名古屋市千種区春里町の無職森外茂子(ともこ)さん(77)が殺害された事件で、愛知県警に殺人容疑で逮捕された名古屋大の女子学生(19)の自宅アパートから複数の薬品が押収されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。毒性の強い「タリウム」が含まれている可能性があるという。女子学生は調べに対し「子どものころから人を殺してみたかった」と供述しており、県警は押収品の鑑定を進めるとともに、薬品を入手・保管していた目的も調べる。 捜査関係者によると、薬品は女子学生が森さんを殺害した名古屋市昭和区の自宅アパートに保管されており、販売が制限されている毒劇物が含まれている可能性がある。劇物のタリウムは法律で十八歳未満への販売が禁じられている。 女子学生は昨年四月、自分の短文投稿サイトに「薬局での品物取り寄せは日常茶飯事よ」と書き込み、十一月には「硫酸タリウムの半数致死量は1g(成人男性)だろ?」「未開封の硫