【自分語り】1推しの卒業によせて . 私の1推し、ゆきりんこと柏木由紀ちゃんが、17年に渡り在籍したAKB48を卒業することになった。 この機会に、ゆきりん推し(48ファン)としての自分自身のことをすべては不可能であるものの振り返ろうと思う。 内容からして世代がわかることも仕方ないし、限りなくゼ…
歴史教科書における沖縄戦の記述をめぐる検定意見に、またぞろ感情的な反発が起きているようだ。一般人に対して自決するよう軍命令が出ていたわけではないが多数の集団自決があったことは史実であって、それを誤解させないように記すべしとの意見が、なぜに「旧軍の関与を否定した」ことになるのか。このような主張は、それこそ、「集団自決せよとの軍命令があってはじめて旧軍がそれに関与したと言えるのであって、そのような命令がなかったのであれば、住民の集団自決に軍の関与があったことにならない」と主張しているのと同じであろう。つまり右派がそんな馬鹿げた主張をしているのではなく、実は左派こそが主張しているのも同然ではないか。 命令もないのに人が自決したとしたら、その方が余程恐ろしいことではないか! - Munchener Brucke 題名のとおり、そのとおりである。「命令もないのに人が自決したとしたら、その方が余程恐ろ
「「空気」を気にする日本人の精神主義的教育論@Backlash to 1984」に対して、コメントつけたら、反論されたので、返事を返す。たいした内容じゃありません。 米軍はソ連軍とは違い、投降しておれば救われた命は多かったでしょうね。しかしそれは結果論でしょう。「恐怖を煽って」と言いますが、ソ連軍は強姦も拉致も殺害も略奪もし放題だが米軍は投降すればそんなことは少ないよ…などと敗戦前にどうやって知ることができたのですか? 都市への無差別の空襲などを見るにつけ、当時の日本人なら「鬼畜米英とはまことであった」と感じていたに相違ありません。 責任転嫁はやめましょう。そんな知ることができたかどうか以前に、日本軍としては投降されては不都合だという状況があり(陣地構築などで住民を徴用し、機密が広く知れ渡っていたため)、そのために組織的に投降阻止することを軍の方針にしたんです。それが「軍官民共生共死の方針
以下のようなことが報道されましたので、 →時事ドットコム:日本軍「強制」は修正=沖縄戦集団自決に初の意見−高校教科書の検定結果・文科省(時事通信) 2007/03/30-22:23 日本軍「強制」は修正=沖縄戦集団自決に初の意見−高校教科書の検定結果・文科省 文部科学省は30日、主に高校2年生以上が来春から使用する教科書の検定結果を発表した。日本史で、太平洋戦争末期の沖縄戦の際、日本軍による強制で住民が集団自決したとする記述すべてに初めて検定意見が付き、各教科書会社は「日本軍により」という部分を削ったり、「自決した住民もいた」という表現などに修正したりした。理科や数学では、学習指導要領の範囲を超える「発展的内容」が倍増した。 沖縄戦の集団自決を扱ったのは6社8点。うち5社7点に「実態について誤解するおそれのある表現」と意見が付き、「日本軍に集団自決を強制された人もいた」が「集団自決に追い込
一般に自由主義史観とか反自虐史観の立場の人は、どうも「旧軍を悪者にするな」という点に執着し過ぎている気がする。それが文部科学省の検定にどこまで影響力を与えているかは知らないが、政府首脳の顔ぶれから、影響力は無視できない状況であろう。 今回の検定の論点は「集団自決に軍の正式な命令はなかった」という点だが、命令系統の正当性を争って旧軍の責任を最小化する運動にどのような意味があるのか? 私はいっそのこと軍の命令であってくれた方がよほどすっきりする。それならばそんな非道な命令を下すような軍隊を今後作らなければいいという明確な反省ができる。むしろ「軍の正式な命令がないのに、これだけの民間人が集団的に自決した」ということの方が、余程悪質に感じられる。教育や法にのっとらない社会的な圧力や同調的な意思決定を駆り立てによって、人間が自決するとしたら我々はいったいどうすればいいのか? 現代社会にも様々な同調圧
