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日本オワタ論と燃え上がるノブオの木に関するgeorgewのブックマーク (20)

  • 日本は「変な国」になってゆく - 池田信夫

    きょうEconomist誌の記者の取材を受けました。彼の疑問は「日経済がやるべきことは、ずっと前からわかっているのに、なぜちっとも前に進まないのか?」ということなのですが、答に困りました。Economist誌(あるいは経済学者)にはわかりきったことでも、そういう問題が問題と認識されないことが日の問題なのだ、ということをあらためて認識したので、英文ブログにまとめました。 たとえば労働市場を柔軟にしないと非正規雇用の問題は解決しないということは、東京支局長の彼から見ると自明の理で、労働市場の改革はイギリスの労働党でさえ取り組んだテーマです。ところが民主党は派遣労働を禁止しようとしているというと、彼は「民主党は何を考えているのか。連合のエージェントなのか」。労働市場が日経済のボトルネックになっているという認識は、彼も共有しているようです。 「資市場はどうか。もう規制はほとんどないのに、企

    日本は「変な国」になってゆく - 池田信夫
    georgew
    georgew 2009/08/09
    Economistの常識が正しいとはかぎらないけど、そういう考え方が日本ではほとんど理解されていなくて > 日本の政治家でEconomist誌ぐらいチェックしている人が何人いることか...
  • 総務官僚たちの夏 - 池田信夫 blog

    産業政策を礼賛する番組を、50年前の昔話だと思ってはいけない。総務省は7月3日、「電波新産業創出戦略」なるターゲティング政策を打ち出した。それによれば、上の図のように2015 年までに5つの電波利用システムを実現し、2020 年までにさらにこれを高度化・発展させることが不可欠である。すなわち、これらシステムごとの周波数配分・研究開発推進の連携施策を5つの「電波新産業創出プロジェクト」として創設し、2010 年代の新たな電波利用システムの実現を推進するエンジンとして位置づけるとのことだ(強調は引用者)。この審議の過程では、経産省からさえ「役所が周波数や技術まで決めるのは時代錯誤だ」として、周波数オークションの導入を求める意見がパブリック・コメントの原案に書かれたが、それも無視され、100年前と同じ命令と統制(command and control)によって、総務省が最適な技術と業者を選んで電

    georgew
    georgew 2009/07/10
    この「電波新産業創出戦略」が実現すると、日本の電波産業はGMのようになるのではないか > ウゲェー、勘弁してよ...
  • 発散する財政赤字 - 池田信夫 blog

    消費税を2019年までに12%に引き上げる必要があるという「骨太の方針」の原案が論議を呼んでいるが、これでも大甘の見通しだというのがIMFの見立てだ。Economistによれば、図のように日の政府債務は主要国で群を抜いて最悪で、保有金融資産を差し引いたネット債務でもイタリアと並ぶ。 2014年には債務はGDPの2.3倍以上にふくらむので、プライマリーバランスの赤字(現在は85%)を半減させるだけでも、GDP比14.3%の増税が必要になる。これを消費税だけでまかなうと、約6%の増税になる。いいかえれば、消費税を5年後に17%に増税しないとプライマリーバランスは黒字にならないのだ。これは政治的にはきわめて困難なので、先送りしていると、最終的には北欧なみの25%ぐらいに上げる必要が出てくるだろう。 こういう「重税国家」を避けるには、政府の無駄を省くのがベストだが、そういう政策が効果的に実施

    georgew
    georgew 2009/06/12
    債務不履行の宣言 > 大幅増税は政治的に困難だからケツ捲くるというのは十分考えられる。やっぱり日本(国)はもうダメ、かね????
  • 梅田望夫氏の開き直り - 池田信夫 blog

