久々にまじめに、大記事を書いてみます。 Lifehaking.jpさんの未来の自分にメモを送るタイムマシン、Tickler File の応用という記事を読み、最後の『デジタルだけではどうしてもできない隙間を埋めてくれる Tickler File の使い方、ほかにもいろいろありそうですが、他にも「こう使ってるよ」という例はありますか?』という一言に触発されて、私が行っているTODO管理法を書き記してみます。とりあえず『43Tabs」と呼んでいます。 私はミニマルなアナログTODOシステムを模索していました。 デスクワークの際に突然思い付いたTODOを記録するために、iCalやその他スケジュール管理ソフトを起動したり、ブラウザを立ち上げてGoogleカレンダーにアクセスしたりしているうちに、当のTODOを忘れてしまうということがあるからです。 そこで、とりあえず手近にあるメモ用紙やRHODIA
前回は、情報カードの書き方について説明しました。今回は、情報カードをどのように蓄積し、運用するかについて解説していきます。 PoICでは、頭に浮かんだ順にカードを書き、そのままドックに放り込んでいきます。これを、「時系列スタック法」と呼びます。情報蓄積法としては、最も自然な(そして原始的な)方法です。 PoICでは、頭に浮かんだ順にカードを書き、そのままドックに放り込んでいく(時系列スタック法) 「時系列」とは? 単に「時系列」と言った時、そこには二種類の意味が含まれています。まずは、この二種類の時系列の違いを確認しておきましょう。 絶対時系列 一つ目の時系列は、「みんなに共通の時系列」です。例えば、私はある日の朝、街路樹が紅葉をし始めたのに気付き、同じ日の夕方、オフィスに友人が訪ねてきたとします。 当然、二つの出来事は、 ある日の朝、街路樹が紅葉をし始めたのに気付いた(R1) その日
はじめに 今回は、情報カードの書き方について説明します。PoICのカードの書き方は、一種の「作法」のようなものです。これに慣れると、カードを書くのに何の迷いもなくなります。 フォーマット PoICで書くすべてのカードには、共通するフォーマットがあります。方眼カードの上から3ブロック分がヘッダ、それより下がボディ(本文)となります。ヘッダには、アイコン、タイトル、タグ、タイムスタンプを書きます。 カードは情報の種類に応じて、記録、発見、GTD、参照のいずれかに書き分けます。この4種類のカードを「4カード」と呼びます。アイコンとタグは、この4カードに対応しています。 記録、発見、GTD、参照のアイコン PoICのアイコンは、それぞれ、丸、電球(ひらめき)、四角(チェックボックス)、帽子(頭の上にある何か)をデザインしたものです。アイコンを使うことで、情報の種類を瞬時にとらえることができ
月の裏側では、宇宙人が地球侵略の前線基地を密かに建設している――。そんなSFがあったような、なかったような。しかし筆者の机の裏側は、表からは見えないところで密かに改造され、机上侵略のために日々整備が進んでいる。その“主力装備”の1つがこの付せんだ。 これは、付せんと専用のディスペンサーのセット。このディスペンサーは、裏面に両面テープが付いていて、自分の手の届く距離にある壁面に固定して使用する。付せんは互い違いに貼り合わせてあり、ティッシュペーパーのように1枚引くと次の1枚が出てくるようになっている。サイズは77×77ミリ(縦×横)とメモやアイデアなどちょっとした内容を書くのに丁度いい。 筆者は、このディスペンサーを机の天板の裏に貼り付けている。位置的にはデスク上に置いたマウスの真裏あたりで、逆さまに貼り付ける格好だ。このディスペンサーは、上下の向きに関係なく機能するので、右手を机の天板の下
2007年の気になる手帳を使ってみる――リンクアップ式の「高橋書店 フェルテ7」:リレー連載・今日から始める手帳選び(4) モールスキンにマンスリーカレンダー手帳を挟み込む方式で定着している私が「それでも他の手帳を試してみたい」と思ったきっかけは、健康管理でありました。 すこぶる健康なのですが、家庭料理研究家という仕事柄、普通の人よりも食べる機会が多く、体重管理は重要課題なのです。スケジュール管理のほか、食事、体重、運動量(歩数計)もそれぞれ記録したいと、ちょっと欲張りに可能性を探りながら、前回購入した3冊に加え、1冊の「ダイエットダイアリー」を追加購入し、実際に使ってみました。今回は前回購入した3冊のうち、「高橋書店 フェルテ7 <黒>」のリポートです。 4つに区切られたリンクアップ式 高橋書店(「手帳の高橋」として知られています)が毎年行っている「手帳大賞」から生まれたのが「リンクアッ
前回は、PoICが生まれるまでの経緯とエッセンス、そしてこれが完全にアナログのシステムであることを紹介しました。今回は、PoICを始めるのに必要な道具を紹介しましょう。 情報カード 5x3 方眼 PoICでは、頭に浮かんだアイディア・身の回りの情報を捕獲・収集するメディアとして「情報カード」を使います。 情報カードには様々な種類がありますが、ここでは、5x3サイズ・方眼の情報カードを使用します。方眼の縦線・横線は、文字や絵を書く時に良い目安となります。PoICでは、カードの再利用性を高めるために、書き方を規格化します。これは方眼のカードを使った時に、一番簡単できれいに書けます。 方眼の情報カードは、コレクトとライフから発売されています。それぞれの違いは、グリッド間隔(5mmと6mm)とグリッドの色(ライトブルーとグレー)です。入手性や好みで好きな方を選んで下さい。 ドック 書いた情報カード
近年のGTD、Lifehackの出現と相まって、情報カードやモレスキンといった、アナログ・ツールの使い方が議論されるようになりました。Lifehack.org、2ちゃんねる、Flickrでは、その具体的な使い方について、日々情報交換がなされています。 GTDと情報カード David Allenは著書「Getting Things DONE」(2001)の中で、後に「GTD」と呼ばれるタスク処理法を提唱しました。David Allenがその本の中で明らかにしたことの一つは、「頭の中のことを紙に書き出して処理しても良い」ということでした。David Allen が、頭の中を全て書き出すメディアの一つとして挙げたのはアナログ・メディアの「カード」でした。 その後、Marlin MannはGTDとカードの具体的な組み合わせとして、Hipster PDAを示しました。5x3サイズの情報カード数枚
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