『鎌倉殿の13人』(NHK総合)第44回「審判の日」。後鳥羽上皇(尾上松也)の計らいにより、源実朝(柿澤勇人)は右大臣に叙されることとなった。政子(小池栄子)や実衣(宮澤エマ)たちが実朝の栄達を喜ぶ中、鎌倉殿への野心に燃える公暁(寛一郎)は三浦義村(山本耕史)のもとを訪れ、「明日、実朝を討つ」と練り上げた計画を語る。 物語序盤で、義時(小栗旬)と源仲章(生田斗真)が対峙する場面があった。仲章は朝廷と鎌倉の橋渡し役として存在感を高め、義時の前に立ちはだかる。仲章は義時に、頼家(金子大地)とその子・一幡(相澤壮太)の死の真相を聞いたとかまをかけた。動じない義時だが、その目は苛立っている。義時が「そなたの目当てはなんだ」と問うと、仲章は自信ありげな顔つきで「望みはただの一点。人の上に立ちたい」と答える。仲章は義時の上に立ったような口ぶりだ。仲章が自信に満ちた表情を崩さぬまま義時にぐっと近づいて、