    梅田氏のインタビューが、あちこちで話題になっている。私が一番ひっかかったのは、次の部分だ:ただ、素晴らしい能力の増幅器たるネットが、サブカルチャー領域以外ではほとんど使わ[れ]ない、“上の人”が隠れて表に出てこない、という日の現実に対して残念だという思いはあります。そういうところは英語圏との違いがものすごく大きく、僕の目にはそこがクローズアップされて見えてしまうんです。この「残念」な状況を作り出した大きな原因は、はてなである。梅田氏が「バカなコメントが多い」といったように、匿名による悪罵が「上の人」を萎縮させて、日のウェブのレベルを下げているのだ。その結果、アメリカのブログは著名人が既存メディアの枠を超えてリアルタイムで議論する場になり、大手メディアに対抗する存在になりつつあるのに、彼も嘆くように日のブログはますます劣化している。 私は、これは「日文化」だとは思わない。それは戦

    georgew
    georgew 2009/06/04
    残念はてブ元凶説。diggもslashdotも匿名ユーザ大半だから匿名批判は的外れと思う。取締役梅田氏の無為批判は同感。今回の氏への批判/皮肉は立場的なものが大きいという印象。
  • 「安心・安全」はタダではない - 池田信夫 blog

    今週の経済財政諮問会議で配布された民間議員の提言は、これまでの成長重視路線から「安心保障政策」へと大きく舵を切っている。国民背番号(安心保障番号)や負の所得税(給付つき税額控除)の提案は注目されるが、全体として所得再分配の話ばかりで「活力との両立」に配慮された形跡はない。 安心・安全な社会にしようという話に反対する人はいないが、安心はタダではない。すべての失業者を安心させるのは、ある意味では簡単だ。在職中の賃金と同じ失業手当を、政府がすべての失業者に永遠に支給すればよい。これが問題の解決にならないことは明白だろう。重要なのは安心を最大化することではなく、そのメリットとコストのトレードオフの中から何を選ぶかという意思決定である。 「非正規等の失業者が経済危機の荒波を最も受けている」ことは事実だが、彼らの状況はこの提言にいう「生活支援給付」によっては解決しない。新卒で一括採用し、そこで失敗

    georgew
    georgew 2009/05/23
    諮問会議がそれに迎合し、活力を無視して安心だけを強調し > 諮問会議 = 官僚のプロパガンダ制作機関
  • キンドルDX - 池田信夫 blog

    アマゾンのキンドルの大型版が発売された。これはもしかすると、絶滅危惧種の活字メディアを救うかもしれない。それなのに、日ではハードウェアもコンテンツも入手できない。他の電機メーカーもこういう商品をつくれない。もう日はだめなのか・・・

    georgew
    georgew 2009/05/08
    日本ではハードウェアもコンテンツも入手できない。他の電機メーカーもこういう商品をつくれない > 自分も斯様な絶望を感じたのだが過渡期ゆえまだ勝負ついたは言えない、と信じたい...
  • 希望について - 池田信夫 blog

    19日の記事には驚くほどの反響があり、出版化の話まで来た(さすがに無理なのでお断りしたが)。コメントも150を超え、延々と議論が続いている。2ちゃんねるでもスレが立ったようだが、いつものシニカルな反応が少なく、共感する声が意外に多い。日の閉塞状況の深い部分を、この記事が期せずして突いてしまったのかもしれない。 そのキーワードは「希望」のようだ。救いのない状況に置かれたとき、人は「今ここにないもの」に希望を求める。古代ユダヤ教が故郷をもたないユダヤ人に信じられたのも、ウェーバーが指摘したように「救いは現世ではなく来世にある」という徹底した現世否定的な性格のゆえだった。キリスト教が激しい弾圧に耐えてローマ帝国の貧民に広がり、最終的に国教になったのも、この世の終わりがまもなくやってきて、現世で救われない者ほど来世で救われるという教義のためだった。 近代において社会主義が強い影響力をもつのも

    georgew
    georgew 2009/04/24
    転職すると生涯収入は5000万円以上減る。起業してもうかると、東京地検特捜部がやってくる > 悲しみを通り越して笑えるのよ、この図式ってのは(苦笑)。
  • 日清戦争─「国民」の誕生 - 池田信夫 blog

