かんぴょう卸の野沢商店(上三川町多功、野沢道夫社長)は29日までに、いずれも本県が生産量日本一のかんぴょうとイチゴを材料にしたまんじゅう「かんぴょうといちごのハーモニー♪」を発売した。消費者に人気の高いイチゴとの組み合わせで、伸び悩む個人向けかんぴょう需要の掘り起こしを狙う。 同商店によると、業務用のかんぴょう需要は比較的安定しているが、土産物店を通じて販売する同商店主力の個人向けは「調理法が分からない」といった理由で消費者が敬遠する傾向が強いという。同商店が「手を掛けずに気軽に食べられるものを」と三宝製菓(鹿沼市村井町)に提案し、「ハーモニー」を共同開発した。 3ミリ角に刻んだかんぴょうを練り込んだあんこでイチゴクリームをくるみ、さらに外側を白生地で包んだ。同商店は「あんこの甘みとイチゴの酸味が調和し、かんぴょう独特の食感がある」という。 小売価格は20個入りが1050円(税込み)