話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、ヒーロー文庫(主婦の友社)のライトノベルが原作のテレビアニメ「異世界食堂」です。エイベックス・ピクチャーズの大胡寛二プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。 ――作品の概要と魅力は? 本作品は、現代日本のとある洋食屋が舞台となっている、店主とお客と料理の一期一会の物語です。ただ、通常の食作品と違うのは、通常営業の平日と違い、毎週土曜日だけ、入り口の扉が、現代世界ではない異世界とつながってしまい、向こうのお客さんがやってくる特別営業が行われているということです。その異世界からのお客さんが、日本の洋食屋のメニューと出会い、物語を紡ぐ、そんな作品となっています。 ――アニメにするときに心がけたことは? それはもう、アニメ視聴が終わった直後やその翌日に、該当話数の食事やデザートを買いに行きたくなる、食べに行きたくなる映像作り、