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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (10)

  • 雑感・『ゾンビランドサガ』 - シロクマの屑籠

    今年もいろいろなアニメを味わい、楽しんだけれども、10月からのアニメで生活の質を一番良くしてくれたのは『ゾンビランドサガ』で、ゾンビ、アイドル、佐賀県がこれ以上ないぐらいに噛み合っているさまを楽しんだ。年末、思い出してスマホで書き殴りたくなったので書き残しておく。 ・深夜アニメなので子ども向けの作品ではないだろうが、『ゾンビランドサガ』はうちの子どもには好評だった。特にガタリンピック、【たえの四肢がバラバラになって残りのメンバーが有明海を這い回る→ドライブイン鳥のTシャツが現れる】までのシーンのウケが良かった。「首がもげて、四肢がバラバラになって、ガブガブかみつくゾンビをコミカルに描こう」という強い意志の賜物だと思う。 ・ガタリンピックの回はほかにも見所いっぱい。泥だらけになったさくらの髪がなぜか風にたなびくという、意図的に描いたとしか思えない、いかにもアニメ的な不自然さを描いていて、それ

    雑感・『ゾンビランドサガ』 - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2018/12/31
    “あれも、今更若い娘さんの外見に魅了されているというより、命の燃焼や青春の燃焼に魅了されていたりするのだろうか?”
  • そうしてアスカは神になった――ある“心の神棚”ができあがるまで - シロクマの屑籠

    ※この文章は、オタクな人以外は読まないほうが良いと思います。 昨日、 二次元キャラは、当に使い捨てられるだけなのか - シロクマの屑籠という記事を書いたら、以下のようなコメントが寄せられました。 ※twitterリンク先消失 これを見た時、うわっなんだこの人、と私は思いました。「お前の“心の神棚”を見せろ」というのです。『Fate/Zero』に擬えて言うなら、これは“お前の宝具を見せろ”“お前の真名を言え”的な質問と言わざるを得ません。 しかし、問われたからには答えてみましょうか。私の“心の神棚”の一番奥におはします、主神・惣流アスカについて、ちょっとだけ。 「アスカ神」との出逢い 題に入る前に、私のオタクとしての専攻分野と、歩んできた歴史について簡単に説明しなければなりません。 過去の私は“硬派”なシューターでした。90年代前半には『雷電DX』『ダライアス外伝』『エアーコンバット22

    そうしてアスカは神になった――ある“心の神棚”ができあがるまで - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2011/11/30
    "そんなこんなで、私はアスカ神を“心の神棚”に安置した状態で十数年を過ごしてきました。もう、これを捨てることは不可能ですし、これまでに蒙った恩恵は莫大と言わざるを得ません。"
  • 「叱られ下手な人に会うと、たいていの人は叱り下手になってしまう」 という視点 - シロクマの屑籠

    先日まとめた『叱られると自動的にごめんなさいしか言えなくなる人達』に、補足したくなるようなツイートを発見しました。 うーん。俺が他人を怒ることは稀なのだが、「ごめんなさい」主義の人と相互作用を起こし?一時間以上説教モードになったことがある。「指摘の件は承りました。再検討致します」と言って欲しかっただけなのに。 / 叱られると自動的にごめんなさいしか言 URL 2011-05-06 00:17:39 via Hatena 上記ツイートのなかで @REVI さんは、「自分は普段は滅多に怒らない筈なのに、“ごめんなさい主義の人”との間では説教モードになった」と書いています。こういった「普段は滅多なことでは怒ったり叱ったりすることが無いのに、“ごめんなさい”を連呼するだけの相手の時にはそうではなくなった」という経験をしたことのある人は、たぶん結構いるんじゃないでしょうか。 理由としてわかりやすい考

    usadamasa
    usadamasa 2011/05/08
    "以上を踏まえると、『叱られると自動的にごめんなさいしか言えなくなる人』ほど、叱る側としては上手に叱るための難易度が高くなり、ともすれば下手くそな叱り方に陥ってしまいやすい、と推定されます。"
  • 時計の針が止まったままの世代交代 - シロクマの屑籠

