『16bitセンセーション』 萌え文化は失われ、無個性と化した秋葉原は未来の姿か〈アニメ評論〉
つまり、ナポレオンという人物には惹きつけられる広範な魅惑があるかもしれないが、皇帝の計画や野心という狭い焦点を当てると、フランス国家の行動と、それに対応して動員された大規模な対抗勢力の両者から定義される「ナポレオン時代」の影響の実像を見誤ってしまうのだ。 1790年代半ばから1814年までの驚嘆すべき20年間、フランスは、ナポレオン・ボナパルトの指導の下、ヨーロッパ大陸の大部分を支配するようになった。最盛期、ナポレオン帝国はその国境を、〔北海沿岸の〕低地帯諸国、イタリア、〔バルカン半島西部の〕イリュリア地方にまで広げた。同時に、スペイン、ドイツ、イタリア、ポーランドはナポレオンの支配下に置かれ、多くはナポレオンの一族によって統治された。デンマーク、プロイセン、オーストリアは屈辱的な条件の同盟への署名を余儀なくされた。 この暴挙は、17世紀からのフランスの台頭によるヨーロッパの形成のクライマ
Stability AIが画像生成AI「Stable Diffusion」を公開したのは2022年8月のこと。すさまじい勢いで発展してきた画像生成AIの1年を振り返ってみようと思います。 初めに見てもらいたいのは「これが無料でいいのか!? “爆速生成AI”がペイントソフトに革命を起こした」で紹介した、KritaとGenerative AI for Kritaを組み合わせて作成した設定資料的な画像です。 キャラクターの3面図のサンプル。Vroidで簡単な3Dで当たり(左)として、右の画像を作成する。それを元に、プロンプトや画像に描き込んだりして、最終画像を作成していく。2枚目には前面図の頭部のカチューシャや、胸部分のフリルがなかったりするが、そこに色を加筆して、プロンプトで指示すると、最終画像にそれが追加されるのをリアルタイムに確認しながら修正できる(筆者作成) Stable Diffusi
密集する避難民のテント。パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで(2023年12月9日撮影)。(c)SAID KHATIB / AFP 【12月10日 AFP】イスラエルがイスラム組織ハマス(Hamas)壊滅を目指し攻勢を強める中、爆撃にさらされているパレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)の住民は稼働していない病院などに身を寄せ合っており、人道状況は「世界終末」(国際NGO)の様相を呈している。 国連安全保障理事会(UN Security Council)で8日、ガザでの即時停戦を求める決議案が米国の拒否権行使で否決されたのを受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は「ハマスせん滅に向け正義の戦争を続ける」と宣言。ヘルツィ・ハレビ(Herzi Halevi)参謀総長も「攻勢をさらに強める」必要があると語った。 そうした中、AFP記者は9日、イス
アラビア語には「言い訳が罪そのものより見苦しいとき」という意味の有名なことわざがある。これは、アメリカが12月8日に、国連安保理でガザでの即時停戦を求める決議案に唯一反対したことを正当化した際の状況にまさに当てはまるものだ。 アメリカのロバート・ウッド国連大使代行は安保理に対し、決議案は「現実離れしている」と述べ、アメリカとイスラエル両政府が表明してきた、停戦はハマスを利することになるという立場を繰り返した。 だが、実際に「現実離れ」しているのはこのアメリカの立場だけである。とりわけ、米国務省が非常事態条項を発動して、議会を通さずに戦車用砲弾をイスラエルに売ることを承認したことと考え合わせた場合にはである。 だが、さらに「現実離れ」しているのは、停戦の結果ハマスがより強大になるという議論である。 ファイサル・J・アッバス 編集長 皮肉なことに、拒否権行使も非常事態条項発動も、アントニー・ブ
劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』増井壮一監督インタビュー|咲太の心情をどうすれば伝えられるかを意識した 2023年6月に公開された『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』に続く物語、劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』(以下、本作)が2023年12月1日(金)より全国の劇場にて絶賛上映中! 本作は、鴨志田一先生の人気小説を原作とするアニメ“青春ブタ野郎”シリーズの最新作。2018年にTV放送された『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』から始まった、主人公・梓川咲太(CV:石川界人)の高校生編のエピソードがついに完結を迎えます。 その上映開始にあわせて、アニメイトタイムズでは『おでかけシスターの夢を見ない』に引き続きスタッフインタビューを実施しました。第1回目は増井壮一監督です。 いよいよ完結を迎えるアニメ『青ブタ』高校生編への心境や
