今回紹介するの日本酒は「発芽玄米酒 むすひ」です。 このお酒の生みの親である寺田啓佐さんがよく日本一まずい酒として紹介していたようですが、癖があって一度飲むと忘れられない味で、リピーターになる人も多くいるお酒なのです。 <発芽玄米酒むすひの誕生エピソード> よく日本酒は削れば削るほどうまいと言われることがあります。これは米粒の外側が雑味になり、内側ほど旨味になると言われているからなのです。しかし、米は外側に栄養分が詰まっているのです。そこから削るお酒に疑問を持った寺田啓佐さんは米の持つ力を100%生かした全く削らない玄米で造るお酒を造ってみたいと考えるようになったのです。しかし、玄米からお酒を造るのはとても大変なことだったのです <玄米からの酒造りへの挑戦> 日本酒は糖分が発酵することによって、アルコールと炭酸ガスに分解されることを利用して造られます。しかしお米には糖分がないため麹菌を加え