衆院本会議に臨む(右から)菅義偉首相、河野太郎行政改革担当相、田村憲久厚生労働相=国会内で2021年4月20日午後1時6分、竹内幹撮影 国民に直接関わる大切な問題なのに、なぜこんなにも分かりにくいのか。新型コロナウイルスのワクチンの確保状況を巡り、政治家の説明が混乱を招いている。菅義偉首相は19日、米ファイザー社に追加供給を求め、「9月までに(全対象者分が)供給されるめどが立った」と明言。ワクチン担当の河野太郎行政改革担当相も18日にテレビ番組で「(ファイザー社と)実質的に合意した」と述べた。一方、田村憲久厚生労働相は20日の参院厚労委で「合意書を交わしたわけではない」と2人の発言に反するともとれる答弁をした。これに対し、野党側からは発言の根拠を問う質問が相次ぎ、ネット上でも「信用できない」「あいまいでよく分からない」と批判の声が上がっている。【和田浩明/デジタル報道センター】 菅首相「9