス・ファルクスというようだ。古典なのだろうか。書を手に取り、パラパラとページをめくると違和感を覚える。マルクス・シドニウス・ファルクスとは何者なのか。記憶の糸を手繰る。しかし、思い出せない。書の帯には「何代にもわたって奴隷を使い続けてきたローマ貴族の家に生まれる。」とある。書店でスマートフォンを取りだし、検索してみる。ウィキペディアでも見つからない。謎は深まる。 答えを求めてページをめくる。翻訳者のあとがきを読んだとき、謎が解けた。 当の著者はジェリー・トナーという男だ。解説者として表紙に名前がある。ケンブリッジ大学の古典学研究者のようだ。そう、著者とされるマルクス・シドニウス・ファルクスとは架空の人物だ。書は古代ローマ帝国時代の奴隷という存在がどのようなものであったかを、架空の人物に語らせ、各章の末尾に物の著者トナ

    『奴隷のしつけ方』奴隷を中州に捨てるべからず - HONZ
    tskk
    tskk 2015/06/18
  • 「幕末外交と開国」加藤 祐三 著

    黒船来航から日米和親条約に至るプロセスを「(1)無能な幕府が(2)強大なアメリカの軍事的圧力に屈し、(3)極端な不平等条約を結んだ」(P257)と理解する見方が強まったのは明治十年以降だという。明治政府は一連の条約改正を政治課題に掲げて前政権である幕府の無能無策を強く主張するキャンペーンを張り、これが通説として長く信じられるようになった。しかし、史料を丹念に追うと、このような幕府無能説、軍事的圧力説、日米和親条約の不平等条約説はどうにも当てはまらない。では黒船来航はどのような過程をたどったのかをコンパクトかつ丁寧に解説したのが書である。 まず、黒船来航は幕府にとって青天の霹靂、であったとはとても言えない。前々から幕府は周到な準備を行っていた。まず、前提としてアヘン戦争を契機に海軍をもたないことから諸外国より劣勢にあるという認識の下で、外国船に対し強硬に武力で追い払うとしていた文政令(18

    「幕末外交と開国」加藤 祐三 著
  • 『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 - HONZ

    姓を手がかりに、歴史に埋もれたビッグデータを掘り起こした著者は、残酷な現実を突きつける。 基盤的な、または相対的な社会的流動性は、社会学者や経済学者が一般的に考えている水準よりはるかに低い。 つまり、従来考えられていたよりも、わたしたちの人生はその生まれによって決定されており、人の努力や意志で階級の階段を昇るのは従来考えられていたよりも困難だというのだ。時代・地域を問わない低い社会的流動性は、経済格差の大きなチリやペルーだけでなく、社会福祉の充実したスウェーデンなど北欧諸国でも変わることはなく、チャンスの国アメリカとて例外ではない。さらに驚くべきことに、この低い社会的流動性を向上させる政策などないという。北欧に見られる教育の無償化も、あらゆるものを破壊した第二次世界大戦も、人類史上最大規模で知識階級を虐殺した文化大革命でさえも、社会的流動性を向上させることはなかった。上流は上流のまま、下

    『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 - HONZ
  • 「敗走記」水木 しげる 著

    1970年に発表され、のちの「総員玉砕せよ」につながる水木しげる戦争漫画の代表作のひとつ。表題の「敗走記」のほか「ダンピール海峡」「レーモン河畔」「KANDERE」「ごきぶり」「幽霊艦長」が収録。数年ぶりに再読して、ふと感想書いていなかったことに気付いたので、その中から特に面白かった、「敗走記」「ダンピール海峡」「レーモン河畔」「幽霊艦長」の感想を簡単にメモ。 人の経験もあるが基的には真山という水木の友人の体験を中心に構成された作品だが、主人公は「水木」とされている。昭和十九年南太平洋ニューブリテン島で孤立した主人公「水木」の脱出劇で、とにかく絶望的な状況で九死に一生を得る過程が描かれるのだが、命からがら逃げ延びた彼に、司令部は酷い対応をするのだった・・・ 最後の「戦争は 人間を悪魔にする 戦争をこの地上からなくさないかぎり 地上は天国になりえない」というコメントは、その後の水木しげる