世界一のジャズプレイヤーを目指す 主人公・宮本大の成長を描いた 大人気漫画「BLUE GIANT」は、 ふたりの作家によって紡がれてきました。 ひとりは会社員生活から一転、 28歳で漫画家を志したという石塚真一さん。 もうひとりは石塚さんの元担当編集者で、 現在はストーリーディレクターとして物語を支える NUMBER 8(ナンバーエイト)さんです。 「BLUE GIANT」好きなお客さんを前に、 糸井重里がたくさんの質問をふたりにぶつけました。 音が出ない漫画というメディアで、 ふたりはどのようにジャズを表現しているのか。 80人限定のトークイベントのようす、 テキストでたっぷりおたのしみください。 >石塚真一さんのプロフィール 漫画家 1971年茨城県生まれ。 会社員を経て、独学で漫画家を目指す。 2001年に『This First Step』でデビュー。 2003年から2012年まで連
電子帳簿保存法のすべて 2024年から義務の電子取引データ保存について 個人事業主が対応すべきこと 2024年1月から完全義務化される「電子取引データ保存」。電子帳簿保存法の制度のうちの一つです。「電子取引データ保存」の義務化にあたって個人事業主が対応するべきことをはじめ、電子帳簿保存法そのものについてもわかりやすく解説します。 レバテックフリーランスはITエンジニア専門の フリーランスエージェントですまずは相談してみる 電子帳簿保存法とは 電子帳簿保存法とは、納税のために保存が必要な帳簿や書類を、紙ではなくデータで保存する制度です。3つのルールに分かれており、①「電子取引データ保存」、②「電子帳簿等保存」、③「スキャナ保存」が対象です。 それぞれの概要・対象書類・保存するための条件を解説するので、違いを理解しましょう。特に、①「電子取引データ保存」に関しては、2024年1月より完全義務化
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)など話題作への出演が続くイギリスのトップ女優の一人。 1988年4月18日生まれ、イギリス・ロンドン出身。舞台女優としてキャリアをスタートさせ、「ザ・クラウン」(2016〜)のマーガレット王女役で脚光を浴びる。『私というパズル』(2020)でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。 2025年公開予定の「ミッション:インポッシブル」シリーズ第8弾にもホワイト・ウィドウ役で続投。 ホアキン・フェニックスは見ているだけですごいと思わせる人です ──『ナポレオン』はナポレオンと妻ジョゼフィーヌのラブストーリーでもあります。ジョゼフィーヌ役の役作りはどのように行ったのでしょうか? 脚本をもらった晩にすぐ読んで、とても気に入りましたが、私はフランス史について何も知りませんでした
広場からスケボーの音が聞こえてきた。 普段はなかなか立ち寄れないが、今回の取材は、日々のニュースに追われている時には話す機会がないような場所で声を聴くことが狙いだ。彼らに声を掛けてみた。 イングランド北部の都市マンチェスター。日曜日だからだろうか、社会人が多かった。 滑り始めて5年というウィル(28)が地べたに寝転んだまま話し始めた。飲食店で「シェフのような仕事」をしているという。 近くの「なんでもない村」(nowhere village)から出てきた、と言うので、どんな村かと尋ねると、こう答えた。 「人口は200人。18歳になって最初に出会った女の子と結婚するような集落。バスは1日に数本だけ。買い物したければ朝のバスで隣町に出るしかない。たばこ、それにチョコとソーダを5ポンド(900円)ぐらいで買って戻れば、もう午後で、一日の半分が終わる。だから若者は外に出る。オレもそんな一人だよ」
わいず│iPhone×お得ナビ @ys_docomoPro 【iPhone・iPad・AppleWatchの裏技を毎朝6時に発信!】2010年からiPhone利用のヘビーユーザー|113日で10,000フォロワー|元Apple champion認定者 |iPhoneの裏技をもっと知りたい人はフォロミー♪ わいず│iPhone×お得ナビ @ys_docomoPro 「亡くなった家族のiphoneがロック解除できない」ケータイショップに勤めているとき、この相談を何回も受けました。中の写真を見て懐かしむ、訃報を伝えるべき相手を見たりと、思いはそれぞれですが9割の方はロックをはずせません。いつ何が起こっても、残された家族のために今すぐ出来る設定は↓ 2023-11-22 06:00:48 わいず│iPhone×お得ナビ @ys_docomoPro "故人アカウント"を設定すること。自分のiClou
『野火』(14)そして『斬、』(18)で、戦争と人間、人を殺めることの恐ろしさを愚直なまでにストレートに描いてきた塚本晋也監督。最新作『ほかげ』もその流れを汲む作品だ。理不尽で凄惨な“戦争”という愚行が、何を人間に及ぼしてきたのか。終戦直後の闇市を舞台に、市井の人々を見つめることで、その苛烈な事実を浮き彫りにしていく。 近年の塚本監督は何故このテーマで映画を作り続けているのか? 自主制作にこだわる理由とは? テーマに込めた思いから映画作りのスタンスまで、たっぷり話を伺った。 『ほかげ』あらすじ 火と、その揺れに合わせて姿を変える影。その影の中に生きる人々を見つめ、耳をすます。女は、半焼けになった小さな居酒屋で1人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。空襲で家族をなくした子供がいる。闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、ある日盗みに入った居
