17都府県のコンビニの現金自動預け払い機(ATM)で現金が不正に引き出された事件で、これまで判明していたセブン銀行以外に、ゆうちょ銀行と「イーネット」(本社・東京)のATMから現金計4億円以上が盗まれていたことが捜査関係者への取材でわかった。 警察当局は、被害総額は20億円近くに上るとみている。 捜査関係者によると、ゆうちょ銀行は1都3県のファミリーマートに設置しているATM24台で約2000万円、イーネットは1都5県のファミリーマートなどのATM約300台で計4億円以上が、それぞれ引き出された。いずれも5月15日早朝、南アフリカの銀行が発行したクレジットカード情報が使われたという。 一方、愛知県警が5月31日に逮捕した現金引き出し役の男が同県警の調べに対し、「カードの暗証番号は全て同じだった」と供述していることが判明。知人の元暴走族の男から偽造カードを渡されたという。警察当局は偽造グルー