    NYTimes 「日の若者は世代の障害に阻まれている」 上記リンク先は、ニューヨークタイムズを翻訳したものだという。 刺激的な記事内容に、はてなブックマークに大量のコメントがついている様子が凄まじい。年金問題にせよ、就職状況にせよ、古い世代がどっかと居座って(若年世代からみて)にっちもさっちもいかなくなっている現状を見ていると、リンク先の指摘は間違っていないのだろうと思う。 ところで、世代交代という現象は、それぞれの世代が独立して行うものではなく、上の世代・下の世代とも連動してドミノ的に進行するものとして捉えなければならない。思春期世代がなかなか壮年期的役割に移行しないという事態は、壮年期世代が老年期的役割に移行しないという事態と必ずリンクしている。新世代の雇用が増えないという事態は、より上の世代の雇用が減らないという事態とも(イコールの関係ではないが)リンクしているし、新世代が幼いメン

    時計の針が止まったままの世代交代 - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2011/02/03
    "四十年前に子どもっぽいと言われていた世代が、還暦を迎えてもなお若さと快楽に執着してやまない有様を見る限り、彼らのかなりの割合は、いまだに思春期~壮年期のメンタリティに留まっているようにみえる。"
  • 常識がプライベート化していく――Common Sense からPrivate Senseへ - シロクマの屑籠

    常識(じょうしき)は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。その社会に適した常識を欠いている場合、社会生活上に支障をきたすことも多い。これは文化摩擦などとして表面化することもある。社会によって常識は異なるため、ある社会の常識が他の社会の非常識となることも珍しくない。 (wikipediaより抜粋) 英語の Common Sense が訳されて、常識という日語が誕生したという。 このことが示すように、常識というのは世間一般で共通している認識、という意味だったと思う。少なくとも、過去の時代においては。 しかし、現代の日社会では、そうでもなくなってきている。Common Sense ならぬ Private Sense と言いたくなるような、常識のプライベート化が(程度問題はあるにせよ)進行しているようにみえる。 常識のインストール元が「社会」「地域」から

    常識がプライベート化していく――Common Sense からPrivate Senseへ - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2010/12/11
    [for:@twitter]でたらめな常識を押しつけてくる客がいたとしても、ジャスコならジャスコなり、市役所なら市役所なりに、“お客様対応”“クレーマー対応”といった位置づけで対応することこそあれ、常識と常識を直接対決
  • 『けいおん!』は美少女-所有願望を充たすのに向いているか - シロクマの屑籠

    けいおんは男性視聴者が唯たちを所有するように作られているのか - Togetterまとめ twitterで、上記リンク先のようなやりとりがあったらしい。 争点になっていたのは、『けいおん!』は、男性視聴者が美少女キャラクター達を自分のモノにしているかのような疑似体験に適したコンテンツだったか否か、というものだった。それに関連して、キャラクターの造形や作品構造なども論議されていたようだ。 よりにもよって『けいおん!』でこの手の議論をやるのかぁ?と思った。 『けいおん!』は、そこまでわかりやすく消費されていないのではないか?ひとつの作品がどのようなニーズのもとで消費されているのかは、それなりのバリエーションを伴っているのが常だろう。『けいおん!』は、そのなかでもバリエーションが比較的大きく、単一アングルで消費傾向や新規性を指摘するのが躊躇われる作品ではないか、と思ってきた。 『けいおん!』は、

    『けいおん!』は美少女-所有願望を充たすのに向いているか - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2010/11/29
    [for:@twitter]それこそ、おざなりなエロ同人誌のごとく、作品世界との接続性が乏しい、かなり強引な想像力(たとえば個人的な妄想の世界にキャラクターを拉致監禁するような)を働かせなければならないのではないか。
  • すべての人間が、成熟を避けるという社会は - シロクマの屑籠

    「すべての人間は、成熟しないで構わない。幼児のまま留保なく生を肯定されるべきである。バブー!」 誰も成熟しなくて良い社会。成熟しなくて済む社会。それどころか、“成熟の真似事”すら引き受けなくても良い社会。もしそんな社会を肯定するとしたら、一体誰が、その成熟を引き受けない人達を養い、世話し、支えるのだろうか? 大人という立場・成熟した振る舞いを受け付けなければならない状況というのは沢山ある。例えば鉄道の駅員、学校教師、民生委員etc…社会のインフラを支える多くの職業、特にface to faceのコミュニケーションを必要とし、ときに忍耐や粘り強さを求められる職業においては、いつも受動的な御客様気分・バブバブ気分だけでは職業として成立しない。上に挙げた例に限らず、これは殆どのサービス業にも当てはまろう。 また、父親や母親として次世代を養い育てる人達も、大人としての立場・養育者としての立場を引き