    きのうNHKで「プロジェクトJAPAN」というシリーズの「プロローグ」を放送していた。スペシャルドラマ「坂の上の雲」を中心として、日の近代史を追う3年もの長大なシリーズだ。プロローグだけで2時間半もあるが、資料フィルムで教科書的な話をなぞるだけで退屈なので、途中で消した。 今どき、司馬遼太郎で近代史を語るセンスはいかがなものか。日清・日露戦争までは日がアジアを指導した栄光の歴史だが、1930年代以降は軍が暴走した、という彼の歴史観では、日の近代を統一的にとらえることはできない。軍だけを悪者に仕立てるご都合主義は、いまだに大江健三郎氏のような幼稚な歴史観として根強く残っている。 こうした歴史観を「自虐史観」として批判し、近代を「国民の物語」として描こうとしたのが「新しい歴史教科書をつくる会」の人々だったが、彼らは逆に司馬史観の栄光の歴史の延長上で昭和の戦争を描いただけだ。よくも悪く

    georgew
    georgew 2009/04/05
    今も昔も日本のメディアに共通する特徴は、多様性の欠如である > ある意味旗色を鮮明にしていない不偏不党の負の側面と思われ。お上情報垂れ流しの金太郎飴。
  • 実録・連合赤軍 - 池田信夫 blog

    若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が、日映画批評家大賞の作品賞を受賞した。若松さんには昔、仕事でちょっとお世話になったので、まずはおめでとう。 しかし映画の出来は、残念ながらそれほどのものとはいいがたい。若松さんの連合赤軍への「思い」が過剰で、彼らを客観的に突き放して見ていない。特に最初の学生運動の経緯を資料フィルムで追う部分は、説明的で冗漫だ。殺し合いのシーンの演出も説明的でアップが多く、テレビのホームドラマみたいだ(ビデオ撮影というせいもあるが)。 最近の若者が見ると、こんな凄惨な殺し合いが行なわれたという事実に驚くようだが、私が大学に入ったのはこの事件の翌年で、東大駒場では2年間に5人が内ゲバで殺された。そのうち4人が私と同じサークルだったので、この映画の世界は他人事ではない。なぜそういうことが起こったのかもよくわかる。それはこの映画で美化されているような崇高

    georgew
    georgew 2009/04/04
    今、日本の会社はほとんど連合赤軍状態だ。浅間山荘のような袋小路に入り込んでにっちもさっちも行かない > これはなかなかシュールな喩えだ(苦笑)。
  • ヘリコプター・マネーという愚民政策 - 池田信夫 blog

    定額減税が、2兆円の「給付金」という珍妙な形で行なわれることに決まった。これは経済学でよく冗談でいわれる「ヘリコプター・マネー」をほとんど文字通り実行する漫画的な政策である。 あなたが市役所に行くと、1世帯4万円のクーポン券をもらえる。これが他人の金だったらうれしいだろうが、その財源はあなたの税金だ。「埋蔵金」を使うなどというのはまやかしで、そのぶん国債の償還財源が減るのだから同じことだ。つまり4万円の税金で4万円のクーポン券を買うだけなので、あなたが合理的ならバラマキ財政政策に効果はない――というのが中立命題としてよく知られている理論だ。 しかし実証的には、この理論は厳密には成り立たない。それは人々が近視眼的で、将来の課税より現在の現金の価値を高く評価するからだ。朝三暮四というやつだ。つまりバラマキ政策は、国民が猿のようにバカであればあるほど効果の大きい愚民政策なのである。 だが先

    georgew
    georgew 2008/10/30
    戦慄を覚える。しかしこれで自公政権への支持が増えるとはとても思えない。
  • リチャード・クーは地底人か - 池田信夫 blog