    「敗走記」水木 しげる 著
  • 「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著

    幕末に日を訪れた外国人が驚いたことの一つに、日人がひどく酒癖が悪いというものがある。例えばヘボン式ローマ字で知られるヘボン(日在住1859~92)は昼間っから酒を飲んで酔いつぶれ、あるいは大暴れしている人びとの多さに驚き、また酔って仕事もままならなくなる日人家事使用人たちに悩まされている。せめて仕事中ぐらいは酒を飲まない労働者を雇えないかと日人商人に尋ねるが、そんな日人を見つけるのは難しいと言われて途方に暮れていた。他の外国人もすっかり出来上がった武士の姿に恐怖を感じている。昼間っから刀持った酔っぱらいが歩いているんだからそりゃ怖い。ヘボンに遡ること三百年、ルイス・フロイスも戦国時代の日人の酒癖の悪さを書き留めていて、もちろん欧米でも酔っぱらいは多かったものの、西洋人からは日人の酔い方は度を越して酷いと見られていた。 武士も町人も昼間っから酒を飲んで仕事もそこそこに、そこら

    「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著
  • スーファミ風Bluetoothコントローラーを試す 実物と比べても素材感やボタンの感触そのまま!

    スーファミ風Bluetoothコントローラーを試す 実物と比べても素材感やボタンの感触そのまま!
    tskk
    tskk 2015/06/03
    「一方でちょっと残念だったのは、iOSでの使用においてはiCADEモード(キーボードプロファイル利用)のみであり、MFi対応ではないところ」参考になった
  • 10日で切れ味が落ちてきたよ 25年砥がなくていい包丁 EVERCUT(エバーカット)レビュー② - EMOJOIE CUISINE えもじょわキュイジーヌ

    EVERCUT FURTIFを厨房で使い始めて10日。切れ味が落ちてきました。 切れなくなった訳ではありません、少し切れ味が落ちてきたんです。 切り辛くなったと感じるのは、皮の硬い野菜、ミニトマトやパプリカを切るときにスッと包丁が入らなくなってきました。 そのほか、皮を取り除いた魚のフィレの血合いを削り取る作業時にも、切れないなと感じますし、肉の筋を切るときにも力を入れないと切れ辛くなってきました。 ですがそのほかの野菜なら問題なく切れます。鶏肉や豚肉、ベーコンなどは難なく切れるので家庭で使うなら問題はありません。 ▼最終結論。使用1カ月後のレビュー。 emojoiecuisine.hatenablog.com 問題は切れ味が落ちた状態でもそのまま使わないといけない。 普通の包丁ならここでシャープナーなどでササッと刃先だけ砥げば問題なく切れ味を取り戻すのですが、そもそもエバーカットの場合は

    10日で切れ味が落ちてきたよ 25年砥がなくていい包丁 EVERCUT(エバーカット)レビュー② - EMOJOIE CUISINE えもじょわキュイジーヌ
  • パレードへようこそ - YAMDAS現更新履歴

    パレードへようこそ [DVD] 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/09/25メディア: DVDこの商品を含むブログ (15件) を見る 今年観た映画の中でダントツによい映画だった。 冒頭の歌が流れてきたところで気分が高揚し、作が傑作であることを確信したが、作の間中ほとんど観ながら泣いていた。あまりにぐしょぐしょに泣いてしまったため、映画が終わった後に難儀した。 作は1984年におけるイギリスの炭鉱労働者のストライキと、彼らを支援するために立ち上がったレズビアンとゲイの活動家グループを題材とする映画であり、『リトル・ダンサー』などと同じくサッチャー政権時代の炭鉱労働者の多い地区を扱った映画の系譜に連なるものであり、ワタシが好きなイギリス映画そのものだった。 基的に観に行くことにしている映画については、できるだけそれについて書かれた文章は読まないこと

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