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ブックマーク / gatonews.hatenablog.com (6)

  • なぜ小学4年生を偽装した政治キャンペーンはダメなのか - ガ島通信

    衆議院議員選挙について、「どうして解散するんですか?」と小学4年生が問いかけるウェブサイトが、政治系のNPO団体代表の大学生による企画だったことが明らかになり、閉鎖に追い込まれました。批判の一方で、「なぜ問題なのか」「結果的に話題が広がったから良い」「ウソをウソと見抜けない利用者が問題」といった声もあります。しかしながら、立場を偽り情報を発信することは、社会的に大きな問題なのです。 なぜ、立場を偽った情報発信はダメなのでしょうか。それは、情報の信頼性が損なわれると情報受信のコストが膨大になるからです。人は、受け取る情報を「だいたい正しい」と思って行動しています。情報が間違えていたり、騙されたり、することも有りますが、あくまで例外でしょう。 もし、情報が不確かな社会が前提となれば、いちいち確認して行動していく必要があります。テレビで紹介するイベントはねつ造?新しい新幹線が開通するのがウソ?い

    なぜ小学4年生を偽装した政治キャンペーンはダメなのか - ガ島通信
  • 京大の入試問題漏洩の背景がネットの闇と若者の劣化という筋書きに絶句する - ガ島通信

    京都大学などで入試問題が「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で容疑者が逮捕されました。発覚時から、いくつかのマスメディアの記者からコメントを求められましたがいずれもお断りしています。その理由は質問があまりに的外れだからです。 「ネットがカンニングを助長した可能性は」や「どのような手口が考えられますか」というもの。容疑者逮捕後には「若者が簡単に知恵袋のようなサービスで大学入試問題まで聞いてしまっています。大学のレポートではネットからコピーをしたり、検索エンジンを使って簡単に書いてしまうという安易な学生がいることについてお聞かせ願えませんか」というものもありました。 若者の安易なネット利用と知の劣化があるというストーリーで背景や動機を探る記事を書いているな。新聞社で事件記者をやっていたので記者の意図はだいたい推測できます。ネットを悪者にするのは想定内ですが、まさか知恵袋への投稿から、ネットコピペや

    京大の入試問題漏洩の背景がネットの闇と若者の劣化という筋書きに絶句する - ガ島通信
  • ジャーナリズムの自殺、民主党の「公約」破り・記者クラブ開放問題を書かない既存メディア - ガ島通信

    インターネットでは話題ですが、新聞やテレビ(CSは別)を見ているだけの人は、ほとんど知ることがないだろう、むしろ誤解されて理解されるだろうと思われるのが、政権発足でいきなりの「公約」破りとなった記者クラブ開放問題です。民主党の鳩山由紀夫代表が、以前の記者会見で「私が政権を取って官邸に入った場合、上杉さんにもオープンでございますので、どうぞお入りいただきたい」などと話していたにも関わらず、一部雑誌記者を除き、結局フリージャーナリストやネットメディアには開放されませんでした。 しかし、既存メディアの手にかかると「雑誌記者ら初めて参加 民主が首相会見オープン化」(共同通信)となってしまいます… 鳩山由紀夫首相が16日に官邸で行った就任記者会見に、初めて雑誌記者らが参加した。民主党側が「よりオープンな会見を行いたい」と申し入れ、内閣記者会も受け入れた。 一方、ネットでは、「新聞が書かない民主党の「

    ジャーナリズムの自殺、民主党の「公約」破り・記者クラブ開放問題を書かない既存メディア - ガ島通信
  • 大野病院事件に無罪判決、問われるマスメディアの報道 - ガ島通信

    医療崩壊のきっかけのひとつとなったとされる、大野病院事件で逮捕された産婦人科医に無罪判決が言い渡されました。 福島県立医科大学医学部産科学婦人科学教室の佐藤章教授が代表を務める「周産期医療の崩壊をくい止める会のホームページ」にはテレビのテロップが出た直後に「無罪判決」の判決速報がアップされました。この後も情報が随時更新されるようです。 この事件については「ある産婦人科医のひとりごと」や「新小児科医のつぶやき」といったブログを定期的に見ることで検察・弁護両側の主張、問題点、医療現場の深刻さなどを理解することが出来ました。ブログの登場によって専門家が発言できるようになったインパクトは大きいものがありました。一方、マスメディアの報道は批判にさらされています。 無罪判決を受けて、手のひらを返すように警察・検察をバッシングすれば、ますますマスメディアは信頼を失うでしょう。記者に求められているのは、ど

    大野病院事件に無罪判決、問われるマスメディアの報道 - ガ島通信
    yingze
    yingze 2008/08/21
    id:qrzap 釣りの擁護論
  • 毎日新聞「Wai Wai」問題と私刑化する社会とネット時代の企業広報の視点 - ガ島通信

    毎日新聞の英語版サイト「Mainichi DailyNews」のコーナー「Wai Wai」で変態的ニュースを5年近く配信し続けていた問題は、「私刑化する社会」の代表事例となりそうです。パブリックを背に「社会的な問題」を追求するのはマスメディアだけでななく、ネットメディア(ユーザー)にも可能になったことが明確になりました。私刑はマスメディアの専売特許でなくなったことを示す事例が、マスメディアに対して起きているというのも皮肉な感じがします。 誰もが情報発信できるインターネット時代のユーザーパワーについては、ネット登場時から言われていましたが、2ちゃんねるだけでなく、まとめwikiやJ-CASTニュースといったミドルメディアの誕生が情報共有を容易にし私刑化を推し進めています。このような問題意識と構造は日経IT-PLUSのコラム『インターネットと「私刑」化する社会』に書いた通りです。 コラムでは、

    毎日新聞「Wai Wai」問題と私刑化する社会とネット時代の企業広報の視点 - ガ島通信
    yingze
    yingze 2008/07/07
    そんで毎日新聞は、検証訂正記事を出したの?/私刑云々は問題企業・団体の自浄作用と同時に論じられるもんじゃねーの?
  • 毎日新聞労組のイベント「ネット社会の情報と言論〜新聞ジャーナリズムの将来」終了しました - ガ島通信

    先日このブログでもお知らせした(参考・イベントの案内とマスメディア=ジャーナリズム論について少し)毎日新聞労働組合と市民団体「ジャーナリズムを語る会」が開いた「第21回毎日新聞社編集綱領制定記念のつどい」にパネリストとして出席してきました。 テーマは「ネット社会の情報と言論〜新聞ジャーナリズムの将来」。 パネリストは、ジャーナリストの佐々木俊尚さん、東大大学院情報学環の林香里准教授、コーディネーターは上智大学の橋場義之教授でした。 ざっくりとしたログはとってあるので後日このブログでも紹介したいと考えていますが、今回は印象を。 まず年齢層が高い。ぱっと見た印象ですが平均年齢は60歳以上。ここ数年はウェブ系のイベントに参加することが多かったので、ちょっと驚いてしまいました(振り返ってみれば新聞社時代にはそういうイベントの取材も多かったし、読者投稿などは高齢化していて退職者の良い暇つぶしになって

    毎日新聞労組のイベント「ネット社会の情報と言論〜新聞ジャーナリズムの将来」終了しました - ガ島通信
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