これは”偶然の一致”といえるのだろうか。 発着枠拡大で3月30日から羽田空港国際線が増便されるのを踏まえ、日本航空(JAL)は1月22日に2014年度の路線計画を発表した。ANAホールディングス(ANA)では、先駆けて昨年12月に国際線の路線計画を発表しているが、これとJALの計画がほぼ同じなのだ。 JALの計画では、すでに週7便を飛ばしている羽田―シンガポール、 羽田―バンコクについて、それぞれ週14便に倍増させる。また、羽田―ロンドンの路線を新規で週7便開設し、羽田―パリについては、深夜早朝の発着を昼間時間帯に変更する。 これはANAの増便や開設計画の中にある、羽田―シンガポール、羽田―バンコク便の増便、羽田―ロンドン、羽田―パリの新規開設と同じ。しかも、それぞれの羽田発路線のダイヤを比べると、数十分の差しかなく、各路線が真っ向から競合する格好になる(図表参照)。 似通っているのは、そ