(CNN) イスラエル軍は21日までに、パレスチナ自治区ガザからイスラエル南部へ爆薬や可燃性物質を積んだ凧(たこ)や風船が多数飛ばされる攻撃があったため同自治区北部の軍事関連施設2カ所や軍需品製造施設に報復の空爆を加えたと述べた。 これら凧などはイスラエル南部内での火災発生を狙ったとみられる。この種の攻撃はここ数週間で目立ち始め、イスラエル議会の外交・国防委員会によると同国内で400件以上の火災を起こし、6000エーカー(約24平方キロ)以上の農地が焼失などした。消防当局によると、これら火災の1日当たりの件数は20〜30件。 イスラエル税務当局者によると、火災による被害額は推定200万米ドル(約2億2200万円)。 イスラエル軍は、凧を放つパレスチナ人近くやその現場付近のイスラム組織「ハマス」の拠点に警告射撃を行うなどの対抗措置を講じている。 ガザとイスラエルの境界線周辺ではここ数カ月間、
米国がイスラエル建国70年の14日に大使館をエルサレムに移転するのを前に、パレスチナ自治区ガザ地区の境界付近で11日、パレスチナ難民の帰還を求める大規模な抗議デモがあった。ガザ保健省によると、イスラエル軍の銃撃などでパレスチナ人1人が死亡、900人超がけがをした。 イスラエル軍によると、デモには約1万5千人が参加した。一部が火炎物を使ったり、タイヤを燃やしたりし、軍は実弾や催涙弾などを発射した。3月末から毎週金曜日に行われているデモでの死者数は、40人を超えた。 パレスチナ側は、米大使館がエルサレムに移転する14日と、イスラエル建国に伴ってパレスチナ人約70万人が難民になった「ナクバ」(大破局)から70年の15日、大規模な抗議デモをする予定。イスラエル側との緊張が一段と高まる恐れがある。(エルサレム=渡辺丘)
わが子に先立たれた親の喪失感は計り知れない。「血筋」にこだわる伝統的な社会では、特にそう。イリットとアシャーのシャハール夫妻も、まだ息子の死を受け入れられない。今も壁に遺影を飾り、キッチンにはブロンズ像を置き、父アシャーは息子の顔を刻印したメダルを首に掛けている。 心肺停止後、5分は意識がある!? 最新の脳神経学で分かった「死」 息子オムリが亡くなったのは6年前のこと。何の前触れもなくイスラエル軍の使者が同国中部の町クファルサバにある夫妻の家にやって来て、オムリ(海軍士官で当時25歳)が自動車事故で死亡したと告げた。 母イリットは泣き崩れた。そして使者に迫った。「息子の精子を、遺体から取り出して!」 使者は困ったような顔をして、「それには裁判所の許可が必要です」と答えた。すると元軍人のアシャーは、使者の目を見据えて言った。「では、ぐずぐずしておれんな」 アシャーは使者と一緒に車に飛び乗り、
「なぜ、中東外交に力を入れるのか」 去年8月に就任して以降、中東地域を頻繁に訪れている河野外務大臣には、たびたびこのような質問が向けられるそうです。そんな時、河野大臣は「中東が重要だからに決まっているじゃないか」と答えるといいます。 中東は、原油や天然ガスなど日本のエネルギーの主要な供給地域として重要だというのは疑問の余地はありません。しかし、エルサレムをめぐるイスラエルとパレスチナの問題のほか、サウジアラビアとイランの対立など、宗教や宗派、民族などが絡みあった問題がたくさんあります。いずれも、日本にとっては複雑すぎる問題のように思えます。 しかし、河野大臣は「日本だからこそできることがあるのだ」と胸を張ります。河野大臣がこだわるのはなぜか。また、日本だからできることはなにか、探ってみたいと思います。(政治部記者 辻浩平 石井寧) 「日本が中東に関与しないほうがリスクが大きい」 去年12月
パレスチナ自治区ガザ地区北部ジャバリアの難民キャンプで、北朝鮮人向け特別サービスを始めたレストランの入り口に張られた北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長のポスターと、金氏のしぐさをまねする経営者サリム・ラバア氏の息子(2017年12月17日撮影)。(c)AFP PHOTO / MOHAMMED ABED 【12月18日 AFP】「北朝鮮からのお客さんは80%オフ」──パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のレストランが、こんな破格の大サービスを始めた。エルサレム(Jerusalem)をイスラエルの首都と認定したドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領を北朝鮮が非難したことへの感謝の気持ちだという。 ガザ北部ジャバリア(Jabalia)の難民キャンプでサリム・ラバア(Salim Rabaa)さんが経営するレストランの店頭には、「パレスチナの大義のために金正恩(キム・ジョン
