昨日の話の続きとして。 先日の騒動では、未成年のネットユーザーが不適切に動機付けられる危険性が浮き彫りになっていた。 しかし一般論としては、そういう危険性だけ意識すれば良いわけではない。現実のインターネットをみていると、なんらかの目的を持った発信者によって視聴者が動機づけられ、操られることも多いわけで、「視聴者が発信者を動機づけて操る」と「発信者が視聴者を動機づけて操る」の両方が問題になり得る。 発信者側が視聴者を動機づけて操ってしまう最たる例としては、ある種のまとめサイト、アルファブロガーやアルファツイッタラーなどが挙げられる。彼らは視聴者の考えを塗り替えたり、何かを欲しいと思わせたりする。人によっては、憎しみや嫉妬、不安を煽ったりすることもある。視聴者が彼らから受ける影響のひとつひとつは微小かもしれないが、連日連夜にわたって影響を受け、クリックやタップを繰り返す行動蓄積は馬鹿にしたもの