既存の研究船では北極域の観測は夏季のみに限られていました。 総トン数1万トン超えの大型砕氷船を建造 JAMSTEC(海洋研究開発機構)は、2021(令和3)年度から砕氷研究船(Research Icebreaker)の建造に着手します。 同船は北極域を研究するための専用船で、日本の研究船としては初めて砕氷機能を備えます。日本の気象などにも影響を及ぼす北極域の環境変化を調査するため、国際的な研究プラットフォームとしての運用も計画しているといいます。 拡大画像 日本初の砕氷研究船のCGイメージ(画像:JAMSTEC)。 JAMSTECによると、建造予定の砕氷研究船は、全長128m、全幅23m、喫水8m、総トン数1万3000トン、乗員数は99名とのこと。速度3ノット(約5.56km/h)で厚さ1.2mの連続砕氷能力を有するとしています。 また研究・観測用に、船には大型の気象レーダーやドローン(U