新型コロナウイルス感染防止に向けた「マスク飲食」の実施店を神奈川県が認証する制度を巡り、県は認証店の取り組みを評価する「県民モニター」の募集を25日に始めると発表した。 客として訪れる飲食店の感染対策を覆面調査する内容で、約200人を募る考えだ。 認証を受けるには、手指消毒の徹底など基本的な対策に加え、店側が来店客にマスク飲食の実施を説明するなど県独自の9項目の対策に取り組むことが条件。
新型コロナウイルスの感染防止対策として、食事中も会話の際はマスクを着用する「マスク会食」をPRしようと、黒岩祐治知事は8日、横浜中華街(横浜市中区)で啓発のチラシを配布した。昼時に訪れた会社員や観光客らに「飛まつが飛び交わないよう、マスクを付けたまま会食しましょう」と呼び掛けた。 県職員や横浜中華街発展会協同組合の関係者約10人とともに、マスク会食を紹介するチラシやマスクなど約500セットを配布。県は会食前に新しいマスクに交換し、食べ物を口に運ぶ際だけマスクを外す「マスク会食」を推奨している。 チラシを受け取った男性会社員(31)は「『マスク会食』という言葉は知っているが、面倒なのでやったことはない。会食自体を減らしている」と説明。黒岩知事は記者団に「言葉はかなり浸透していると思った。啓発活動を積み重ね、飛まつが飛び交わない形での会食が広まることが大事だ」と述べた。
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