    カエルの面に小便という言葉があるが、あらゆる経済学者から小便や大便をかけられても、同じようなバラマキ政策を主張するリチャード・クー氏の脳は、両生類以下なのだろうか。しかし朝日新聞(23日4面)によると、彼が「麻生太郎氏の経済政策の理論的支柱」だというから驚いた。クー氏は、日の90年代を「失われた10年」ではなく、バラマキ政策の成功した「輝ける10年」としてこう評価するのだ:お金を使うのが大好きな自民党が与党だったおかげで、お金を使った結果、財政赤字に陥ったが、もし国が借金してでもお金を使わずにいたら日のGDPは今よりはるかに低く、失業者は何倍も多くなった。この論理は、いしいひさいちの「地底人と最底人」という漫画に似ている。地底にはあほな地底人が住んでいるが、その下にはさらにあほな最底人が住んでいるのだ。クー氏が言っているのは、「わしは博打で100兆円負けたあほな地底人やけど、もっとあほ

    georgew
    georgew 2008/08/26
    コメント欄に「私はリチャード・クーとミラーマンと森永卓郎で日本3大偽エコノミストと呼ばせてもらっています」とあったが、激しく同意。虫唾が走る。
  • リストマニア - 池田信夫 blog

    アマゾンに読者のつくった「リストマニア」というのがあって、けっこう役に立つが、Rolling Stone誌がこれまで彼らのつくったリストをリストアップしている。彼らの選んだベストソングは、なんとCSNYの"Ohio"。編集部の高齢化が心配だが、これは私のベストソングでもあるので、聞いてみてください。 この種のサイトとしては、音楽評論家Robert Christgauのサイトのほか、アマチュアのつくったRocklistやBest Ever Albumsもある。クラシックでは、Gramophoneのレコード評を集めたGramofileが有名だ。すべてを包括したリストとしては、All Music Guideが便利だ。 こういうリストを見ると、日の『スイングジャーナル』とか『レコード芸術』の推薦する「名盤」とほとんど重ならないことに気づく。日音楽雑誌はレコード会社の営業ツールになってしま

    georgew
    georgew 2008/07/05
    ラジオは音楽的には最悪のJ-POPで埋まっている > 同意同感。音楽もガラパゴス化してるってことか。
  • 「食糧自給率」の向上は食糧危機を悪化させる - 池田信夫 blog

    自民党の「米粉加工品を普及推進する議員連盟」が発足し、福田首相が糧危機に関連して「こういう内外情勢になると、糧自給率を上げることは国家戦略上の課題だ」とあいさつしたという。この点は民主党も同じで、「自給率100%をめざす」などと言っている。 しかし、この政策は論理的に間違っている。いま起こっている糧危機は、穀物価格の上昇である。以前の記事でも書いたように、高騰した小麦の国際価格でさえ、国内価格の約半分。米は1/3だ。自給率を高めるというのは、割高な国内穀物を増産することだから、価格高騰の対策にはならない。むしろ自給率(国内農家)を守るための補助金が、穀物の価格をさらに高くしているのだ。 では、供給の絶対的不足は起こるだろうか。1993年、米の凶作で260万トンの緊急輸入が行なわれたことがある。その原因は、減反政策で半分近い水田が休耕田になっていたためだ。普通に生産していれば、凶

    georgew
    georgew 2008/06/17
    ボトルネックになっているエネルギーを無視して穀物だけを自給しても、安全保障にはならない > 結局ここに行き着くんだよね。エネルギー資源なーんもないのに自活どころじゃない。
  • 平家・海軍・国連 - 池田信夫 blog