みすず学苑、7つのなぞ: H-Yamaguchi.netというタイトルで山口さんがみすず学園を微妙なほめ方をしていた。おれもその縄文太郎には興味を持ってちと調べたことがあるが、単なる新興宗教団体だった。ちょっとぐぐればわかりそうだが。 ちなみに縄文太郎にはいくつかのバージョンがある。2次元バージョンはまだいい。でもおれが見た縄文太郎はこのblog(http://blog.so-net.ne.jp/hinagiku-kotori24/2005-05-04)で出てくるような、人間になりかけ、不気味の谷に見事に落ちる、諸星大二郎の作品に出てきそうな代物だった。おかげでそれを見たおれは 3日間悪夢にさいなまされた。うそだけど。 閑話休題。このみすず学苑を主宰する半田晴久は、深見東州という別名で宗教団体「ワールドメイト」の教祖をやっている。別名だが、両方とも顔写真が出ているので同一人物だとわかるだろ
東浩紀id:hazumaくんの母校がCLANNADのモデルになったとかで盛り上がっているが、ぼくがいま母校について話をするとなると、これが途端にヘヴィなものとなる。 悪名高い「愛知の管理教育」の影がちらつくからだ。 確かにひどい状況にあったのは一部の学校に限られるのだけれど、愛知県で高校生活を送った者にとっては、程度の差こそあれ、当事者席に座らされる話題だと思う。 県立東郷高校を頂点に、無意味な校則と教師による暴力行為が吹き荒れたことについては、知っているひとも多いと思う。詳細については、当時、果敢にも学校側に異議申し立てを行った内藤朝雄氏のテキストを読んでもらいたい(http://web.archive.org/web/20020105160847/park.itc.u-tokyo.ac.jp/kiss-sr/~naito/newpage8.htm)のだが、この問題は、蛮行の直接的な被害
「そんな言い方誰もしない」と言い張るお子様たち(みやきちさん) 百家争鳴って感じで、被言及の多い記事。私もちょっと書こうかな。思い出があるので。 まず、以下の小学校国語の問題を読んでみてくださいな。 問題:次の( )にあてはまるものをア~エの中から選びなさい。 その問題の解決には( )が折れた。 彼は( )が広い男だ。 ( )があいたら、手伝ってください。 ( )を割って話し合おう。 選択肢:ア.腹 イ.顔 ウ.骨 エ.手 塾でこういう問題を小学生にやらせてみると、これはもう壊滅的にできません。「手が折れた」だの、「顔を割って話し合おう」だの、おそろしい文章を作りますよ、やつらは。おまけに、慣用句を知らないだけならまだしも、「そんな(『骨が折れる』とか『顔が広い』とか)言い方誰もしないよ!」と文句を言う子がかなりいます。誰もって誰だよ、アンタのクラスの小学生連中か? 小学生はしな
競泳のパリ五輪代表選考会は17日、東京アクアティクスセンターで開幕し、女子100メートルバタフライ準決勝の池江璃花子(横浜ゴム)は57秒03で全体1位となり、2位の平井瑞希(アリーナつきみ野SC)らとともに18日の決勝に進んだ。
「日本史」という講義でアイヌ史をやると「わからない」という声があった。こういう声は初耳だ。今までならば「偏向している」という苦情になるはずだった。確かに「偏向している」だろう。アイヌモシリへの侵略の歴史をやっているわけだから。当然「みんななかよくやってきた」という歴史像を相対化しているわけだから。私のそういう歴史像に対し、「偏向している」という批判はある意味建設的な批判である。和人によるアイヌ侵略の歴史を前提にした上で、和人側のアイヌに対する平和的な関係構築の歴史を見ることは意味のあることだ。 実際松前藩がアイヌの生活環境を守るためにさまざまな政策を打ち出していたことは特筆されていい。しかし松前藩の財政破綻とともにアイヌモシリ(アイヌの大地)は切り売りされていったのだ。和人のアイヌに対する抑圧一辺倒の歴史像では、松前藩と幕領化以降の歴史の違いは見えてこない。具体的に言えば、アイヌの自主性が