    すべての人間が、成熟を避けるという社会は - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2010/10/16
    [for:@twitter]いっぽう、必要性や立場に応じて、「成熟を引き受ける」という捉え方であればもっと現実的で、なおかつ自分自身と他人に対して、必要な振る舞いを期待しやすいのではないかと私は思う。
  • 子育てスキルを身につける機会がどこにもない - シロクマの屑籠

    児童虐待やネグレクトをはじめ、現代の子育てが大変なことになっているという話はよく聞く。そんななか、「子育てをどのように支援していくべきか」みたいな議論をあっちこっちで見かけるわけだけど、どちらかといえば生んだ後のサポートにフォーカスがあてられているみたいで、生む前の準備というか、生む前の体験の有無みたいなものを気にする人は少ないようにみえる。 確かに、生んだ後の社会的・経済的サポートが重要には違いないし、今、親をやっている人達にとって大切なのはそっちだ。けれども、これから親になっていく人達のことを考えるなら、生む前に子育てスキルを何処でどれだけ身につけるか、という視点も大事なんじゃないかろうか、と常々思う。 子どもに触ったことも無いのに、子育てできるほうがおかしいんじゃね? 多くの人は、「子どもが生まれたら、親は父や母として振舞えて当然。」と思い込んでいるかもしれない。でも実際の人間はそん

    子育てスキルを身につける機会がどこにもない - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2010/08/18
    [for:@twitter]父が父として、母が母として相応に振舞うためには、父や母として振舞うゆとりのある環境が与えられていなければならないし、また、父や母として振舞うための予備知識や予備経験がなければ結構辛い。
  • 思春期世代が大人になれないのは誰のせい?----おかしくなった世代交代 - シロクマの屑籠

    深夜のシマネコBlog:30秒の決着 リンク先のテキストでは、赤木智弘さんが「大人になれない現代モラトリアム」について自説を展開している。なかでも以下のフレーズが強烈で、脳裏に残るものがあった。 若者に親を支える役目が課される、家族をもつ役目が課される、会社で働く役目が課される。そうして社会に役割を与えられ、“徴用”される事は、今の若者から見れば「とてつもない幸福」なのである。 http://blog.livedoor.jp/shimanekoblog/archives/1463501.html このような視点は、若い世代に対しては説得力を持つだろうな、と思う。一方で、年配世代からすれば、ふざけんなと言いたくなるフレーズかもしれない。私個人は、このフレーズから「不幸な若者像」を想像するよりも、「世代間の想像力の断裂」に想いを馳せずにいられなかった。 『現代の若者が大人になれない・先行世代が

    思春期世代が大人になれないのは誰のせい?----おかしくなった世代交代 - シロクマの屑籠
    usadamasa
    usadamasa 2010/08/01
    [for:@twitter]還暦を越えてもなお、壮年世代のライフスタイルを維持できるようになった背景には、保健衛生上の発達・平均余命の延長・定年を迎えた人を安く雇う社会システムの整備・年金不安、などなど、これまた複数の
  • “生き甲斐やレゾンデートルが自己責任の時代” - シロクマの屑籠

    ちっぽけな人間が、無数に生まれて無数に死んでいく。 そのこと自体に意味があるのかどうかは、私には分からない。 しかし、そのちっぽけな人間の一人一人にとって、“自分自身の生が無意味である”という認識が、寂しくて耐え難いものだというのは私にも分かる。だから、自分自身の生に意味づけをし、生き甲斐やレゾンデートル(raison d'etre:生きている意味)を与えてくれる“命綱”のような存在を私達はありがたがる。世間を見渡せば、それらにしがみつく人達の姿で溢れているわけだが、“他人事”と笑って済ませるのは難しい。 日では、20世紀の後半ぐらいから、生き甲斐やレゾンデートルを求め、自分自身の生に意味を見出そうとする人が増えてきた。昨今、こうした生き甲斐やレゾンデートルに相当するものを提供するビジネスがビジネスとして成立してしまうのも、要は、それらを必要とする・それらを欠いていると感じている人が、そ

    “生き甲斐やレゾンデートルが自己責任の時代” - シロクマの屑籠
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