将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」の第2局が名古屋市で行われ、挑戦者の菅井竜也八段(31)が藤井聡太六冠(20)に勝ち、1勝1敗の五分に戻しました。 「叡王戦」五番勝負は、タイトルを持つ藤井六冠に菅井八段が挑み、初戦は藤井六冠が勝利して、続く第2局が23日名古屋市のホテルで行われました。 対局は、先手の菅井八段が序盤に飛車を横に移動させる得意の「振り飛車」を見せ、その後は互いに「穴熊」戦法で守りを固める展開となりました。 藤井六冠が先に持ち時間を使い切り、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となる中、菅井八段が徐々にリードを広げ、午後6時前、115手までで藤井六冠が投了し、1勝1敗の五分に戻しました。 「叡王戦」第3局は、来月6日に名古屋市で行われ、勝った棋士がタイトルに王手をかけることになります。
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局(主催:産経新聞社)が6月28日に東京・将棋会館で行われました。挑戦者の藤井聡太七段が渡辺明棋聖に先勝して迎えた第2局は、90手で藤井七段が勝利。連勝で初タイトル獲得まであと1勝としています。 先手番の渡辺棋聖の戦型選択は、第1局と同じく矢倉でした。第1局で敗れた戦型を改めてぶつけるところに気合いを感じます。 それに対し、後手の藤井七段は序盤から細かい工夫を見せます。それは5筋の歩を突かないというもの。従来の矢倉では、角を△3一角~△6四角と使うために△5四歩と突くのが当たり前でした。ところが藤井七段は早々に△3一角と引いたものの、一向に△5四歩と突きません。これでは角が使えないままです。素人目にはすぐには意味が分かりません。 渡辺棋聖は▲4六
△31銀は全く浮かんでいませんでしたが、受け一方の手なので、他の手が上手くいかないから選んだ手なんだろうというのが第一感でした。50分、58分、29分、23分という時間の使い方と△31銀という手の感触からは先手がいいだろう、と。 5分くらい眺めたところでは▲79玉で互角はある、▲25銀で決まってたりしないかな、と思ってましたが、読み進めていくうちに▲79玉△46歩は少し悪いのか、▲25銀は△46桂で負けだ、となって28分考えて▲79玉とした時点では「形勢は悪いけど持ち時間の差でひと勝負」という気持ちでした。 △87歩と垂らされたところで「あれ、全然粘れない」となって、あと数手指したら、もう大差になっていました。 感想戦では△31銀の場面は控室でも先手の代案無しということでしたし、控室でも同じように意表を突かれたと聞いて、そりゃそうだよなと納得したんですが、いつ不利になったのか分からないまま
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