以前、「『新しい歴史教科書を作る会』会長&名誉会長コンビが出した『ジェンダーフリー・バッシング本』の面白さ」というエントリーを書きましたが、それを遥かに超えるスバラシイ本を先日読みました。それは、chiki が勝手にプロフェッサーNと呼んでいる中川八洋さんと、保守主義者の重鎮であり自己啓発本もたくさん出している渡部昇一さんの共著、『教育を救う保守の哲学―教育思想(イデオロギー)の禍毒から日本を守れ』です。 同書は、サブタイトルに「教育思想の渦毒から日本を守れ」とあるように、現代日本の教育全般の荒廃を嘆いて処方箋を提示するという内容の本です。渦毒ですよ、渦毒。以下、例によってネタとベタの違いが分かる人だけお読みください(無駄に長いです)。 本書はまず「まえがき」において、中川さんが「国家」の役割について次の説明するところから始まります。 国家とは何か。祖先の栄光も艱難も成功も失敗もすべてを『
記事自体は去年書いたものなんですが、移動がてらこちらに。 とある方から「マクドナルドが食育なんかやってる」という話を聞いて検索してみた。もう1年以上前の話なんですね。2005年7月のニュースとして、次のように報じられています。 日本マクドナルド、食育サイト“食育の時間”を開設――9月から5校で“総合的な学習の時間”の教材に ──2005年7月12日 日本マクドナルド(株)は12日、東京・大手町の大手町サンケイプラザにプレス関係者を集め、子どもを対象にした食育サイト“食育の時間(http://www.chantotaberu.jp)” を13日に開設すると発表した。これは同社のCSR(企業の社会責任)活動の一環で、マクドナルドが全世界的に行なっている“Balanced, Active Lifestyles(バランスの取れた食生活と運動によるアクティブなライフスタイル)”の普及活動、日本法人が
http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20070121/p3#c1169746621 ひげ小山 『さてAgree to Disagreeに向かって進んでいるような気がしてきましたが、 (略) 要点整理します。最初からやればよかったのですが。 (1) 校長が教職員に国歌斉唱を指示することは憲法に反するか。 →No。同種の訴訟で違憲が確定したものはなく、逆に全体の奉仕者であること・職務の公共性を根拠に、これを合憲とする判決は存在する。 (2)校長が本件手紙の配布を認めないことは、裁量権の濫用・逸脱にあたるか。 →No。上記(1)により校長の国歌斉唱の指示は適法といえるから、適法な職務命令に違反することを促すメッセージの配布を排除することも許される。 ひげ小山氏が要点整理してくださいました。ありがとうございます。中の人が力不足ですいません、、、、 週末にでも自分の中
今朝の朝日新聞の「声」欄に、「給食費は無償にすべし」という投書がありました。私は給食費をタダにすることに必ずしも賛成ではありませんが、その中に書いてあった、給食費の滞納が児童生徒の1%、給食費全体の0.5%であることに対して、「私には、そんな程度かと思えた」という文章に膝を打ちました。私も、ずっとそう思っていました。投書の文はさらに続きます。 長いこと水道行政に携わっていたが、水道料金でさえ未納者を給水停止にしても毎年1、2%程度は徴収不能だったからだ。企業経理は、売り上げのうち数%ぐらいが未収金になることを念頭に置いていると思われるし、銀行だって、そのぐらいの貸し倒れ引当金を覚悟しているのではないだろうか。 最近の日本では、「なんでもバッシング」が流行しています。今回の学校給食費滞納問題は、教育問題の中で起こった「教師たたき」に続く「親たたき」に思えてならないのです。 文科省のサイトにあ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く