    今月はじめ、幸田シャーミン氏が国連広報センターの所長を辞任し、国連の「パワハラ」を告発する手記を『文藝春秋』7月号に発表したことをめぐって、騒動が持ち上がっている。国連側が反論し、幸田氏が再反論するなど、ワイドショー的な展開だ。 これで思い出したのは、かつて彼女と同じ職場(NHK報道局)にいたときのエピソードだ。彼女の出演する「海外ウィークリー」を担当していた同僚が、「原稿にふりがなをつける作業が大変だ」とこぼしていた。日語の能力以外にも問題があり、キャスターを3年でやめたあと、NHKでは使っていない。彼女の手記にも、2代前の高島肇久元所長(彼女の元上司)が「彼女を所長にしたら大変なことになるぞ」と警告していたと書かれているのだから、その忠告を聞かなかった外務省が悪い。 「海外ウィークリー」といえば、彼女の後任キャスターだった野中ともよ氏も、三洋電機がCEOにして失敗した。こういう間

    georgew
    georgew 2008/06/15
    無能者がデカイ面下げてると見るべきか、実に細かく権力が分散されていると見るべきか...
  • 人材鎖国 - 池田信夫 blog

    鎖国のリスクを指摘したのは野口悠紀雄氏だが、人材鎖国の問題もかなり深刻だ。コメントで教えてもらったが、NYタイムズまで、日IT産業からエンジニアが逃げていく問題を指摘している。 この10年で、日エンジニアの数は1割へった。特にITゼネコンは3K職場というイメージが定着してしまったため、優秀な学生は外資系を志望する。グーグルへの求職者は年間100万人を超えたが、富士通は2000人の求人でも1割の欠員が出た。それでも79%の日企業が「外人エンジニアを雇う気はない」という。厚労省は「15万7000人の外人エンジニア受け入れた」というが、アメリカでは780万人だ。日の受け入れ人数はシンガポールや韓国にも劣る。 結果的に、日のハイテク産業はアジアに拠点を移さざるをえない。日よりインドやマレーシアやタイのほうが優秀なエンジニアを低賃金で雇えるからだ。資鎖国を求める日経団連で

    georgew
    georgew 2008/05/21
    海外人材を受け入れるにしても日本語の壁は大きいよ。いわんや彼らにとっても。社内システムは一部除いて英語でも構わないとかいう考え方に変わらないと。
  • 日本の新聞サイトのリンクはなぜ切れるのか - 池田信夫 blog

    何度も書いたことだが、日の新聞社のサイトのリンクは、早ければ3日で切れる。ひどいのになると、朝日の社説のように"http://www.asahi.com/paper/editorial.html"という相対番地しかないので、日付が変わると内容が変わってしまう。しかも日の新聞社・通信社のサイトすべての記事でリンクが切れるのは、談合としか考えられない。 先日、asahi.comの編集委員に「なぜ日の新聞サイトには固定リンクがないのか」ときいたら、「有料データベースの営業からの要請で・・・」と言っていたが、リンクが切れたからといって、月額3150円+記事1に84円も払って読む人がいるとは思えない。それよりアクセスやリンクが減って広告単価が下がる負の効果のほうが大きいだろう。NYタイムズでさえ、アーカイブは原則無料になった。 最近はロイターの日語サイトが充実してきたので、リンクはなる

    georgew
    georgew 2008/04/30
    頭にくるのはbookmarkとかtrackbackの機能を付けておきながら結局リンク切れさせるところ。もうね、アホかと。
  • 知識デザイン企業 - 池田信夫 blog

    きのうの記事には、予想どおりアップル・ファンからたくさん批判が来たが、多くの人がしゃれだとわかってくれたようだ。「まぐれ」は誰にでもあるが、それを「当たり」として実現するには大変な才能と努力が必要だ。ジョブズの成功は、単なる偶然ではない。 ただジョブズをほめる話の多くが、生存バイアスの強い結果論であることは否めない。書もその域を出ないが、いまだに「ものづくり」や「すり合わせ」にこだわっている財界や役所の人々には読んでほしいものだ。 以前の記事でも書いたように、ITの世界では株主資主義には限界がある。奴隷制が禁止されているので、株主はもっとも重要な人的資をコントロールできないからだ (*)。したがって「企業は従業員のものだ」という日的経営にも一理あるが、そこで大事にしているのは個人ではなく、会社に忠実な「従業員」だ。そして従業員も、その会社が好きで一生いるわけではなく、やめても他

    georgew
    georgew 2008/03/06
    top-down integrityを重視し、市場分析や「すり合わせ」の無意味さを説く。企業経営にも実験的もといギャンブル的/確率的発想がより一層求められている、みたいね。
  • 原発・正力・CIA - 池田信夫 blog

