3年前、父親から相続した遺産のうち無記名の割引金融債を隠して、相続税8000万円余りを脱税していたとして、東京都内の60歳の男が東京国税局から告発されました。 無記名の金融債は購入者が特定されないため申告されないケースも多く、国税当局は監視を強めることにしています。 告発されたのは東京・豊島区に住む写真家で、3年前に88歳で亡くなった男性の60歳になる長男です。 関係者によりますと、長男は母親ときょうだいの家族4人で5億円近い父親の遺産を相続しましたが、このうちおよそ2億7000万円分の無記名の割引金融債を隠して申告しなかったということです。東京国税局は8000万円余りを脱税したとして、長男を相続税法違反の疑いで検察庁に告発しました。 かつて長期信用銀行などが発行していた割引金融債は、店頭で手渡しでも販売されていたため購入者が特定されず、申告されないケースも多いということです。 平成に入る
個人事務所が名古屋国税局の調査を受け、約7500万円の申告漏れを指摘されて以後、芸能活動を休業していたタレントの板東英二(73)が10日、大阪市内のホテルで会見し、「ご迷惑おかけしました」と謝罪した。問題発覚から約1年。沈黙を保ってきた板東がこの問題で公式に語るのは初めて。 【写真】申告漏れの板東氏が高木監督を激励「そろそろ仕事をしないと」 会場となった小宴会場には約100人の報道陣が詰めかけ、10台以上のテレビカメラが並び、新聞、テレビ、ワイドショースタッフが集まった。 板東は緊張した表情で午後2時、弁護士と共にグレーのスーツ姿で入室。深々と頭をさげた。 起立したまま「このようにお集まりいただき、ありがとうございます。あの報道より10カ月の歳月が過ぎました。お騒がせをし、ご迷惑おかけしたことをお詫び申し上げます。報道の折にはショックで、冷静に判断する精神状態になく、部屋にこもって考
先日、マンション建設大手の長谷工コーポレーションが東京国税庁の税務調査を受け、2012年3月期までの3年間に約25億円の所得隠しを指摘されていたことが報道されました。経理ミスを含めると、申告漏れは総額30億円超といわれています。 また、別のニュースでは、サッカー・アルゼンチン代表であり、FCバルセロナに所属するリオネル・メッシ選手の脱税疑惑が浮上。スペイン税務当局は、脱税容疑でメッシと父親を告発したところ、メッシ側は修正申告を行い、500万ユーロ(約6億6500万円)を税務署に支払ったそうです。 このように、企業のみならず、著名人のニュースなどでもたびたび耳にする「所得隠し」と「申告漏れ」と「脱税」。いずれも、納税の義務を怠り、不正を働いたケースで使用されていますが、いったい何がどう違うのでしょうか? 「単なるミス」か「わざと」か 本題に入る前に、まずは納税の基本的な仕組みについておさらい
インターネット掲示板「2ちゃんねる」の元管理人・西村博之氏(36)が、同掲示板を管理・運営する権利を海外法人へ「譲渡した」と公表した2009年以降も、同掲示板の広告収入約3億5000万円を受け取っていたことが関係者の話で分かった。 西村氏はうち約1億円について、東京国税局から申告漏れを指摘されたという。譲渡後も同掲示板と密接な関係だったことが、金銭面から裏付けられた。 西村氏が自身のブログで2ちゃんねるの譲渡を公表したのは09年1月。譲渡先とされたのは、シンガポールに法人登記されていた「パケット・モンスター社」だった。同年6月に出版した著書「僕が2ちゃんねるを捨てた理由」では「管理人を外れ、アドバイザーもしくは単なるユーザーになった」などと記していた。
世界トップレベルの技術で「痛くない注射針」を開発したことで知られる東京の金属加工会社が、取り引きを装って架空の経費を計上していたとして、東京国税局から1億円を超える所得隠しを指摘されていたことが関係者への取材で分かりました。 所得隠しを指摘されたのは、東京・墨田区にある金属加工会社「岡野工業」です。 この会社は、先端の直径が僅か0.2ミリで、刺したときに痛みを感じにくい注射針の開発に成功し、日本の物作りを代表する技術を持つ会社として知られています。 しかし、関係者によりますと、取引先と示し合わせて自動車部品を発注したように装い、代金を渡したうえでその多くを還流させる手口を繰り返し、架空の経費を計上していたということです。 このため東京国税局は、おととしまでの5年間で1億円を超える所得隠しを指摘し、重加算税を含めおよそ4900万円を追徴課税しました。 岡野工業の社長は、「取引先の問題で部品の
【アテネ時事】イタリアからの報道によると、ミラノ地裁は19日、ダミー会社を使って約10億ユーロ(約1280億円)を脱税した罪に問われた高級ファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」を経営するドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナ両被告に禁錮1年8月と50万ユーロ(約6400万円)の罰金支払いを命じた。 両被告は直ちに上訴した。刑が確定するまでは収監されない。求刑は禁錮2年6月だった。 2人はルクセンブルクにダミー会社を設立し、2004、05年に脱税したとして起訴された。判決では脱税額は約2億ユーロ(約256億円)と認定、検察側が主張した額を大きく下回った。 ドルチェ&ガッバーナは米国の人気歌手ビヨンセさん、マドンナさんも愛用している。
川本 源司郎(かわもと げんしろう、1932年 [1](昭和7年)3月1日 - )は、日本の実業家。銀座や中洲、小倉などに「丸源ビル」の名称で多くの雑居ビルを所有していた。日本の億万長者の1人であった[2]。 人物[編集] 1932年、福岡県小倉市(現・北九州市)の呉服屋「丸源」に生まれた[3][4]。子供のころの夢は「金閣寺に住みたい」であった[5]。 地元小倉の私立常磐高等学校を卒業。慶應義塾大学経済学部を中退し家業を継ぐ[4]。もうけの大半を不動産に投資[4]。高度経済成長による不動産価格の高騰で莫大な利益を上げ、貸しビル業に乗り出す[4]。 呉服屋を廃業後、1960年に飲食ビル賃貸業に転じる[3]。家具付きで飲食店を貸し出す手法が人気を博し、事業は順調に伸び、福岡の中洲に進出する[3]。 1972年には東京へ進出する[3]。2年後の1974年には、当時は飲食ビルが少なかった銀座の目
世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの日本語訳で知られる翻訳家の松岡佑子さん(62)が同シリーズの翻訳料収入をめぐり、東京国税局から04年分までの3年間で35億円を超える申告漏れを指摘されたことが分かった。松岡さんはスイスに居住しているとして日本で申告していなかったが、実際には生活の本拠が日本にあり、申告が必要と認定されたとみられる。追徴税額は過少申告加算税を含め7億円を超える模様だ。 松岡さんは課税処分を不服として異議申し立てを行う一方、スイス居住者と認めてもらうため、日本とスイスの国税当局による相互協議を申し立てたとされる。 関係者によると、松岡さんは当時、「ハリー・ポッター」を邦訳し日本で出版する権利を持つ出版社「静山社」(東京都新宿区)の代表取締役を務める一方、同社から翻訳業務を請け負い、巨額の翻訳料を得ていた。 01年7月、スイス・ジュネーブ市にマンションを購入し、東京
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