イスラエルのリッツマン保健相は26日、ユダヤ教の安息日シャバットに鉄道の補修工事が行われたことに抗議し、辞任した。リッツマン氏はユダヤ教超正統派の政党「ユダヤ教連合」の党首で、「もう大臣としての責任を果たせない」とした。 ユダヤ教では、金曜日没から土曜日没までが安息日とされる。労働が禁じられているため、ほとんどの店は閉まり、バスや鉄道なども原則運行しておらず、街は静まりかえる。ただ、必要不可欠な一部労働は法的に認められている。保健相が辞任の理由として挙げる工事は、平日の乗客輸送に影響を与えないよう安息日に行われたという。 ユダヤ教連合は国会定数120議席中、6議席を占め、ネタニヤフ首相率いる右派連立政権に参加しているが、離脱はしない方針だ。ネタニヤフ氏は26日、「安息日は我々にとって重要だし、安全で継続的な輸送の確保も全ての市民に必要なことだ」と述べた。 イスラエルではユダヤ教の戒律に厳格
パレスチナにユダヤ人国家を建設することを英国が支持した「バルフォア宣言」から100年を迎えた2日夜、記念の夕食会がロンドンで開かれ、英国のメイ首相は「イスラエル国家建設のための我々の先駆的な役割を誇りに思う」と述べた。パレスチナが求める謝罪は「絶対にない」と拒否する考えを示した。 夕食会には、イスラエルのネタニヤフ首相や、宣言を出した当時のバルフォア外相の親族らが参加。メイ氏は、宣言によって「類いまれな国家を誕生させた」として「歴史上最も重要な書簡の一つ」と評価した。イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏は「宣言とそれを記念することは英国を歴史の正しい側に置く」と応じた。 一方、メイ氏はこれに先立つネタニヤフ氏との会談で、イスラエルが占領地で拡大させる「違法入植地への重大な懸念」を表明。和平の障害を乗り越え、同国と将来の独立したパレスチナの「2国家共存」による解決を支持するとした。(ロン
「中東の火薬庫」と呼ばれるイスラエルのヨルダン川西岸地域周辺で、キナ臭い「事件」が起こっています。テロ事件などには関係のないパレスチナ人の工事関係者がブルドーザーが写り込んだ写真とともに「おはよう」と朝のあいさつをFacebookにつぶやいたところ、あろうことかFacebookの翻訳システムがそのコメントを「やっちまえ」とヘブライ語に翻訳してしまったことで、イスラエルの警察が男性を逮捕するという騒動が起こりました。 Israel arrests Palestinian because Facebook translated 'good morning' to 'attack them' - Israel News - Haaretz.com https://www.haaretz.com/israel-news/1.818437 騒動の発端となったのが、あるパレスチナ男性がFacebook
米国が国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの脱退を決めたことに続き、イスラエルも12日、ユネスコからの脱退を表明した。ネタニヤフ首相が声明で、米国と足並みをそろえて脱退の準備をするよう外務省に指示したことを明らかにした。 ネタニヤフ氏は、ユネスコが反イスラエルに偏向していることなどを理由に挙げたトランプ米政権の決定を「勇気があり、道徳にかなっている」と称賛し、ユネスコについて「不条理劇になった。歴史を保護するのではなく、歪曲(わいきょく)している」と強く非難した。 イスラエルは2011年、ユネスコがパレスチナの正式加盟を決めたことに反発し、予算分担金の最大国の米国に続いて拠出金の凍結を決定。その後もユネスコは反イスラエル的などとして批判を強めていた。 今年7月、ユネスコがヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ自治区ヘブロン旧市街を世界遺産に登録すると決めた際には、イスラム教とユダヤ教の共通の聖
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