将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」の第2局が名古屋市で行われ、挑戦者の菅井竜也八段(31)が藤井聡太六冠(20)に勝ち、1勝1敗の五分に戻しました。 「叡王戦」五番勝負は、タイトルを持つ藤井六冠に菅井八段が挑み、初戦は藤井六冠が勝利して、続く第2局が23日名古屋市のホテルで行われました。 対局は、先手の菅井八段が序盤に飛車を横に移動させる得意の「振り飛車」を見せ、その後は互いに「穴熊」戦法で守りを固める展開となりました。 藤井六冠が先に持ち時間を使い切り、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となる中、菅井八段が徐々にリードを広げ、午後6時前、115手までで藤井六冠が投了し、1勝1敗の五分に戻しました。 「叡王戦」第3局は、来月6日に名古屋市で行われ、勝った棋士がタイトルに王手をかけることになります。