    河野太郎氏の電波利用料の記事には、多くの怒りの声が集まっているようだ。しかし電波利用料の基準額は公表されているので、約35億円というのは、私が6年前のコラムに書いた通り、計算すればわかる数字だ。それにしても、なぜこんな巨大利権が半世紀以上にわたって維持されてきたのかを考える手がかりとして、書を紹介しておこう。 書では原発が中心になっているが、著者の前著『日テレビとCIA』とあわせて読むと、冷戦の中でメディアとエネルギーを最大限に政治利用した正力松太郎という怪物が、現在の日にも大きな影響を残していることがわかる(これは『電波利権』にも書いた)。正力は暗号名「ポダム」というCIAのエージェントで、米軍のマイクロ回線を全国に張りめぐらし、それを使って通信・放送を支配下に収めるという恐るべき構想を進めていた。 この「正力構想」はGHQに後押しされ、テレビの方式はアメリカと同じNTSCに

    georgew
    georgew 2008/02/26
    民放に比べればNHKは随分とマシな存在だと私も思う。
  • 資本主義はインサイダー取引である - 池田信夫 blog

    きのうのインサイダー取引についての短い記事には、予想以上に多くのアクセスが来て、当ブログはgooのアクセスランキングで第1位になってしまった。しかしコメントなどを見ても、「お上が悪いと決めたことは悪い」と繰り返す人が多い。そういう人には前の記事のリンク先を読んでもらうとして、深刻なのはこうした過剰コンプライアンスが、政府が「もはや一流ではない」と宣告した日経済を三流、四流に転落させることだ。 インサイダー取引を規制すべきではないという議論は、昔からある。50年前にそういうを書いたHenry Manneが最近、その後の議論を総括しているが、それによれば、彼に寄せられた批判のうち唯一、理論的に意味があるのは、短期で売買するデイトレーダーのような人々は、インサイダー取引で損をする可能性があるということだ。 逆にいうと、長期保有する普通の投資家にとっては、インサイダー取引のメリットのほうが

    georgew
    georgew 2008/01/21
    資本主義の本質は額に汗して働くことではなくだれも知らない情報を見つけて鞘をとること > グローバル金融経済で一層この傾向が強まってると感じるが、モノツクリ一辺倒の日本はアレルギー反応丸出し。
  • フリーターを「正規雇用」に - 池田信夫 blog

    「丸山眞男をひっぱたきたい」の反響は、単行が出てようやく世の中に広がってきたようだ。ちょうどDankogai氏からTBが来たので、あらためてこのむずかしい問題を考えてみたい。 Dan氏の表現を私なりに言い換えると、赤木氏の表現はあまりにも否定的で、自分の置かれた状況を肯定するパワーが欠けているということだろうか。たしかに歴史的には、フリーターは「非正規雇用」ではなく、20世紀初頭までは技能をもつ職人が腕一で職場を転々とするのが当たり前だった。請負契約を蔑視するのも間違いで、これは産業資主義時代のイギリスでも19世紀の日でも「正規雇用」だった。しかし第1次大戦後、重工業化にともなって工程が大きな工場に垂直統合され、職工を常勤の労働者として雇用する契約が一般的になった。いわば資主義の中に計画経済的な組織としての企業ができたのである。 だが今、起こっているのは、この過程の逆転だ。か

    georgew
    georgew 2007/12/18
    労働雇用市場の丸裸完全金融市場化は経済(学)的には正論と思うが、殺伐とした労働者や経営者のモラール低下等々経済にも波及しうる副作用が読めない所に恐ろしさが潜む。それともそこから再スタートしてみる??
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