〈現代最高峰のジャズギタリスト〉の呼び声も高いジュリアン・ラージ。10代でゲイリー・バートンのグループに参加したのをはじめ、チャールス・ロイドやジョン・ゾーンらの大物と共演を重ねる一方で、ソロとしてのキャリアも確実に積み重ねてきた。ジャズの伝統に加え、ブルースやカントリーなど古いアメリカンミュージックからの影響も感じさせるスタイルは幅広い音楽ファンから支持されている。 2021年には名門ブルーノート・レコードから、ホルヘ・ローダー(ベース)、デイヴ・キング(ドラム)とのトリオでアルバム『Squint』をリリース。昨年はそのトリオにビル・フリゼールを迎えた注目作『View With A Room』を、そして今年は、同じ日のセッションからの未発表曲を集めた『The Layers』を発表した。そしてこのたび、『View With A Room』と『The Layers』をカップリングし、未発表テ
アメリカへようこそ (角川書店単行本) 作者:マシュー・ベイカー,田内 志文KADOKAWAAmazonこの『アメリカへようこそ』はアメリカの新進作家マシュー・ベイカーの初の短篇集の邦訳である。どうやらアメリカでは「注目すべきストーリーテラー10人」に選ばれるなど注目の作家のようだが僕は聞いたことがなく、SFの短篇集らしいという前情報だけで読み始めたのだけど、これが読んだらたまげてしまった。 扱っている題材はマインドアップロードから犯罪をおかすと記憶を消される世界の男の話まで奇想系まで様々なのだが、とにかくその筆致、語りは誰かに似ているようで似ていない、オリジナルなもので、他で体験できない心地よさが残る。「これまで意識したこともなかった領域に言葉で触れた」とでもいうような短篇群で、その良さがうまく表現できないのだが、だからこそたまげたのだ。単純明快でわかりやすい作品ではないが、その分、文の
マシュー・ベイカー『アメリカへようこそ』(田内志文訳 KADOKAWA)は、<奇妙な味>風味の強い短篇集。SF、ファンタジー、ホラー、時には普通小説など、ジャンルは様々ながら、奇想天外でユーモラスな作品が収められています。現実の政治や制度、習慣にファンタスティックなひねりを加えた作品も多く、現代アメリカ社会を諷刺している要素も強いようですね。 一篇一篇にボリュームがありますが、それが一三篇もあって、約五〇〇ページという分厚い本ながら、読ませる作品集になっています。 「売り言葉」 辞書の勝手な転載を防ぐため、架空の「幽霊語」を作るのが仕事の辞書編纂者の「僕」は、弟のスチュアートと共に、妹が置いていってしまった甥のクリストファーと姪のエマの面倒を見ていました。近所に住む悪童ネイトがエマに嫌がらせを繰り返したことから、エマは暗い性格になってしまいます。ネイトに復讐を考える「僕」とスチュアートは車
マシュー・ベイカー『アメリカへようこそ』(田内志文訳)を読みました。 ↓の写真でもわかるように、ファンキーでいかした面構えのマシュー・ベイカーは、Variety誌によって「注目すべきストーリーテラー10人」にも選出された、アメリカの新進気鋭の若手作家である。(訳者あとがきより) この『アメリカへようこそ』には、13の物語が収められている。 どの作品もいわゆるリアリズム小説ではないが、〈奇想〉と括るにはあまりにもリアルであり、〈寓話〉と見做すにはあまりにもおさまりが悪い。悪夢のような現実、現実のような悪夢というのが近いだろうか。これは悪い夢にちがいないと覚醒している自分が眠っている自分に言いきかせるような感覚。 以下に一編ごとの感想を書いたので、どれかひとつでも気になる物語があれば、ぜひ手に取って読んでみてほしい。 ◎売り言葉 辞書編纂者である「僕」が、妹が置いていった娘、つまり姪のエマを守
なぜ宗教ははじまり、なぜ人間に必要とされたのか 『宗教の起源――私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』ロビン・ダンバー著(白揚社)を読みました。 タイトル通り、なぜ宗教は発生し、なぜ人間は宗教を必要とし、宗教の本質とは何なのかを明らかにしていく本です。 かなり面白かったので、今回ブログでも紹介したいと思います。 1. 人類学や心理学、脳科学から宗教を分析する 本書の筆者はロビン・ダンバー氏はイギリスの進化心理学者、人類学者で、もともと霊長類行動の研究者だった方です。 猿やチンパンジーの研究をする延長線上で、同じ霊長類ということで人間の進化の研究に携わるようになりました。 その中で筆者は宗教がどう人間社会や人間自身の発達に関わってきたのか、そしてなぜ人間には宗教が必要だったのか、という点に関心を持ちました。 本書はこれまでの彼の数々の研究や著作をもとにまとめられた本です。 そのため宗教へのア
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